現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産37 > 671.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: あくまでも、顧客満足度に合わせた品物を市場にだせるかどうか? 投稿者 hou 日時 2004 年 11 月 14 日 19:09:14)
言及の無いところはご理解いただいたと仮定して・・・
前述でトヨタをけなしていますが、トヨタが凄いところは、生産技術とコスト管理ですね。バランスが絶妙です。一般消費者が車に望む条件とは、そこそこの技術と絶対的な信頼性、それとコストですね。トヨタの持っている長所は一般消費者が望むものと完全に一致しています。それがトヨタの車が売れている理由なのでしょう。逆にマツダは技術は凄いのですが他が劣るため、一般消費者の支持を得てきませんでした。
トヨタがF1に参加するのはヨーロッパでの知名度とイメージのup(だから技術力の誇示ではない。それはフェラーリも同じ)と聞いています。ヨーロッパでは我々が想像する以上にモータースポーツの影響は大きいのです。特に日本企業の場合はそうです。なぜなら、ヨーロッパの消費者が車を買う際には、まず自国のメーカー、それから自国以外のヨーロッパのメーカー、それでも気に入った車が見つからないときにそれ以外のメーカーと、視点を移していきますので、トヨタなどは最初から眼中に無かったわけです。F1の前はWRCに参加していましたが、悪質なルール違反を犯したので、企業イメージは逆に悪くなってしまいました。F1は来年が正念場だと思います。来年結果が出なければ、ヨーロッパでのトヨタの戦略が全てご破算となります。その危機感があるから大金を払ってラルフ・シューマッハ(ミハエル・シューマッハの弟。実績は十分だが大怪我の治療中で体が完全に元に戻るか分からない)を引き抜いたのです。
話を三菱自動車に戻して。前述のGDIエンジンに使う燃料インジェクター、トヨタの技術者が見て曰く「無駄が多い形ですね」。製品として出してくる車も稚拙な設計が目立ちますし、コストを落とすあまり基本性能さえ大きく落としてしまっています。パジェロに固執した結果の需要予測の誤りと巨額のローンの焦げ付き、および信頼性・安全性の無視。一向に進まないリコール修繕と、危険な車の放置。はっきりいって三菱自動車は何もかも駄目です。優秀な人間の多くは既に他社に移籍したと聞きます。今更抜け殻となったこの会社に投資する意味があるのか、甚だ疑問ですね。ですから今回のJPモルガンの投資は、JPモルガン側に絶対に損が出ないような契約条項があるのでしょう。アメリカのハゲタカが良くやる手です。
PS:そういえばF1は来年かさ来年かにルールの変更があって、エンジンの排気量が2.4Lになるが、弱小チームは今の3Lのままでよいと言っていた。0.6Lも違えば技術力では埋め切れないぞ。ひょっとしてトヨタが政治的工作でもしたのか?