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(回答先: Re: パレスチナ議長選の投票始まる 日本などから選挙監視団 (朝日新聞) 投稿者 はまち 日時 2005 年 1 月 10 日 21:56:51)
されている。国際監視団はEUの監視チームが突出して大きく、16の地域を二人ずつのチームで監視するなどシステマチックに対応している。それに対し、アメリカはボランティア中心のアドホックな体制のよう。ラジオではしきりにカーター元大統領が選挙監視参加のため到着したというニュースを流している。またガザ地域の選挙監視はアメリカは危険が大きいとしてギブアップしたとのこと。
選挙監視で問題なのは、リスクの高いガザと複雑な問題を抱えた東エルサレム地域であろう。東エルサレム問題は領土問題を含む複雑な要素を内包している。東エルサレムまでを含むエルサレム全体を自国の首都とイスラエル側は主張しているのはご存知のとおり。壁(分断壁)も遠く離れた地域ではそれほど深刻でなくても(すでに北部では囲い込みの建設が完了したのと情報あり)、エルサレムにその建設が近づけば近づくほど、センシティブな問題が表面化してくる。東エルサレム内(J1)での投票は(小生の理解では)、東エルサレム有権者5367人(?!)が5ヶ所の郵便局(郵便箱)に投票するという一種の不在者投票のような形式をとる。それが出来ない者は東エルサレム郊外(J2)の投票所に直接行って投票することになるが、はたして選挙人名簿に名前が記載されているのか、記載されていなかったら現場の混乱をどう解決するのかなど課題山積。郵便局での投票に、パレスチナ側は立会い人を出さず、イスラエル側(イスラエル人、イスラエル国籍のパレスチナ人、ドルーズ派住民)だけが立会い、その用紙と結果をパレスチナ側のアブディスへ運ぶというプロセスになる。こんなことで公正な選挙ができるのかと驚くが、これがエルサレムの現実。これに国際社会がしっかり監視してほしいとの要求がでている。
選挙活動にも各所で批判がでていて、TV広告は圧倒的にアブアッバス氏が多く、それにバルグッティ氏がついでいるようだが、どうしてそんな巨額のTVコマーシャルがうてるのか、何しろ選挙資金のチェックが行われていないので問題だとの批判もあるとのこと。
6時より、アブディスにてDFLPのタイスール・ハーレド候補にインタビューすることができた。同候補の主張概要は次のとおり。
「現在、選挙戦を戦っているが、イスラエルの選挙キャンペーンへの干渉に困っている。キャンペーンに車が活用できなかったり、出来ても選挙要員を同乗させられなかったりする。何よりも「壁」が障害であり、パレスチナ内の100ヶ所