現在地 HOME > 掲示板 > 戦争53 > 467.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 3邦人人質ビデオ未放映映像を解析 内藤正典・一橋大大学院教授(sankei) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 21 日 05:38:18)
平成16(2004)年4月21日[水]
--------------------------------------------------------------------------------
情報機関の可能性 日本通、女性脅迫も異様
イラク邦人人質事件の未放映映像の解析結果で日本語とみられる音声が録音されていたことが判明し、今回の事件にはさまざまな謎が依然として残されていることが改めて浮き彫りになった。
一橋大学大学院の内藤正典教授は現段階の犯人像として、(1)中部ファルージャ周辺の地縁・血縁に基づく部族組織(2)フセイン旧政権のバース党情報機関(3)非イスラム組織(4)複数組織−との推測が成り立つと指摘する。
犯人グループの声明文はイスラム色がほとんどないうえ、ビデオも敬虔(けいけん)なイスラム教徒には容認できない女性への脅迫場面が録画されており、世俗政党であるバース党の旧情報機関網の関与があったとしても不思議ではない。イラク戦争でフセイン政権は倒れたが、バース党の情報機関網はまだ生き残っているのが実情だ。
ファルージャはフセイン旧政権を支えたスンニ派三角地帯の中にあり、現地の部族はバース党と関係が深い。今回の事件がファルージャでの米軍との戦闘激化を背景に起きたとすれば、危機感を強めた部族関係者と情報機関網が連携した可能性は十分に考えられる。
この情報機関網は日本にも広がっており、日本の事情も熟知している。声明文は自衛隊の撤退要求をはじめとして日本への言及が異様に多く、日本人協力者が介在した可能性も捨てきれない。
人質解放に動いたイラク・ムスリム・ウラマー協会についても、内藤教授は「ファルージャの部族集団の利益を代弁する存在で、犯行から解放までの一連の流れの中に位置していることを注目すべきだ」と警告する。
いずれも旧体制側にあり、今も旧政権時代のつながりを保ちつつ活動している可能性がある。今後の対策のためにも、ウラマー協会という組織の性格などを見極めたうえで事件の全体像を解明していく必要があろう。
(加納洋人)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21iti002.htm