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(回答先: 朝鮮半島・白頭山、100年に2回大噴火…世界的異例(読売新聞) ― 9世紀にも巨大噴火。渤海滅亡に影響? 投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 12 日 17:36:01)
http://www.museum.tohoku.ac.jp/research_intro/chanbaisan_page01.html
中国東北部白頭山の10世紀巨大噴火と王朝変遷
白頭山(中国名:長白山)は中国・北朝鮮国境に位置し,標高約2700m,東西200km,南北310kmの大きさをもち,東アジアを代表する活火山の一つです。白頭山は数千年前から何度も噴火活動を繰り返しており,10世紀には有史以来最大の火山爆発を起こしたと考えられています。
近年の有珠山や三宅島の噴火のように火山の活動は我々の生活に少なからぬ影響を及ぼします。中国東北部ではこの巨大噴火と時期を同じくして「渤海王国」から「遼(契丹)」に王朝が変遷しています。この王朝変遷に巨大噴火が何らかの関わりをもったのではないのかと考えられます。
しかし,この10世紀の巨大噴火については,古文書などに一切記録されておらず,詳細は明らかではありません。私たちはこの巨大噴火の全容を明らかにするとともに,その巨大噴火がその地域の人々に対しどのような影響を及ぼしたのか,さらには王朝変遷にどのように関わってきたのかを明らかにするため,日中韓の共同プロジェクトを発足させ,この問題に取り組んでおります。