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(回答先: 上田秋成 vs 本居宣長の 「天皇論争」@ 【宣長斬り!】 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 11 月 18 日 02:26:26)
参照スレ
秋成については、深読みし過ぎです!(笑い)
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1198.html
ジャック・どんどんさん 早速ご紹介 深謝します。
>こういう人に絡まれるとカナワンでしょう。本居先生も難儀だったんじゃないでしょ
同じ土俵には上がってくれば宣長先生優位なんですが、上がってこない。
>上田秋成の生涯についても、なかなか複雑な人生を歩んで面白いのですが機会があれば
>紹介したいと思います。
よろしくお願いします。秋成は遊廓の生まれとか、手が不自由だったとかあるようです。
「雨月物語」だとやっぱり溝口健二の映画について言わざるを得ない(笑)のですが、京マチ子と森雅之(自殺した作家有島武夫の息子)のコンビは「羅生門」にも出ていますが画面から日本人離れしたオーラが出ています。原案になったのは秋成の「邪性の淫」ですが、秋成に傾倒した中上健次は「蛇淫」という短編小説を書いていますが、実際の事件に取材しながら秋成的な物語世界になっています。この小説は長谷川和彦監督が水谷豊主演で映画化しています。(原田美枝子様が若い、可愛い、芝居ド下手 笑)
鶴見俊輔の母親は後藤新平の娘ですよね。前にも書きましたが、じい様は自宅に若い女を囲っていて、あの厳しい母親が実家に行くと御妾さんにもヘラヘラ挨拶して、そつなく応対する。
ダブルバインドって言いますが、「俺の言う事を聞くな!」と言って殴られると、やられた方は大抵気が狂う。鶴見も10代で精神病院に入っていますが、姉の和子も十分トラウマを受けたようで「金輪際家庭などはもつまい」と言って一生独身。
>「(オランダ製の「地球儀」を例にひいて)この地図の
>なかに、さてわが皇国はどのへんにあるか、と見れば、広い
>池に浮かぶささやかな木の葉のような小島でしかない。
「世界交通」とかふにゃふにゃした概念をひけらかしたのですが、要は否もおうもない動かしがたい地球儀という「ブツ」があったということですね。地球が丸いなどとは先刻承知、当時のヨーロッパの啓蒙思想と朱子学の関係などは南青山さんへのレスの中で書いてみようと思っています。(手に余るので時間が掛かりますが)
ありがとうございました。続きに期待しています。