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今月7日、中国・北京で行われたサッカー・アジア杯決勝の中国−日本戦は、単なるスポーツを超えて両国政府のスポークスマンまで加勢した「外交戦争」だった。
中国のサッカーファンは1次リーグから「日本はアジアの人民に謝罪せよ」と書いたプラカードを掲げ、日本人サポーターにゴミを投げるなど、露骨な反日感情を露にした。
中国のネチズンは両国の決勝戦を「先烈(義のために戦って死んだ烈士)の闘争精神を受け継いだ第2の抗日戦争」と規定した。「第2の抗日戦争」で中国は日本に3−1で敗れたが、工人スタジアムを埋めた6万人余の中国人観衆は、大きな騒動なく解散した。試合前日まで天を突いていた戦意は影も形もなかった。
彼らを抑えたのは、スタジアムの外で進められた「外交戦争」の影響が大きかった。日本は官房長官や外相、文部科学相ら閣僚たちが乗り出して猛攻を繰り広げた。
「スポーツで反日的な行動が出たのは遺憾だ」「中国のサッカーファンももう少し考えて行動することを望む」と中国側を攻撃した。自民党の一部議員は「このような国で五輪を開催できるのか疑問」とまで発言して中国のネチズンを激憤させた。
中国側は孔泉外務省報道局長が「日本の一部メディアが事態を誇張し、政治問題に結び付けている」と切り返したが、守りの姿勢だった。試合前日には石原慎太郎東京都知事が「中国は民度が低いからしょうがない」と妄言を吐いたが、中国政府の統制のためか、中国メディアは一切報道しなかった。
日本の自民党の関係者は党内の会合で「中国には言うべきことを言ってこそ効果がある」と述べたという。この関係者の分析が当たっていたのか、中国の五輪開催資格問題まで挙げた日本の外交攻勢は、確実に効果があった。国益がぶつかり合う勝負で「行き過ぎた攻撃」はないということを日本は示した。
チョ・ジュンシク北京特派員 jscho@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/08/20040808000048.html