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(回答先: 伊丹駅から事故現場まで、平均120キロで走行 (読売新聞) -カーブの直前まで130km/h程度で走行か 投稿者 乃依 日時 2005 年 4 月 27 日 19:38:00)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000081-mai-soci
<尼崎脱線事故>急ブレーキで「せり上がり脱線」か
兵庫県尼崎市久々知のJR福知山線塚口―尼崎駅間で、快速電車が脱線、線路脇のマンションに先頭車両などが衝突した事故で、電車がカーブに制限速度を約30キロも上回る速度で進入し、その直後に急ブレーキをかけたため車輪がせり上がって脱線した可能性が出てきた。車輪内側の突起「フランジ」とレールが激しく接触して摩擦が生まれるためで、「せり上がり脱線」と呼ばれている。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会のメンバーは複数の要因があった可能性を示唆しており、県警は脱線直前の運転動作についても慎重に調べを進めている。
フランジは脱線防止のため、左右の車輪の内側に設けられている。専門家によると、カーブ区間でブレーキを作動すると遠心力のかかる外側の車輪のフランジとレールの側面との間で急激に摩擦が生じ、車輪がレールからせり上がることがある。
今回の事故では、複数の乗客が「カーブ付近でブレーキがかかり大きく揺れた」などと証言。現場は右カーブで制限速度は70キロだが、5両目の列車に設置されたモニター制御装置の分析でカーブに入った時点で時速100キロ前後だったことが既に判明している。その数秒後に急ブレーキがかかっており、カーブで猛スピードのまま急ブレーキをかけたため車輪がせり上がり、カーブ外側への遠心力で列車ごと脱線した可能性があるという。
カーブで非常ブレーキをかけると、車輪がロックされ、脱線する可能性があることがわかった。JR西日本が27日の会見で明らかにした。今回の事故との関連を調べている。
車輪がレールからせり上がって脱線したケースでは、乗客5人が死亡、64人が重軽傷を負った00年3月の営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線脱線事故がある。事故後、運輸省(当時)の事故調査検討会の調査で、車輪がレールをせり上がって脱線したことが判明。車輪重量のアンバランスが最大の原因となって車輪とレールの間で摩擦が生じ、さらに他の要因も重なって事故に結びついたとされている。
(毎日新聞) - 4月27日15時5分更新