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(回答先: ニッポン放送 フジに新株予約権 ライブドア比率、大幅低下へ (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 24 日 05:10:03)
企業価値の維持で決断
ニッポン放送が新株予約権という新たな手法でフジテレビの完全子会社となる選択をしたのは、「企業価値の維持」と「マスコミとして担う高い公共性の確保」(亀渕昭信社長)のためだ。
通常は株主が変わっても会社の価値が大きく変わることは少ない。しかし、亀渕社長は「ライブドアが親会社になった場合はフジサンケイグループからの支援がなくなり、企業価値が下がる」と説明する。
ニッポン放送は、子会社であるポニーキャニオンとの音楽・映像事業やフジテレビと組んだイベント事業などを展開し、その収益にはフジサンケイグループの総合力が大きな貢献をしている。「こうしたイベント事業のほとんどはフジサンケイグループの共催や主催。それらがなくなるだけでも大変なダメージだ」(亀渕社長)という。
また、公共性の確保という観点も今回の決断のポイントだ。亀渕社長は「ライブドアによる当社株式の大量取得の手法は、透明性と公平性を確保すべしという公開買い付け規制の趣旨に明確に違反すると考えており、このような手段を躊躇(ちゅうちょ)なく用いるライブドアが、当社の支配株主となることは、マスコミとして担う公共性と両立しないと判断した」と話す。
今回のフジサンケイグループの対抗策は、あくまでも企業防衛が目的で、仮に株式公開買い付け(TOB)が不調に終わった場合でも予約権行使により、ニッポン放送の株式の過半数を握ることができる万全の体制を目指したといえる。
三月二日に設定されたTOBの期限を待たず、今回の決定を行ったことに対し、ライブドア側は予約権の発行差し止めの仮処分を申請する可能性が強いが、フジテレビの日枝久会長は「われわれは受けて立ちます。司法の場で、(ライブドアによるニッポン放送株の取得方法などを含め)全体として判断されるだろう。それを問いたい」としている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24iti002.htm