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(回答先: ヘリが劣化ウラン弾を持っていた? 投稿者 てんさい(い) 日時 2004 年 8 月 17 日 02:13:41)
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【転載】
▼基本的に、恒常的な「転載」コーナーを冒頭にもってくるこ
とはモラルとしてしないように心掛けているのだが、【沖縄で
墜落した米軍ヘリに、劣化ウラン弾が搭載されていた】可能性
があるそうで、思わずトップにもってきてしまった。
8月13日午後2時15分ごろ、沖縄県宜野湾市宜野湾の沖縄
国際大学敷地内に、米軍普天間基地所属の輸送ヘリCH53一
機が墜落して全焼したニュースである。「あらー、やっぱりお
っかないなあ」くらいに思っていたのだが、とんでもないこと
になっている。
琉球新報
http://www.ryukyushimpo.co.jp/
沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/
以下の文章を読めばわかるが、万が一、劣化ウラン弾が搭載さ
れていたとしても、神浦氏いわく、「ヘリの墜落程度の衝撃な
ら、燃焼しない可能性が高い」そうだ。
でも、こういう情報が完全にわからないときって、「常に最悪
の事態に備える」姿勢が理性的だから、敢えて扇情的な見出し
を付けた。
転載内容は三つ。神浦氏のwebサイト上での、神浦氏と読者
とのやりとりのコーナー「メールにお返事」から2つ、その後
で、本誌で通常転載しているコーナー「What's new?」を1つ。
読者とのやりとり2つを、「What's new?」でまとめた感じ。
リンクされている「阿修羅」も、相変わらず読み応えがある。
神浦元彰(軍事アナリスト)の「J−RCOM」
〜激動する世界の最新軍事情報を発信〜
http://www.kamiura.com/new.html
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■「メールにお返事」1つめ
届いたメール
沖縄で墜落したヘリに
劣化ウラン弾を搭載した可能性はありませんか。
(8月18日)
2年ほどサイト拝見しています 。いつも蒙を啓かれることば
かりです。
今回の米軍ヘリ墜落では、いつもながらの情け無い我らが政府
の対応なにも言わない小泉首相、外務省にほとほと嫌になって
しまいました。 (今に始まったことではないですが)。
ところで、現場のヘリ残骸を回収する米軍の兵士が防護服、防
護マスクをしている映像がニュースで流れました。劣化ウラン
弾を積んでい たということなのでしょうか。だとすれば周辺
地域への影響は?
独自に放射線計測をすることは出来ないのでしょうか。それと
も、ああいう場合は何があっても防護服を着るものなのでしょ
うか?
暑い日が続きますが、ご自愛下さいますよう 。
■所長コメント
ヘリの残骸を回収する米軍兵士が防護マスクや防護服を着用し
ていましたか。私はそのニュース映像をみていませんで知りま
せんでした。航空燃料が多少有毒でも、防毒マスクをする必要
はありません。もしそれが事実なら劣化ウラン弾搭載の可能性
があります。
燃焼していれば計測は可能です。もし確かに防護マスクや防護
服を着用していれば、すぐに現場で放射線量を測定してくださ
い。ただし航空燃料が詰まった燃料タンクを回収するとき、燃
料が漏れ出し皮膚に付着する場合を想定していることも考えら
れます。
とにかく放射線の測定は可能ですから沖縄の関係者は事実を確
認して下さい。
追加
今、確認しました。今朝(竹山の註:8月18日)の読売新聞
に黄色い防護服の作業風景の写真が掲載されています。確かに
通常の航空機事故とは異なる奇妙な写真です。
劣化ウラン弾は戦車や装甲車の装甲をうち破ったときに、その
摩擦熱で発火し、そして高温で激しく燃えます。その燃焼の時
に発生する煤煙に有害な放射能が大量に発生します。
ヘリの墜落程度の衝撃なら、燃焼しない可能性が高いでしょう
。写真を見ると箱に入っているようなので、劣化ウラン弾であ
っても発火はしていないようです。発火しなければ大量の放射
能をまき散らすこともありません。
しかしこのオレンジ色の箱が劣化ウラン弾並みの危険物と予測
できます。私が現場の記者ならこのオレンジ色の箱の取材を開
始します。これが原因で米軍は日本の現場検証を認めなかった
可能性が高いと思います。
■「メールにお返事」2つめ
届いたメール
墜落現場では放射能計測器(ガイガーカウンター)を
持ち込んでいました。(8月18日)
神浦さん、 昨日たまたま事故現場を詳しく見た20人くらい
の人たちと懇談しましたが、米軍は現場にガイガーカウンター
を持ち込んでいたそうです。
放射能物質を警戒したのは確かです。 劣化ウラン弾を積んで
いたのではないか、とみなさん疑っていました。 報道は地元
紙でも見当たらないようですが。
この老朽ヘリはどんな訓練をしていたのでしょう。輸送機であ
って、攻撃訓練ではない…。 汚染された物質を定期的に海に
捨てにでもいっていたのでしょうか 。(神浦・・・・自称た
だもの通信員)
■届いたメール
(中略)
確かに写真は防護服にしっかりとマスクをつけてますね。
ところで、阿修羅サイトを見ていたら、墜落事故についての投
稿がありましたので、お 知らせします。「積み荷」について
の情報はまだないようですが、全国では放映しなか ったであ
ろう沖縄のTV局の映像や墜落時の様子など、情報満載でした。
私もまだちゃん と全部読んではないので(今、会社なもんで
)恐縮ですが。 沖縄米軍ヘリ墜落事件、QAB琉球朝日放送
のスクープ映像:事故直後の建物内潜入& 沖縄のテレビ各局の
日々のニュースがパソコンで見れる&辺野古の座り込み
http://www.asyura2.com/0406/war58/msg/746.html
以上、取り急ぎお知らせいたします。
■所長コメント
やはり劣化ウラン弾を運んでいたのでしょうか。あくまで可能
性の話ですが、荷物の劣化ウラン弾の一部が墜落時の衝撃と火
災の熱で燃えた可能性があります。
緊急に専門家による現場での放射線調査が必要です。もし現場
で放射能を検知したら、劣化ウラン弾が燃焼したときの場所や
風下は危険です。緊急に避難しなければなりません。
旧式のCHー53Dなら激しい訓練には使わないと思います。
私はただ地上と空を上下するパラシュート降下訓練に使うぐら
いと考えていましたが、当時、そのような降下訓練が行われて
いなければ、重量物の運搬に使われていた可能性があります。
放射線量の計測には沖縄県警には無理でも、自衛隊は放射能計
測をやれる能力や機材があります。もしこれで自衛隊が動かな
ければ、陸自が沖縄にいる理由はありません。防衛庁は米軍に
情報の提供を求めるとともに、自衛隊に派遣を命じて現場で準
備調査を行うべきです。
米軍が情報を公開しない以上、最悪の場合を想定して動く必要
があります。
■「What's new?」
タイトル
沖縄ヘリ墜落 政府、米に原因究明を促す
(読売 8月18日 朝刊)
■概要
沖縄県警が要請した日米合同の現場検証について、米軍は17
日、正式に拒否回答した。在日米軍の権利・義務を定めた日米
地位協定では、米軍が公務中に発生した事件・事故について、
米軍が第一の裁判権を有するとして、米軍が優先的に捜査を行
う権限を認めている。また、墜落したヘリは米軍の「軍事機密
」(日米関係筋)にあたることも同検証を拒否した理由と見ら
れている。
■コメント
先ほど、届いたメールを読んだら、墜落したヘリを回収する米
兵が防護マスクや防護服を着ているということが書かれていた
。まさかそんなことはないと思って返事を書き、そして読売新
聞を見ると黄色の防護服を着た米兵が写っていた。すぐに「メ
ールにお返事」に急いで追加の返事を書いた。その驚いた写真
がこれである。(読売新聞 8月18日 朝刊より)
箱に入った劣化ウラン弾か。その可能性が高いとは思う。
あるいはオレンジ色の袋に入っているので、極めて危険な物で
あることは容易に想像がつく。
この荷物があるので米軍は沖縄県警との合同現場検証を拒否し
たのだ。脇の米兵がマスクだけなので、化学兵器(毒ガス)で
はなさそうである。
それにしても不気味な写真である。この写真1枚が普天間基地
が激動を開始する出発点になるような気がする。
ただし、この写真を日本で鑑定することは絶対に無理である。
いい加減な軍事評論家の無責任な評論をマスコミに掲載しては
いけない。
アメリカにいる特派員が元米軍人(専門職)などをまわって取
材する以外に真相は究明できない。
私はこの写真が意味することはわからない。わかることは極め
て危険な物を扱っているということだけだ。
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▼ガイガーカウンター持ってたら、そりゃそうだよなー。テレ
ビと大新聞では、いつものことながらぜんぜんわかんない。週
刊誌と月刊誌がどこまで食い込んでくれるか。活字や本で残す
ことは、やっぱり重要である。