★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用10 > 250.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
国民経済を“ある層”の利益拡大の手段として利用するのが「中央銀行」
http://www.asyura2.com/0406/idletalk10/msg/250.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 19 日 14:35:36:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 国民経済の守護神である中央銀行が、なぜこのようなことを? 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 7 月 19 日 13:57:01)


ジャック・どんどんさん、どうもです。


>自国の国民経済を守護すべき中央銀行が、このようなトンデモナイ政策をなぜ、実行
>したんでしょうか。

>そもそも、「国民経済とは、一般庶民のための国民経済」「中央銀行は、国民経済を
>守ってくれるはず」と考えている小生がおかしいのでしょうね。

半分冗談でしょうが、中央銀行を支配している人たちを含め支配層にとっての国民経済は、被支配層(庶民)と同様、自分たちの様々な利益を拡大するための“手段”でしかありません。民主主義のもとではそうは言えないから、国民のためにとか国家のためにといったお為ごかしの説明で正当化を図っています。

デフレは「中央銀行」の機能だけでは解消できないが、インフレは、「中央銀行」の機能だけで抑制できます。
第一次世界大戦後のドイツ中央銀行は、インフレを抑制しないどころか拍車を掛ける政策を採ったのですから、ハイパーインフレを通じて“ある層”の利益拡大をめざしたと断言できます。

当時のドイツの金融はユダヤ系が牛耳っており、大手産業もユダヤ系とゲルマン系の連合という様相でした。

ハイパーインフレ政策は、そのような経済構造をさらに推し進め、貨幣的富と産業力を寡占的に支配するために行われたのです。

ただし、そのような政策は、自営業者など中産階級を没落させるものであっても、元々我が身以外に資産を持たない産業勤労者の利益を損なうかどうかは別問題です。
(自営業者が潰れていくことで、雇用機会を得る庶民も増えます)

第一世界大戦後のハイパーインフレ政策は、貨幣的富と産業の集中をもたらすものであったという意味では、非政治的な経済政策による「ロシア・ボルシェヴィキ革命」とも言えます。

>「国際借り入れを可能にする」というのは、国際金融資本のコントロールを可能にす
>ることですね。
>中央銀行内部に同調者がいないと実行できないと思うのですが。

ドイツ金融界は、米英仏その他の地域と強力なネットワークを持つ人たちに支配されていました。

寄生者のネットワークですから、寄生先は違っていても、それぞれの宿主を殺してしまわない範囲で自分たちの利益を最大限追求するとともに、将来のためにネットワークをより深く宿主社会に根付かせようとします。

グローバリズムとは、その究極的な形態をめざすものです。


 次へ  前へ

雑談専用10掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。