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ほりえもんに問題があるにしても、日本では右翼からも左翼からも、まず何よりその内容以前に既存の秩序を壊すことが許せないと考えている者が多いように思う。
私は日本人であって、韓国人朝鮮人ではない
私は右翼であって、反日左翼ではない
私は左翼であって、右翼ではない
私はフジテレビの社員だ
私はテレビ朝日の社員だ
私は学会員だ
私はオウム信者だ
私は・・
一糸乱れぬ軍隊的帰属がないと、落ち着かない。
日本の左翼は60〜70年代でもマルクス・レーニン主義が強く、先進国では珍しく極左が多く、内ゲバが沢山見られた。普通、左翼で内ゲバをするような極左が多いのは、フィリピン、スリランカ、ペルーといった第三世界なのであって、他の先進国は同じマルクス派でもラジカル派やリベラル派・社民派・環境派が多い。右翼でも血統的な民族主義や国家主義が強い日本と違い、アメリカでは自治主義が強いリバタリアンが多い。日本では個人主義よりも軍隊的な集団主義・全体主義が性に合う人が多い。新しいものよりも古くからの価値観に重きが置かれる。日本人は白人なら、アメリカ人よりはドイツ人、ドイツ人よりはロシア人に近いものがあると思う。今、必要なのは集団的テーゼへの集団的アンチテーゼではなく、集団依存症候群の日本から意識的脱出なのかも知れない。