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(回答先: 勉強になりました 投稿者 エンセン 日時 2004 年 8 月 09 日 17:55:58)
エンセンさん、どうもです。
>>たぶん、連邦政府が所有している金8000トン(7700トン?)が連邦準備制度に
>>対する債務のカタとして連邦準備制度の所有になり、世界が金を基礎とした
>>「国際金本位制」に移行すると予測しています。
>8000トンの金っていくらだ?
>この金の価値と米国の債務がイコールに近づいたら危険という意味でしょうか。
>金8000トンが債務の担保なら。
8000トンは、1オンス=400ドルとして約1000億ドル(約11兆円)に相当します。
(1オンス=31.1gですから、1トンの金は100万g=32,154オンスで、1,286万ドル(約14億1460万円)になります。8000×1,286万ドル=1,028億ドル)
FRBは6760億ドル分の米国債を資産として保有していますから、8,000トンの金価額の6.7倍に相当します。
金の公的保有状況を調べてみたんですが、これがよくわからない(笑:金額表示と重量表示が混ぜこぜなので、その換算もやっかいです)
FRBは8,000トンの金を保有しているという記述がけっこうありますが、FRBは資産として110億ドルの金しか計上していません。
イングランド銀行がどれほどの金を保有しているかデータが見当たりません。
日本は外貨準備として750トンほどの金地金が計上されていますが、その金は、日銀が資産として計上している300トンほどの金とダブっているのか別枠なのか、また、外国為替特別会計にも金地金が資産として計上されていますが(およそ30トン)、それは750トンのなかに含まれるものだと思われますが、残りの700トン以上はどこに計上されているかわかりません。(IMFに拠出している量を含むかどうかも不明)
ちなみに、日銀は、96年から98年にかけて金の保有量を倍増させています。
中国は、外貨準備として600トン程度、中国銀行が500トンほどの金を保有し、合わせて1100トン程度の公的保有のようです。
【参考:公的機関の金保有量】
米国:8,149トン
ドイツ:3,457トン
IMF:3,217トン
フランス:3,025トン
イタリア:2,452トン
スイス:2,183トン
ECB:767トン
中国:1,000トン
日本:765トン
ポルトガル:607トン