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(回答先: 金融資本主義的トロツキズムについて(Minerva梟)ユダヤの人々が巧みに連携し合い,巨富を築き,ドイツ金融界を席巻した 投稿者 乃依 日時 2004 年 7 月 20 日 01:50:55)
金融資本的トロツキズムについて(続き) 2003-12-17 13:52:51 No.7567
彼にとっての敵は,自然発生的な民族国家であった。
「単一民族が民族神話を共有して,金銭を価値の第1尺度とせず,共同体の合意と親和力を価値の基本にして,同一民族が互いに助け合って国家を形成していく。」(ゲルマン国家の理念)
このような,ゲルマン的民族国家は,トロツキーにとっては,自らが疎外される社会である。彼は,ロシアで起こった革命を全世界に拡大することで,一挙に国境のない単一世界(コスモポリス)を実現しようと夢見たのである。
ところで,近年,アメリカに台頭しつつあるネオ・コンサーヴァティズム思想の淵源をたどり,その構成メンバーを眺めると,そこにトロツキーの夢想した思想との類似性を発見する。
小生にとって,ネオコンとは,保守主義ではなく,革命的コスモポリタニズムに映るのだ。
国境の障壁を取り払い,資本の移動を自由化し,国家の独自性を奪って,世界を同一の色に塗り潰していこうとする「理想主義」。それが,やがて,民族の移動も自由化せよという民族国家否定の「恐怖の理想主義」へと発展しかねない。
ネオコンとは,イスラエルを取り巻く中東諸国を,まずアメリカ型民主主義の色で染め上げ,大量の石油が眠る大地の上に,国際金融資本が自由に活動できる「アメリカ型自由主義社会」を建設しようという,「理想」に燃えた集団である。
それが,イラクから始まり,主目標のイラン及びサウディ・アラビアへと広がって行くのか。
あるいは,かつてのトロツキーの夢と同様に,誇大妄想狂の政治哲学で終わるのか,小生は答えを未だ見いだせない。
しかし,ここで,非常に危惧していることが一つある。
それは,ネオコン(国際金融資本的トロツキズム)と中国の類似性(親近性)である。
(酒呑童子さま,『中国』という言葉を用いることをお許し乞う。愚生は,大兄の趣旨に賛同するものですが,読者一般に語りかけるとき,あえて,『シナ』を用いず『中国』を用いることあり。その節操の無さを大兄に陳謝。)