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(回答先: 外務政務官が封鎖批判 米軍ヘリ沖国大墜落事故【琉球新報】 投稿者 swanslab 日時 2004 年 8 月 16 日 20:30:09)
県警検証なく機体撤去 米軍ヘリ沖国大墜落
我如古公民館近くに落ちたヘリのローターらしき部品をクレーンでつり上げ、トラックに乗せる米軍関係者=16日午前11時15分ごろ、宜野湾市我如古
米軍ヘリ沖国大墜落事故で在沖米海兵隊は16日午前、県警の現場検証が行われないまま墜落機の回収作業を開始した。強硬的な米軍の検証や回収に、県民から強い反発の声が上がっている。さらに在沖米海兵隊は17日にも、普天間飛行場で、事故機と同型機以外の飛行訓練を再開する方針で、事故発生から間もない時期に訓練を再開する米軍に対し県民の憤りが高まっている。宜野湾市議会は17日にも抗議決議案を可決するほか中部の市町村議会、名護市議会なども抗議決議や意見書提出を行う見込み。
沖国大敷地内の機体の回収作業は16日午前、周辺の木々の伐採が行われた。宜野湾市我如古ではローターと見られる部品の回収作業が行われた。
米軍ヘリ沖国大墜落事故を受け、宜野湾市議会をはじめ本島中部の市町村議会や名護市議会などは16日午前、基地関係の特別委員会を相次いで開き、抗議決議の可決に向けて動きだした。
宜野湾市議会(伊佐敏男議長)の基地関係特別委員会(桃原功委員長)は、抗議決議案と意見書案を審議、17日にも臨時議会を開いて可決することを決めた。要求項目は(1)普天間飛行場の早期返還(2)住宅地上空での飛行訓練停止(3)被害の徹底調査と誠意ある補償(4)事故原因の徹底究明と県民への速やかな情報開示(5)すべての米軍航空機の一斉点検、整備―など。あて先は、意見書が首相、外相、防衛施設庁長官、那覇防衛施設局長、県知事。抗議決議は在日米軍司令官、在沖米四軍調整官、在沖米総領事。
議員からは「人的被害があった場合、地位協定でどこまで市民の安全を守れるのか不安」などと意見が出された。
名護市議会(宮城義房議長)は16日午前、米軍ヘリ沖国大墜落事故を受け、同事故に抗議する意見書案の提出などを協議するため軍事基地等対策特別委員会(渡具知武豊委員長)を開き、17日にも臨時議会を招集し、事故原因の究明や安全対策、住宅地域での飛行停止を求めることを盛り込んだ抗議決議と意見書案を可決することを確認した。
具志川市議会も午前中に全員協議会で対応を協議。午後にも臨時議会を開いて、抗議決議案を可決する見通し。沖縄市も午前10時から基地に関する調査特別委員会を開いた。
浦添市議会、西原町議会は午前中に基地関係特別委員会などを開いて対応を検討。17日に臨時議会を開く予定。嘉手納町議会は16日午後から、北谷、北中城の両町村議会は17日午前に議会運営委員会などを開いて対応を協議する。
◇飛行訓練再開に伊波市長「許せない」
【宜野湾】在日米海兵隊基地副司令官のジェームズ・フロック准将は16日午前、宜野湾市に伊波洋一市長を訪ね、米軍ヘリ沖国大墜落事故について「深くおわびする」と謝罪した後、「徹底した軍用機の安全調査をしている。今日の午前11時から、CH53D以外の軍用機の飛行を再開する」と伝えた。伊波市長は「全く許されるものではない。県民からものすごい反発を受ける」と強く抗議した。
フロック准将は「市民に被害がなくて良かった。(事故)機体は、市長の協力も得て早めに移動したい」と述べた。抗議文を手渡した伊波市長は、「一番恐れていた民間地への墜落は極めて遺憾であり、断じて許されるものではない。今こそ普天間飛行場の閉鎖・全面返還を実現するよう求める」と強く訴えた。
抗議文は在日米海兵隊基地司令官ロバート・ブラックマン中将あて。抗議内容は(1)普天間飛行場の早期全面返還(2)全米軍機の点検、住宅地上空での飛行停止、ヘリ基地としての運用の即時中止(3)事故原因の早期究明と迅速な結果公表(4)被害者全員への謝罪と補償(5)大学運営と周辺地域の生活機能の早期回復―の5項目。
伊波市長は午後1時から那覇防衛施設局、県、在沖米国総領事館、外務省沖縄事務所を要請に訪れる。
◇事故機以外飛行きょうは停止 在沖米軍が方針
在沖米海兵隊が事故を起こしたCH53D型機を除く所属ヘリなどの飛行再開を表明したことについて、外務省沖縄事務所の沼田貞昭沖縄担当大使は16日午前、ブラックマン在沖米四軍調整官に電話し、飛行再開の中止を強く求めた。ブラックマン四軍調整官は「大使の立場は理解する」と答えたという。米軍は、事故機以外のヘリの飛行を16日は控える方針を決めた。
◇米軍と外務省に知事公室長抗議
米軍ヘリ沖国大墜落事故から2日後の15日に、普天間飛行場で米軍機の離着陸訓練が実施されたことについて、府本禮司県知事公室長は16日午前、在日米軍沖縄調整事務所と外務省沖縄事務所に対して電話で抗議し、飛行停止を申し入れた。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2004/2004_08/040816ea.html