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(回答先: 日本語話す人物存在(産経新聞) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 21 日 05:26:24)
平成16(2004)年4月21日[水]
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3邦人人質ビデオ未放映映像を解析 内藤正典・一橋大大学院教授
日本語話す人物存在 「言って、言って」発言促す
イラク邦人人質事件で犯行グループがカタールの衛星テレビ局アルジャジーラに送り付けたビデオの未放映映像の中で、人質の一人がナイフを突き付けられ、「ノー・コイズミ」と叫ぶ前に、何者かが「言って、言って」と、日本語で発言を促すような音が録音されていたことが一橋大学大学院の内藤正典教授の研究室の解析で二十日、明らかになった。イラクからの自衛隊撤退を要求するビデオの“演出”に、少なくとも日本語を話せる人物が加わっていた可能性が出てきた。
アルジャジーラは八日、人質の邦人三人のビデオ映像を放送したが、その際、犯行グループが人質に銃やナイフを突き付けて脅迫する場面は放送しなかった。
未放映の脅迫場面を含むビデオ映像は、(1)三人が目隠しをしている場面(2)目隠しを外した場面(3)パスポートの映像の三場面から成っている。内藤研究室でこれらを分析したところ、(2)の目隠しを外した場面で、何者かが「言って、言って」と日本語で人質に発言を促すような音が録音されていたことが判明した。
目隠しをとった場面では、(1)高遠菜穂子さん(三四)と郡山総一郎さん(三二)が口元に手をやり「何か話すのか?」と手ぶりを交えて尋ねるようなしぐさをする無音の映像(2)高遠さんの叫び声と郡山さんが「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫ぶ有音の映像(3)今井紀明さん(一八)が首にナイフを突き付けられ「ノー・コイズミ」と叫ぶ有音の映像が、切れ目なく録画されている。
分析によると、「言って、言って」という指示らしき音は、今井さんがナイフを突き付けられても何も言わなかった後、突然、始まっていた。周囲の犯人の声とは違ううえ、カメラ側から聞こえており、内藤教授は「『イッテ』という音はアラビア語だと意味をなさない。カメラを持った人間か、カメラの側にいた人物が発言している可能性が高い」と分析している。
さらに、ビデオの分析では、(1)敬虔(けいけん)なイスラム教徒が行うとは考えられない、女性を脅す場面がある(2)人質を押し倒す際に、犯人が手を添えて支える場面がある(3)脅迫場面の前に、合図があったかのように人質の一人
がカメラを見つめている−などの不審点があった。
また、政府筋によると、犯行グループは旧イラク軍が使用しない高価なイタリア製の自動小銃を所持しており、アディダス製の靴をはき、映像はソニー製の比較的新しいビデオカメラで撮影、編集作業はアップルコンピュータ製のノートパソコンで行われた可能性があるなどの疑問点があった。
一方、犯行グループの二つの声明文の分析でも、声明文が西暦を使い、非イスラム的な内容であることから、日本の事情を良く知った人物の関与が浮上しており、今回の日本語による指示と符合する。
別の政府筋によると、人質となった三人は、脅迫映像に“演出”があったことを事情聴取において大筋で認めているが、アンマンからバグダッドに陸路で向かったという三人の出国記録が残っていないとされるなどの疑問点が残っている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21iti001.htm