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(回答先: 提灯記事ですか・・・・ 投稿者 hou 日時 2004 年 11 月 11 日 07:29:29)
この前の経済の記事納得していただけましたか?それはおいといて↓
ちょっと車に詳しい最悪!がご説明させていただきます。お呼びでないって?
「アクセルを踏む」に注目してもらえば分かりますが、日本は信号が多く、加減速の時間が長いので、必然的にアクセルを踏む機会が多くなります。ところが希薄燃焼エンジンは出力の調整がうまくいきません。希薄燃焼領域での(連続した)空燃費の調整(変化)がうまくいかないからです。つまり、アクセルを踏んでも空燃費が変化しないので力が出ず、いらだったドライバーが余計にアクセルを踏むと、パワーを出そうとするため今度は燃料を一気に多く吹いてしまいます。ちょうど電気のスイッチをオンオフするかのごとくになります。そのため燃費が悪いだけではなく、車の姿勢がぎくしゃくし乗り心地も良くありません。ヨーロッパでは加減速の機会がそれほどないので、欠点があまり問題にはなっていないのでしょう。
また希薄燃焼エンジンはその性質上燃焼室の形状が理想とはかけ離れた形状にならざるを得ず、そのため完全燃焼せず煤(!)が出たりしてしまいます。エンジンは煤だらけになり壊れてしまいます(誇張ではなく可能性は高い)。耐久性試験を全くしていないからこういった製品を市場に出してしまったのでしょう(GDIエンジンに限らず一連のリコールでは、耐久性試験を行ってれば通常発見される欠陥が次々と明らかになっている。従って今後もリコールが続出する可能性が高い。三菱自動車の製品は買ってはいけない)。
製造コストは、ピストンの形状に工夫が必要なことや、煤対策のためのピストンリングの強化や、燃料インジェクターが燃料の射出圧力や燃焼室の圧縮膨張圧力や熱衝撃に耐える必要があるためケースを金属の塊から機械加工(削り出し)で作るなど、普通のガソリンエンジンの場合は必要ないことを行わなければならないため、エンジン全体としては非常に高くつくはずです。
GDIエンジンは機能的にもコスト的にも欠陥エンジンです。
ちなみにGDIを引っ込め始めたのはダイムラーが資本参加してからです。ダイムラーはGDIの「世界初」というフレーズに対し非常に怒っていましたし(本当の世界初は、1954年発表のメルセデスベンツの300SLに搭載されたエンジンである)、何より欠陥エンジンを放置するわけには行かなかったからです(リコール対象になりうる欠陥を抱えている。しかしリコールの届出はなされてはいない。なぜ?)。
GDIに限らず三菱自動車に見るべき技術はありません。JPモルガンは新生銀行のときのように債権に瑕疵担保特約をつけて三菱自動車をわざと潰すつもりでは?でないとみすみすドブに金を捨てるようなモノですから。
ちなみにhouさん引用のところはかなり問題のある評論家の記事なので、参考にはなりません。