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(回答先: 女児のランドセルや服、小林容疑者「記念に」と保存(読売新聞) 投稿者 ニーチェ 日時 2005 年 1 月 05 日 14:41:24)
殺された女の子の写真を見せたろか」。連れ去った女児の画像や再度の“挑戦状”をメールで送りつけた卑劣な犯人は、画像を自慢げに知人に見せていた。奈良市の女児誘拐殺人事件で30日、奈良県警にわいせつ目的誘拐容疑で逮捕された毎日新聞販売所店員、小林薫容疑者(36)。怠惰な仕事ぶりで幾度も職場を解雇された「携帯電話マニア」の周辺からは、100以上のポルノ動画を集めるなど、〈ゆがんだ素顔〉が浮かび上がった。
報道陣が待ち構える中、奈良西署へ入る小林容疑者を乗せた車(中央)=30日午後3時17分、本社ヘリから
■コレクター
小林容疑者が行きつけにしている奈良県河合町の新聞販売所近くの複数の飲食店では、11月17日の事件発生から10日ほど過ぎたころから、携帯電話の画面に映った女児とみられる写真を客らに見せる小林容疑者の姿が見られるようになった。
「ネットにあったんや」。小林容疑者が男性客(66)に差し出した携帯電話の画面には、女児の写真があった。
小林容疑者が店に顔を出し始めたのは今夏ごろから。いつも1人、座るとすぐに携帯電話を取り出した。中には100以上のポルノ動画があり、うち60以上は幼児を撮影したものだった。
■生い立ち
小林容疑者は大阪市住吉区生まれ。3人兄弟の長男で、小学校時代、母親が死亡し、プロパンガスなどの販売店を経営する父と祖母の手で育てられた。人と話すのが苦手で、教室で1人で過ごすことが多かった。家計を助けるため、大阪府内の私立高校に入学後も新聞配達を続けた。
高校卒業後、大阪市内の飲食店に勤めたが、長続きせず、20歳を過ぎて、女児へのわいせつ事件を繰り返し、服役した。
出所後、産経、朝日、読売の新聞販売店を転々とした。滋賀県内の読売新聞販売店には今年6月から約1か月半勤務。仕事の態度が悪く、正式採用前に店が解雇した。
今春まで住んでいた大阪市内のマンション近くのスナックの女性店長(62)は「いつもメールをしていた」と話し、出会い系サイトで知り合ったという女性の写真を見せられた。女性従業員が、ツケにしていた約10万円の飲み代を請求すると、「ないものを払えるか。おまえらの子どもも全部殺したろか」と脅した。
■偽装
逮捕された30日早朝、小林容疑者は、販売所に届いた「不審人物浮かぶ」と報じた30日付の毎日新聞を配達した。携帯の画像を見せびらかすなどしたため周囲に犯人と疑われており、小林容疑者は「これで疑いが晴れる」と同僚に話したが、配達直後、捜査員に連行された。
小林容疑者が重ねた〈偽装〉は、犯行直後から始まっていた。
「おととい、おれ、この店に飲みに来ていたから、アリバイあるよな」。行きつけの飲食店で、事件を報じるテレビを見ながらつぶやいた。従業員は、11月17日夜にも小林容疑者が来店したことを思い出した。遺体発見は18日未明。アリバイ工作のための来店だった可能性がある。
行きつけの飲食店で、従業員に女児が写ったと見られる携帯電話の写真を示し、「おれにも別れた妻との間に小学1年の娘がいる。誘拐されて殺害された女児とは同い年。人ごとじゃない」と心配するそぶりをした。しかし、県警の調べでは、小林容疑者は戸籍上は結婚したことはない。
◆GPS携帯逆探知、勤務先を絞り込む
逮捕の決め手は、女児から小林容疑者が奪った「全地球測位システム」(GPS)付きの携帯電話の位置を“逆探知”するハイテク捜査と、地道な聞き込みという伝統的な捜査手法を融合させた結果だった。
母親らの携帯電話に2度目の脅迫メールが送りつけられた今月14日、県警はGPS機能を駆使し、発信元の女児の携帯電話が小林容疑者の勤務先付近にあることをつかんだ。その誤差は約5メートルの範囲という精度だった。県警はこの地域に捜査員約120人を投入して集中的に聞き込み捜査を実施し、小林容疑者を割り出した。
( 2004年12月31日付 読売新聞 無断転載禁止)ゴメソ