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(回答先: 国民経済の守護神である中央銀行が、なぜこのようなことを? 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 7 月 19 日 13:57:01)
ジャック・どんどんさん、どうもです。
>自国の国民経済を守護すべき中央銀行が、このようなトンデモナイ政策をなぜ、実行
>したんでしょうか。
>そもそも、「国民経済とは、一般庶民のための国民経済」「中央銀行は、国民経済を
>守ってくれるはず」と考えている小生がおかしいのでしょうね。
半分冗談でしょうが、中央銀行を支配している人たちを含め支配層にとっての国民経済は、被支配層(庶民)と同様、自分たちの様々な利益を拡大するための“手段”でしかありません。民主主義のもとではそうは言えないから、国民のためにとか国家のためにといったお為ごかしの説明で正当化を図っています。
デフレは「中央銀行」の機能だけでは解消できないが、インフレは、「中央銀行」の機能だけで抑制できます。
第一次世界大戦後のドイツ中央銀行は、インフレを抑制しないどころか拍車を掛ける政策を採ったのですから、ハイパーインフレを通じて“ある層”の利益拡大をめざしたと断言できます。
当時のドイツの金融はユダヤ系が牛耳っており、大手産業もユダヤ系とゲルマン系の連合という様相でした。
ハイパーインフレ政策は、そのような経済構造をさらに推し進め、貨幣的富と産業力を寡占的に支配するために行われたのです。
ただし、そのような政策は、自営業者など中産階級を没落させるものであっても、元々我が身以外に資産を持たない産業勤労者の利益を損なうかどうかは別問題です。
(自営業者が潰れていくことで、雇用機会を得る庶民も増えます)
第一世界大戦後のハイパーインフレ政策は、貨幣的富と産業の集中をもたらすものであったという意味では、非政治的な経済政策による「ロシア・ボルシェヴィキ革命」とも言えます。
>「国際借り入れを可能にする」というのは、国際金融資本のコントロールを可能にす
>ることですね。
>中央銀行内部に同調者がいないと実行できないと思うのですが。
ドイツ金融界は、米英仏その他の地域と強力なネットワークを持つ人たちに支配されていました。
寄生者のネットワークですから、寄生先は違っていても、それぞれの宿主を殺してしまわない範囲で自分たちの利益を最大限追求するとともに、将来のためにネットワークをより深く宿主社会に根付かせようとします。
グローバリズムとは、その究極的な形態をめざすものです。