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(回答先: Re:三木谷の影!? フジ−楽天の幻の提携交渉とは… 投稿者 かずや 日時 2005 年 4 月 20 日 00:34:42)
ライブドア・パートナーズは従業員ゼロだった!
ニッポン放送買収だけが目的の会社
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005042001.html
ニッポン放送の争奪戦で“和解”したフジテレビとライブドアの合意内容で、改めて注目されるのが、保有するニッポン放送株ごとフジに670億円で買収される「ライブドア・パートナーズ」(LDP)という会社の存在だ。2月8日の時間外取引でも、ニッポン放送株取得の主力を担った。実態を探ると、LDPは、堀江貴文社長(32)が言う「想定」の源泉で、その“虚業の手腕”が見えてくる。
【従業員ゼロ】
ライブドアのホームページなどによると、LDPの事業内容は「投資顧問」「証券投資信託委託」で、昨年10月に設立された。代表者はスティーブ・ポング氏なる人物。当初はライブドア本体の100%子会社だったが、今年2月、組織変更に伴い、100%孫会社となった。
驚くのは、資本金1000万円ながら、従業員が「ゼロ」なのだ。
ライブドアのIR担当者は「代表者は『ファイナンス事業部』に所属する社員です。設立目的は、ニッポン放送株買収だけというわけではない」と説明するが、M&Aに詳しい公認会計士の磯崎哲也氏は「設立時期から考えて、ニッポン放送を買収するという特定目的のための会社だったのでしょう。買収株を別会社に保有させることで、株式の転売以外にも、会社ごと売却したり、株式交換を利用したりなど選択肢が広がるメリットがあります」と分析する。
【IT長者の実像】
今回のケースだと、ライブドアは本体が約17.6%、LDPが32.4%のニッポン放送株を買い集めた。株式だけをフジに売却しても、すでに3月末で確定済みの議決権はライブドア側に残ったままになる点を、会社ごと売ることにより委任状不要でクリアした。
単純に本体で全株を抱える場合より使い勝手がいいわけだ。こんな結末になるのも「想定内」のLDP活用だったのか。
ライブドアが、こうした複雑なストラクチャーを選んだ理由にこそ、同社の虚業ぶりが垣間見えてくる。
経済評論家の大濱裕氏は「一般論」と前置きし、昨今のIT長者の特質について「実は彼らの多くは文系出身で、かつてのホンダやソニーのように技術力で付加価値を生むテクノベンチャーでなく、商人といった方がふさわしい。財務内容や収益が伴わなくても、情報格差の中で“ITの寵児”という幻想を振りまき、過剰な評価を受けて資金を集める。また、株式分割や株式交換による買収、自社グループ内での株式の持ち合いなどの金融テクニックを駆使して高株価を演出し、さらなる資金流入を誘う。でも、彼らも会社に実体がなく、いずれ株価が下がることを自覚しているから、M&Aに走るのです」と話す。
【実体づくり】
大濱氏は続けて、「つまり、M&Aに積極姿勢を示すことで“成長神話”を維持し、その間に、買収会社の資産や収益性を取り込み、実体のある会社への変貌を急ぐ必要がある」という。
ライブドアの場合、昨年9月期の売上高309億円のうち、53%に当たる165億円を投資銀行業務などが占め、ITの本業であるソフトウエアやネットワーク事業を合算しても30%以下にすぎない。
営業利益ベースだと、全体で86億円(内部消去前)の63%の54億円が金融事業だ。IT企業を名乗るなら、まだまだ“虚業”を脱していないのは明らかだ。それでも、投資ファンドとしては、フジ相手に400億円強を儲けてみせた。
前出の大濱氏は「IT企業が錬金術を駆使するビジネスモデルは米国の模倣にすぎない」と喝破する。なるほど、LDPというペーパーカンパニーを使ったトリッキーな手法は、“虚業”の栄えある証しかもしれない。
ZAKZAK 2005/04/20
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