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パレスチナ議長選:
アッバス氏勝利宣言 歴史の転換点
【ラマラ(ヨルダン川西岸)樋口直樹】9日投開票のパレスチナ自治政府議長選で、マハムード・アッバス・パレスチナ解放機構(PLO)議長(69)は同夜、ヨルダン川西岸ラマラで、各種の出口調査結果に基づき勝利を宣言した。同調査によれば、66%以上の得票率になる見込み。昨年11月に死去したアラファト前議長の後継者に和平派のアッバス氏が決まったことで、パレスチナは歴史の転換点を迎えた。
イスラエルとの和平交渉の再開に期待が集まる半面、政府改革や反体制派イスラム原理主義勢力の抑制など、アッバス氏にとって内外に重要な課題を抱えてのスタートとなる。
パレスチナの調査機関や大学が発表した出口調査によると、アッバス氏の得票率は66〜70%で、2位の人権活動家、ムスタファ・バルグーティ氏(50)の19〜24%に大差を付けた。中央選管によると、投票率は少なくとも66%に上る見通し。
アッバス氏は「この勝利を殉教者であるアラファト氏の魂と、すべてのパレスチナ人に捧げたい」と勝利宣言、「困難ではあるが、国家独立という目標に到達したい」と述べた。
高い投票率と得票率は、イスラエル軍による長期の武力封鎖を受けて、パレスチナ社会で和平待望論がひときわ高まっていることを示している。
自治政府議長選は96年以来9年ぶり2回目。選挙には7人が立候補していた。アッバス氏は前議長の死去に伴いPLO議長に就任、最有力候補とみられてきた。
毎日新聞 2005年1月10日 20時32分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050111k0000m030057000c.html