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(回答先: やっぱり、相続税制を根本改正するしかないです。 投稿者 真相ハンターK 日時 2004 年 6 月 27 日 13:14:06)
要は相続税の引き上げ(最大100%)という議論ですね。
まず、第一にあらゆる増税の議論と一緒で、誰も賛成しないでしょう。
相続を受ける側は、絶対に賛成しない。
相続する側も、我が子がかわいいから賛成しない。
結局賛成するのは、相続を受ける可能性がゼロの人で、配偶者もいなければ子供も親戚もいない人。
これでは、法案を成立させることがそもそも不可能では?
書かれているプランを見ると、いくらでも回避策が考えられそうです。
法人税を引き上げれば本社機能を海外移転させる企業が増えるように、相続税を引き上げれば、財産を何らかの方法で海外移転させる家が増えるでしょう。
不動産は動産(外債や海外投資)に変え、最後は移住するようになるのでは。
Kさんはこの議論に賛成する人がいるとお考えですか。
たとえば、Kさんの親戚あるいは親が大金持ちで不動産を多数所有していとして、相続税を100%にする案に賛成しますか。
あるいは、Kさんが資産家で、最愛の妻と子供たちがいたとして(さらに言えば一人は障害者で多額の医療費がかかるとして)、相続税を100%にする案に賛成しますか。
資産家でなくとも、100万でも200万でも相続するお金があったとしたら、誰が賛成しますか。
ただ、僕自身は、相続税100%と極端なものでなく、累進的に高額な相続については高い税率をかけるようにすることには賛成です。
日本は、少し前まではそのような税制でしたが、法人税と同様、最近になって急速に相続税を引き下げるようになりました。
勝ち組みに手厚く、負け組みに薄い政策の一環です。