投稿者 エイドリアン 日時 2005 年 6 月 10 日 12:03:09: SoCnfA7pPD5s2
(回答先: Re: ててすとん2 投稿者 エイドリアン 日時 2005 年 6 月 09 日 12:54:04)
【2005年6月1日 JPL Cassini-Huygens News Release(1) / JPL Cassini-Huygens Multimedia Images(2) / (3)】
土星探査機カッシーニから届けられる最新画像の公開が相次いでいる。その中で、土星最大の衛星タイタンの赤外線観測で捉えられた謎の斑点、土星の大気による屈折で折れ曲がったように見える環、電波観測で得られた土星のリングの細部を鮮明に見せてくれる画像を紹介する。謎の多い土星だが、着実に新たな発見が増え、日々貴重なデータが蓄積されている。
▼ タイタンに謎の斑点
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タイタンの斑点の画像。上下画像共にクリックで拡大 (提供:NASA/JPL/Space Science Institute) |
赤外線による観測で、直径500kmほどの斑点が捉えられた。可視光、赤外線の両方で見る
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タイタンの斑点の画像。上下画像共にクリックで拡大 (提供:NASA/JPL/Space Science Institute) |
赤外線による観測で、直径500kmほどの斑点が捉えられた。可視光、赤外線の両方で見ることができる斑点は、これまでこの衛星で発見されたどんな斑点よりもはっきりしていて、明るく、また時間と共に場所を変えることもない。
▼ 折れ曲がる土星の環
右側にある土星の大気によって、折れ曲がって 見える土星の環の画像。クリックで拡大(提供: NASA/JPL/Space Science Institute) |
この画像では一見土星の環が折れ曲がっているが、これは土星の大気による見かけの現象だ。真空中と土星の大気中で光の進み方が異なるのでリングから発せられた光がカッシーニに届くまでに屈折したのである。これを空気と水に置き換えれば、地球上でもおなじみの現象である。▼ 電波で捉えた環の細部構造
電波観測による土星の環の画像。クリックで拡 大(提供:NASA/JPL/Space Science Institute) |
カッシーニによる初の土星の電波観測から、リングに存在する粒子の大きさなどが明らかにされた。公開された画像中のリングの色は、粒子の大きさを表している。5センチ以下の大きさの粒子が少ない領域が紫、5センチと1センチ以下の粒子が含まれる領域がそれぞれ緑と青に着色されている。写真で白く写っている領域は、粒子があまりに集まっているため電波による撮影ができなかった部分である。他の画像と合わせて考えると、どうやら土星の環は、どの領域も様々な大きさの粒子が集まってできていて、大きい物で数メートルになるようだ。カッシーニ最新画像:タイタンの謎の斑点、折れ曲がる土星の環、電波で捉えた環の細部構造
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