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(回答先: Re: テレビ局は今日公開できる映像を、なぜいままで封印していたのでしょうか? 投稿者 ぷちとまと 日時 2004 年 4 月 21 日 11:43:22)
ぷちとまと さん
> はじめから変てこな映像だと、誰もが思ったからでしょう。
> マスコミは、やらせ映像をその場の勢いで垂れ流す事をしなかった。
> その点は多いに評価できるのではないでしょうか?
ナルホドです。
でも、
誰もが思ったくらいのもの(私でも)でしたら
一歩進めて、以下のような見解を添えて知らせることもできたと思います。
それをしなかったのは、やはり、一種の封印です。
「解禁の時を待とう」という。
神浦元彰 最新情報
http://www.kamiura.com/new.html
武装グループ 3人に演技強要 ビデオ映像で (毎日 4月21日 朝刊)
[要約]イラクで人質になった日本人3人が、武装集団が撮影したビデオ映像中に、ナイフが突きつけられる場面は武装集団の演出だったことがわかった。この3人も日本の捜査当局に認めている。テレビでは放映されなかった部分で、武装集団が3人にナイフや銃で脅すシーンの事前に演技をつけていたという。武装手段は3人に「恐怖で泣いているように」とか、「怖がっているように」と注文したという。
[コメント]自慢するわけではないが、そんなことは人質事件を扱うものには常識である。私は演技指導の部分は見ていないが、ナイフや銃で脅かされるシーンは早い段階で見ていた。TVでその解説を求められたとき、「これは演技です。殺す気なら手荒く扱って、顔や腕に傷かあります。服も破れ、汚れやボタンが飛んでいます。それがありません。人質事件のビデオにはこのような怖いシーンがあることは普通です。芝居でも強要したのでしょう」と答えていた。人質事件は心理戦なのである。犯行ビデオの演技に惑わされてはいけない。
昔、フィリピンで日本の商社マンの若王子さんが誘拐されたとき、犯人から右手の薬指が切断された写真が届いた。日本ではこの写真を巡って騒然とした騒ぎになった。犯人たちが若王子さんに残忍な扱いをしていると。しかしその写真は犯人が若王子さんに指を曲げさせ、さも指を切断したように写真をとったのだ。そこで捜査当局はその写真を整形外科医に見せて、本当に指を切断し写真なんか鑑定してもらった。しかし整形外科医には正確に鑑定はでなかった。私は犯人が写真に切断した指を添えていなかったので、これはやらせと判断した。あとで解放されたとき、フィリピンのアキノ大統領と面談した際、「指はありますか?」という質問に、若王子さんは「あります」といって笑いながら広げた手を見せていた。笑い話なのである。
もし将来、私が誘拐されて脅されるシーンが写っていたら、それは演技と断定してもらってかまわない。それが人質事件の常識なのである。人質は殺すための人質と、生かすための人質がある。日本も国際的な人質事件が多発する時代になれば、そのような人質事件に関す知識を積み重ねる必要がある。
この件で3人が非難されるべきことは何もない。