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(回答先: サカキバラ事件とも通じる、一種の情緒障害と思うけれど----とは? 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 6 月 03 日 23:14:46)
竹中さん、レスいただきありがとうございます。
貴兄の書き込みはいつも拝見させていただいております。
(あっしら氏との対立は残念でしたが、あっしら氏の意外な側面(地雷?)が垣間見れたので、これからも貴兄の書き込みを楽しみにしております)
サカキバラ事件にはさまざまな側面があります。
貴兄が指摘しているように、犯人がA少年であるかという問題、権力側の情報を垂れ流すメディアの問題もありますが、郊外の問題、被害者の問題、事件の残忍性・非社会性(宮台流にいうと脱社会性)の問題、それに関連する心の闇(精神医学・精神分析・生物社会学的な)の問題、共同体(共同幻想)の闇の問題も含まれていると思います。
小生の感想は、主に後半のいくつかの問題について、関連してくるものがあると思えたわけです。
小生はその方面の専門家ではありませんが、いくつかの論著を読んだ限りでは納得のいく答えが見つからず、かえって大江や村上春樹、ドストエフスキーなどの作品のほうが、問題を解く契機を与えてくれるように思えて、あのような書き込みをしました。
大江の人格的問題はともかく、彼の作品の最良のいくつかは、今回の事件を考える上で何か手がかりを与えてくれそうな気がするし、僕らの想像力が、容疑者を襲った絶望と怒りの深淵と対峙する勇気を与えてくれるのではないかと(今のところ)期待しています。(読み返してみたら違う感想を持つかもしれませんが)