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(回答先: Re:ライブドアのニッポン放送株 フジに全株売却 和解調整案 業務提携を委員会協議 投稿者 かずや 日時 2005 年 4 月 16 日 15:32:02)
ライブドア:堀江氏、社内で孤立 側近「和解」に転向
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050419k0000m020154000c.html
ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビジョンの対立は18日、両社が提携する和解の形で決着した。しかし、資本提携は期限付き、業務提携の具体策は先送りという中身を伴わない妥協の産物と言える。「インターネットと放送の融合」を掲げながら、同放送株を手放したライブドアにとっては、株の高値買い戻しを求める「グリーンメーラー」(乗っ取り屋)のレッテルを張られかねない苦渋の選択。主戦論を唱え続けた堀江貴文社長が「挫折」ともいえる和解に動いた背景には何があったのか。【ニッポン放送株問題取材班】
和解発表会見の席上、ライブドアの堀江社長は「想定の範囲内だ。目標としていた業務、資本提携が実現した」とライトを浴び、汗を光らせながら答えた。
堀江社長が目標だったフジへの経営参画をあきらめる和解へと舵(かじ)を切ったのは、4月4日の臨時取締役会だった。
ニッポン放送の株を大量取得してから、ライブドアの基本路線は、同放送の経営を握り、インターネットと放送の融合を模索しながら、フジと資本・業務提携を目指す「主戦論」だった。
だが、4日の取締役会で、堀江社長の片腕として、企画と財務を支えてきた熊谷史人取締役と宮内亮治取締役らが和解を強く主張。「主戦論は堀江社長だけ」(ライブドア関係者)となった。「決して言い負かされない男」と評された堀江社長が方針転換を強いられた瞬間だった。
直接のきっかけは、ソフトバンク・インベストメント(SBI)の北尾吉孝最高経営責任者(CEO)の登場だ。北尾氏は3月24日、フジ、ニッポン放送と組み、新興企業に投資するファンド設立を発表。SBIは関係強化を名目に、同放送が保有するフジ株を借り受け、フジの筆頭株主に躍り出た。「大人の解決の知恵」を公言する北尾氏の登場は「想定外」(堀江社長)だった。
「本丸」のフジの買収対抗策もライブドアの予想を上回る早さだった。フジは、配当の増加や新株発行枠の設定などを次々と打ち出した。ライブドアによる買収観測が高まっていたこともあり、フジ株は市場で急騰し、買収のハードルはより高くなっていた。
こうした中、ライブドアに、フジとの形式的な資本・業務提携を模索する和解論が台頭する。フジにライブドア株を持ってもらい、業務提携案を詰める代わりにニッポン放送株を売却する内容。「グリーンメーラー」の汚名を浴びる危険性はあるが、資本・業務提携で上辺を取り繕う収拾策だ。
ライブドアは、同放送に役員を派遣する株主提案を提出するかどうかの方針決定を迫られた。ライブドアの株価も下降線をたどり、社内の突き上げを受けた堀江社長の主戦論は退けられた。
◇フジ側も高い代償
フジ側にとって、ニッポン放送の完全子会社化にかかる費用は、ライブドアの登場で当初計画の約1700億円を大幅に上回る約2220億円にふくれ上がる。フジは高い代償を払った格好だ。日枝久会長の責任を問う声が出る可能性もある。
フジは3月までの株式公開買い付け(TOB)で既に約470億円を支出した。今回の合意でライブドアに対しニッポン放送株の取得に1033億円、出資分で440億円の計1473億円を支払う。これ以外に村上世彰氏の投資ファンド(村上ファンド)などが持つ残るニッポン放送株の取得に277億円をかける。
フジがライブドアに出資する440億円には、ライブドアがフジとの業務提携交渉を進めるために得た「人質」の意味が込められている。業務提携がうまくいかなければ、ライブドアの株価が下がり、フジが手にしたライブドア株の価値も下がるためだ。ただ、提携内容は具体化していない。3社で検討し、半年以内に結論を出したいとしているが、実のあるものになるかどうかは未知数だ。
毎日新聞 2005年4月19日 1時46分
パシリモンにとっては想定の範囲内ではなく”想定外”だったかもね。
少なからずネット情報が影響したのは言うまでもない