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日銀の創設も陰謀では?
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/130.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 8 月 09 日 09:08:03:ieVyGVASbNhvI
 

(回答先: 連邦準備銀行と日銀の違い:ドル紙幣は貨幣ではなく「利子がつかない小額の国債」=“無利子化された国債の断片” 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 08 日 17:34:03)

 
あっしらさん、レスどうもです。


>7月に長いあいだ投稿がなかったので海外にでも行っているのかなと思っていました。

どこかへ長期旅行とか行ってたわけじゃないんですけど、7月は遊び(祭りや海水浴等)や雑用が多く忙しかったので、パソコンに触れない日が多くありました。まあ、阿修羅への興味を失いかけていたというのも事実ではあったんですが……


今回の連邦準備制度に関するあっしらさんの説明を読んで、やっぱりと思うのと同時にかなり驚きもあります。
これではFRBは、すべての企てを行う実行部隊そのものですね。
連邦準備制度が資本主義システムの中枢に置かれ、すべてがここに集まるように意図されている…と。これは大陰謀です。

日本銀行は1882年に創設されました。
FRBが1913年です。
外交問題評議会(CFR)が1921年です。
BISが1930年。
ブレトンウッズ会議が1944年で、世界銀行とIMFです。

日銀はわかりませんが、FRB、CFR、BIS、ブレトンウッズ……これらは同じ人脈によって動いています。おそらくホワイトハウスを動かすCFRがこの中心でしょう。

FRBは単なる私設機関
http://www.kleins.co.jp/kanamori_file1.html


ネルソン・オルドリッジ(ネルソン・ロックフェラーの母方の祖父)、モルガン、ハリマン、シフ……らが中心となってCFRが出来ました。この背後には英国の意向があって、その中心が英国王立国際問題研究所(RIIA)なんだと思います。
が、CFRを動かしてきたのは、ネルソン・ロックフェラー、ビルダーバーグ会議や日米欧三極委員会の米国側中心人物であったデービット・ロックフェラーのロックフェラー兄弟です。ここからポール・アドルフ・ボルカーやアラン・グリーンスパンらのFRB議長が産み出されました。これは完全に「私物国家」ですね。

ここでわたしが気になるというか知りたいのは、具体的に(いろいろと上げられている人もいますが)このすべての計画の立案者とか中心人物が誰なのか、です。きっと、そいつ(ら)が資本主義システムの頂点にいるんでしょう。


>「これは、アメリカ国民の富の略奪以外の何ものでもない…」では済まず、
>日本をはじめ世界からの富の略奪機関がFRBだと思っています。

そういうことになりますね。
これは、誰が大統領になるのかとか、イラク戦争がどうだとかいった問題を遥かに超えた根本的な問題がここにありそうです。

で、では日銀はどうなのか、です。
FRBと日銀は、日米安保以上に強烈なタッグ(経済同盟)を組んでいるんじゃないか…と。


>“彼ら”に手を貸す政策や経済破壊行為を日銀は行ってきましたが、
>日銀の利益はほとんどが政府の国庫に納められる仕組みになっていま
>すから、国民の富を直接略奪する機関にはなっていません。

この仕組みに裏がなければ健全ということになりますね。
たはして本当に裏はないのか……
健全なら国債をすべて日銀に買わせりゃいい。民間に買わすから利息付く、ということですね。
なぜ、日銀にすべての国債を買わせないのでしょうか。
日本国債を外国人(国際金融)はどれくらい保有しているんでしょうか。ここがポイントかもしれません。つまり、外国人が日本政府の借金(国債)で儲けていないはずがないわけですから、日銀から直接利益を得られないという仕組みなら外国人はどのように日本国の借金を利用して儲けているんでしょうか、という疑問です。
日銀はFRBの政策を日本で実行するだけであり、日銀の儲けは外国人には流出しない、日銀はまだ完全には外国人の手に落ちていないというのであれば……ちょっと言葉に出来ませんが何か大きな罠というか裏とでもいうか、があるんじゃないでしょうか。


>現在の日銀は、今後国民の富を略奪する機関になってしまうのか
>どうかの分岐点にあると思っています。

この分岐点が日銀の民営化ということですか……
「アホな議員」が増えていく日本ですから、日銀はそう遠くない未来、民営化されるんでしょうか。
日銀はもう既に日本のための銀行ではないようです。ここで疑問というか問題は、いつから日銀はそうなのか、でしょう。設立当時からなのか戦後からなのか大蔵省解体後からなのか…
これを解明した本とかないですかね。あれば読みたいです。
まあ、わたしの想像では、日銀とは設立の段階からずっと国民の富を略奪する機関だったんだろうなと思えます。その正体が徐々に見えてきただけである…と。すると日銀の背後は欧州であるということだろうと思います。欧州の意思のもと、日銀はFRBと同盟を結んでいる…と。これを言っちゃうとなんか意味なくなっちゃうんですけどね(笑)


>日銀は、財務構造的に連邦準備銀行に近づいています。

>日銀が“私物化”=民営化されることになれば、間違いなく国民の富を
>略奪する機関になります。

日銀が民営化されなくても財務構造的にFRBに近づいている…と。
大問題ですねえ。
日銀が民営化されたら、それは所有者が外国人でなく日本人であっても、同じであるということですね。


>日銀が民営化されたとき、日本は完全に“彼ら”の隷属国家になります。

日本は外国からの意思によって明治維新という事件があり、そこから軍国化や急激な人口増加があって、敗戦、そして世界第二位の経済大国となりました。これらはすべて外からの意思や意図が見えます。開国して(させられて)から経済大国となるまで日本は育ったんじゃなくてずっと育てられてきたんです。
輸出大国・経済大国として日本が長期計画のもと育てられたんであれば、現在は、それを収獲する時期へと変わったんです。…と、見れます。
これからは育ったものをすべて刈り取られる。相手はすべてを食いつくす人種ですから。機は熟したわけでしょう。
そのための道具が日本銀行です。道具(方法)はたくさんあるんだろうけど、日銀がその中心なんでしょう。日銀もこのときのために創られたのかもしれません。

……な〜んて妄想も笑っていられないほどの状況が日本なのかもしれません(笑)
ペリーが来たときからここまですべてが長期的に計画・計算されていた?…ありえそうで不気味です。


>FRBについては実態も論理もまだ読み切っていないので、
>資料や考えるきっかけを提供していただければ助かります。

こいつはかなり難しい要求です(笑)

あっしらさんは読んだと思うけど、これは面白かったと思います。誰かにあげちゃったんで、この本から引用もできません。
あとは…逆にわたしがあっしらさんから何かを提供してもらいたいくらいですよ(笑)

民間が所有する中央銀行―主権を奪われた国家アメリカの悲劇
ユースタス・マリンズ (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880660051/ref=ase_3w-asin-asyuracom-22/250-2978538-4957006
ドル紙幣はアメリカ政府のニューヨーク連銀に対する借金証書
http://www.yorozubp.com/9809/980905.htm


無から通貨が創造され、国民が利息を支払う
http://tanakanews.com/jimbo/179.htm

ここから転載します。以下転載。


◆無から通貨が創造され、国民が利息を支払う
 アメリカ合衆国の金融政策である、金利・通貨の数量と価値、および債権の販売は、『ニューヨーク連邦準備銀行』が決定している。この『NY連銀』は、ロンドンの「17のマーチャント・バンク人脈」が操る『ファースト・ナショナル・バンク』、『ナショナル・シティ・バンク』、『ナショナル・バンク・オブ・コマース』といったニューヨーク市の3大銀行が大半の株式を所有しており、残りのすべての株式も民間銀行の手にあって、政府など公的機関はひと株も所有していない。
 1960年6月6日、下院銀行通貨委員会の公聴会で、ライト・パットマン委員長は、『シカゴ連銀』総裁、カール・E・アレンに対して質問を行った。パットマンは後に『通貨入門』で、『連銀』へ行き、アメリカ国民が利息を支払っている債権を見せてもらった時のことについて書いている。

 そこには、彼が債権を見せてもらったあと、現金を見せてほしいと頼んだが、彼ら(『連銀』)には何冊かの台帳と白紙の小切手しかなかったとある。また「お金の事実」(下院銀行通貨金融委員会、1964年)で同議員は次のように説明している。

 「1ドルは連邦準備制度に対する1ドルの負債をあらわしている。連邦準備銀行は無から通貨を創造し、合衆国財務省から政府債権を購入する。利子の付いた流通資金を合衆国財務省に貸し出し、合衆国財務省に対する小切手貸付と帳簿に記帳するのである。

 財務省は10億ドルの利付債の記帳を行う。連邦準備銀行は財務省に対して債権の代価の10億ドルの信用を与える。こうして10億ドルの債務を無から創造するのだが、それに対してアメリカ国民は利息を支払う義務を負うことになるのである」

 こんな“おいしい錬金術”を、アメリカ人民を始めだれにも知られない深い闇の中で仕組くみ、今日の向かうところ敵のない「マネー経済」を支配しているのが『ロンドン・コネクション』という私的な国際的銀行家であった。

 前号では、『ロンドン・コネクション』から与えられた「対中国アヘン貿易」の一定%から揚がった資金を背景とする“不動産王”アスター家の、その秘密代理人であるモーゼズ・テイラーが、『ナショナル・シティ・バンク』を誕生させ、南北戦争までの間にどう膨張してきたかを見た。

 今号はその続編で、例によってユースタス・マリンズ著『THE SECRETS OF THE FEDERAL RESERVE』(「民間が所有する中央銀行」秀麗社刊)に沿って進める。

●南北戦争から『NY連銀』株買い取りまで
 1861年8月、南北戦争の開始と同時に、モーゼス・テイラーは連邦政府(北軍)に資金を調達するための貸付委員会の委員長に指名された。戦争の資金を調達するために、委員会は政府に500万ドルを12%の金利で提供するといって、リンカーンにショックを与えた。
 リンカーンはそれを断り、合衆国財務省を通じて金に裏付けられた有名な「グリーンバック」(裏が緑の法定紙幣)を発行して戦費を調達したが、テイラーは戦争中に富を増やし続けた。

 1882年、彼の死に際し、『NY・タイムズ』(5月24日付)は「モーゼス・テイラーは、1861年にはニューヨーク市の連合銀行の貸付委員会の委員長であった。彼には2億ドル相当の有価証券が委託された。1861年に政府自身が戦争を遂行する手段を有していることを発見したのは、おそらく他のだれでもない彼のせいである」と報じた。

 テイラーの晩年、後に『ナショナル・シティ・バンク』を背負ってたつ若くて有能なジェームズ・スティルマンが彼の子分となっていた。

 テイラーの死後、彼の義理の息子パーシー・パインが跡目を継いだが、その時『シティ・バンク』を『ナショナル・シティ・バンク』と社名変更した。しかし、パインは身体障害者であったため、十分な役割を果たせず、銀行業務は沈滞した。

 同行の株主に、「石油王」ジョン・D・ロックフェラーの兄弟ウィリアム・ロックフェラーがいた。彼は1891年、ジェームズ・スティルマンに業務を任せるようパインを説得。直後にロックフェラーの膨大な石油収入が同行に預けられた。

 ウィリアムの息子のウィリアム・Jは、スティルマンの娘エルシーと結婚し、ロックフェラーの別の息子のパーシーはスティルマンの別の娘イザベルと結婚した。

 スティルマンもまた『ロンドン・コネクション』の一員であった。彼の父ドン・カルロス・スティルマンは、南北戦争の時にイギリスの代理人および密航者としてテキサス州ブラウンズビルにやってきた。

●ベーカー一族とモルガン一族
 1914年の『NY連銀』の2番目の大株主『ファースト・ナショナル・バンク』は、銀行の設立者ジョージ・F・ベーカー(ディーヴァーと“psy op”を指揮したジェームズ・ベーカーの祖父)と息子のG・F・ベーカーが、銀行全株式の25%を占めていたが、重役会のモルガン家の代表団ゆえに、一般には「モルガンの銀行」として知られた。
 ジョージ・F・ベーカー・シニアの娘はロンドンのジョージ・F・セント・ジョージと結婚。セント・ジョージは後に合衆国に移り住み、彼らの娘キャサリン・セント・ジョージは長年にわたって著名な女性議員となった。

 『フランクリン・D・ローズベルトの奇妙な死』(E・M・ジョセフソン博士著)に、「『民主主義は失敗』というのが、フランクリン・D・ルーズベルトの実のいとこでニューディラーのセント・ジョージ夫人の言葉であた」とある。

 ジョージ・ベーカー・ジュニアの娘エディス・ブレヴォート・ベーカーは、ジェイコブ・シフの孫であるジョン・M・シフと1934年に結婚。ジョン・M・シフは現在『リーマン・ブラザーズ―クーン・ローブ商会』の名誉会長である。

●完璧なロンドン・コネクション支配
 1914年の『NY連銀』の3番目の大株主は、25万株を取得した『ナショナル・バンク・オブ・コマース』である。J・P・モルガンは、同行の2万4700株を持つ『エクイタブル生命保険会社』と、1万7294株を持つ『ミューチュアル生命保険会社』の支配的株主になることによって『ナショナル・バンク・オブ・コマース』の1万株を所有した。
 その内訳は、『JPモルガン商会』(7800株)、J・P・モルガン・ジュニア(1100株)およびモルガンのパートナー、H・P・デーヴィソン(1100株)であった。

 『連邦準備制度理事会』議長、ポール・ウォーバーグもまた3000株を所有。金融業者トーマス・フォーチュン・ライアンもまた5100株を所有。息子のジョン・バリー・ライアンはオットー・カーンの娘と結婚。カーンは『クーン・ローブ商会』では、ウォーバーグとシフのパートナー(共同経営者)であった。

 ライアンの孫娘ヴァージニア・フォーチュン・ライアンはエアリー卿と結婚。エアリー卿は、ロンドンとニューヨークの『ヘンリー・シュローダー銀行』の現在の頭取である。3000株を有する、A・D・ジェラードは、『ジェラード商会』の会長で、『ニューヨーク生命保険会社』と『ギャランティ・トラスト』の評議員であった。

 これら3社はJ・P・モルガンの完全な支配下にあった。さらにジェラードは『ノース・ブリティッシュ&マーカンタイル保険会社』の重役で、『ケミカル・バンク』の重役でもあった。

 M・ジョセフソンの『泥棒貴族』には、「この秘密同盟作戦で、彼(モルガン)はナショナル・バンク・オブ・コマースの直接の支配権を獲得した。それは、ファースト・ナショナル・バンクの頭取で、非常に強力かつ保守的な金融業者のジョージ・F・ベーカーと同盟しながら獲得した部分的な所有権であり、こうした株式の所有権と兼任重役会という手段で、第一級の主要なその他の銀行、すなわちハノーヴァー、リバティ、チェースといった名門銀行と同盟関係を結んだ」とある。

 E・H・ハリマンの未亡人メアリー・ハリマンもまた、5000株を所有。ハリマンの鉄道帝国の資金は、『クーン・ローブ商会』のジェイコブ・シフによって全額融資された。

 レヴィ・P・モートンも1500株を所有。彼は合衆国第22代副大統領(1889〜93)と駐フランス公使(1881〜85)の経験もあり、ニューヨークの『L・P・モートン商会』およびロンドンの『モートン―ローズ商会』、『モートン・チャップリン商会』の会長であった。彼はまた、『エクイタブル』、『ホーム』、『ギャランティ・トラスト』、『ニューポート・トラスト』の重役でもあった。

 これら、世界の「一流」あるいは「名門」といわれる閨閥が各国政府を裏で操り、世界中の人々の生き血をすすって未曾有の繁栄を誇っている。


ロンドンの17のマーチャント・バンクと『ロンドン・コネクション』
http://tanakanews.com/jimbo/178.htm

次はここから転載します。以下転載。


◆ロンドンの17のマーチャント・バンクと『ロンドン・コネクション』
 日本のサラリーマンから主婦にいたるまで、金融問題に対する関心がこれほど高まったことはかつてない。人間のあらゆる営みが「マネー経済」によって支配されていることが、誰の目にもハッキリ判るかたちで登場してきたからである。
 人類が産み出した「商品」の中で、最もダイナミックなパワーをもった商品は「マネー」である。そのパワーは、国境やあらゆる規制(法制)、権力と権威をなぎ倒し、自らの論理を貫徹して驀進している。

 ニューヨーク市立大学名誉教授で、1960年代にケネディ大統領の特別顧問を務めた歴史家のアーサー・シュレジンジャー氏が、「暴走する資本主義を前に筋金入りの資本主義者ですら驚愕している」として、恐るべき今日のサイバー社会の無政府性について『フォーリン・アフェアーズ』(中央公論12月号)に一文を寄せている。

 「マネー」取引は、コンピュータの最も優れた機能を消化し、サイバースペースを自由に泳ぎまわる特権を獲得することによって、超越した権力を手に入れた。シュレジンジャー氏の嘆き節のひとくだりは以下のようだ。

 「いまや資本主義の破壊対象の候補の一つは、民主主義の伝統的地盤である国民国家である。コンピュータは、束縛を受けない市場を世界規模での巨大な怪物へと変化させる。
 そこでは、国境が破壊され、国の課税権や規制権が弱められ、金利や為替を管理する国家の力が損なわれるだけでなく、国の内外での富の不均衡が拡大し、労働基準や環境基準の質が低下し、国家の自らの経済的運命の舵取りを行うことができず、説明義務も一切果たされず、世界政府なき世界経済が作り出されているのだ。
 サイバースペースは国家のコントロールを超えている。そこには国際的コントロールを提供するいかなる権力も存在しないのだ。いまや民主主義はどこに存在するのだろうか」

 シュレジンジャー氏の重点はもっぱら「コンピュータ」に置かれており、それを駆使した「マネー経済」への関心はほとんど払われていない。

 そこに踏み込めば、現実の世界は「世界政府なき世界経済」などといった無政府状態なのではなく、国民国家を突破した「マネーをコントロールする世界政府」の存在を突き止めることができる。

 まさに、本誌得意の表現に従えば、「現代社会はマネー経済の缶詰である」からである。それは突然に登場したのではない。その誕生の謎を解くのが本稿連載の目的のひとつである。以下、ユースタス・マリンズ著『THE SECRETS OF THE FEDERAL RESERVE』(「民間が所有する中央銀行」秀麗社刊)に沿って進める。

●ニューヨーク連銀の株主とロンドンの繋がり
 アメリカ合衆国の金融政策である金利・通貨の数量と価値、および債権の販売が、「FRB(連邦準備制度理事会)という表看板ではなく、『ニューヨーク連邦準備銀行』によって決定される」ということはすでに記した。
 しかし、「ニューヨーク連邦準備銀行」自体が自治権を持ち、外部からなんの妨害もなく、自由に合衆国全体の金融政策を決定できるのではない。

 『ファースト・ナショナル・バンク』、『ナショナル・シティ・バンク』、および『ナショナル・バンク・オブ・コマース』といったニューヨーク市の3行が、その大半の株式を所有者しており、「自治権」の内容はそのことによってすべてが規定されてきた。

 これら銀行のすべての株主が『ロンドン・コネクション』につながっているのだが、紙数の関係で『ナショナル・シティ・バンク』の誕生から初期のころについてまでを本稿末で取り上げ、あとは次号に回し、本稿の舞台はロンドンに移る。

 ロンドンのシティーで、証券の発行と外国貿易にかんする為替手形の引き受けを中心に、おもに企業相手の金融業務を行う特殊銀行である、『マーチャント・バンク』として営業許可を受けているのは17の企業だけである。

 これらはすべて『イングランド銀行』の認可を受けなければならない。そして、イングランド銀行理事の椅子にはほとんどはこれら17の企業のパートナー(共同経営者)が座っている。

 以下のロンドンの5つのマーチャント・バンクは、ニューヨーク連銀の支配権を握るニューヨークの銀行を支配している。

 シュローダー銀行(資本金の順位では2番目)、モルガン・グレンフェル(同6番目/モルガン家のロンドン支店)、ラザール・ブラザーズ(同8番目)、N・M・ロスチャイルド(同9番目)、ブラウン・シップレイ(同14番目/ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのロンドン支店)、クラーク社(同17番目)。

●ロスチャイルドが決める毎日の金価格
 金利のついた紙の通貨と約束手形の大洪水が今や世界中にあふれかえっているというのに、ある時点で、世界のどこかのある銀行の金準備に基礎を置くという形(しかしながら、非常に小さな形)に復帰しなければならない。
この要因のために、金の価格がロンドンのN・M・ロスチャイルド商会のオフィスで毎日、他のロンドンの4つの銀行の代表者たちを集めて決定されている。

 これらの4つ銀行とは、マーチャント・バンクの5番目の順位に位置する『サミュエル・モンタギュー商会』、『シャープス・ピクスレイ』、『ジョンソン・マセソン』、そして『モカッタ&ゴールドシュミット』である。

 毎日の金価格を決定する力のあるロンドンのマーチャント・バンクは、彼らの力の前に屈服しなければならない国々の貨幣数量と貨幣価格の最終的な審判者となる。

 ニューヨーク連銀またはFRBの公職者は、ロンドンのマーチャント・バンカーたちによって握られている世界の通貨を覆う権力に対して命令を発することはまったくできない。ロンドンが現在の世界の金融センターであるというのは、この理由のためである。

 唐突だが、1881年、ロンドンのロングマンズ社から出版された『コニングスビー』に、ヴィクトリア女王統治下の英国の首相ディズレーリの次の一文がある。

 「親愛なるコニングスビー、きみも知ってのとおり、世界は内情につうじていない人間が想像するのとはまったく違う人物によって支配されている」と。

●アスター家とナショナル・シティ・バンク
 1812年に『ナショナル・シティ・バンク』は、免許の期限が切れて消滅した銀行が業務を行ってきたその同じ場所で『シティバンク』として業務を開始した。その多くが同じ株主であり、いまや彼らは合法的なアメリカの免許のもとで機能し始めた。
 1800年代初期、シティバンクと関連したもっとも有名な人物はモーゼス・テイラーであった。テイラーの父は、アスター(ジョン・ジェイコブ・〜、1763〜1848、ドイツ生まれの毛皮商人・資本家)が購入者であるという事実を隠しながら、アスター家の利益のために不動産を買う雇われた秘密代理人であった。

 この方法で、アスターはたくさんの農場およびマンハッタンの将来性のある価値の高い多数の不動産を買うことに成功した。アスターは「外国」の財閥の代理人であった。

 彼は独立戦争前後の期間、イギリスに情報を提供し、開拓地に沿って定住したアメリカ人たちをインディアンを扇動して攻撃し、殺すことと引き替えに報酬を受け取った(ラルーシュ著『麻薬株式会社』)。支払いは現金ではなく、イギリスの対中国アヘン貿易の一定パーセンテージが与えられた。この有利なコネクションからの収入がアスター家の富の基礎となった。

 父とアスター家のコネクションのお陰で、若いモーゼス・テイラーが15才で銀行の見習いの仕事に就いた。彼が31才の時、多くのアメリカ人が突然の信用収縮に見舞われ、破産している時に、最大のチャンスを見いだした。1837年、ニューヨークの半数以上の企業が倒産した恐慌時に、彼は富を2倍にした。

 1855年、49才の時彼はシティバンクの頭取に就任した。1857年の恐慌時にシティバンクは、多くの競争相手の倒産により利益を享受した。テイラーは投げ売りした株式を買い上げる際限のない資金源を持っていた。

 デラウェア・ラカワナ鉄道の株式を1株5ドルでほとんど買ってしまい、7年後に240ドルで売った。モーゼス・テイラーはいまや5000万ドルの資産家となった。

 1861年8月、南北戦争の開始と同時に、テイラーは連邦政府に資金を調達するための貸付委員会の委員長に指名された。(以下次号)


あとはこんなんもあります。

第一企画出販社 「悪魔の秘密組織」
http://www.geocities.com/Petsburgh/Park/7291/himitu.html

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