現在地 HOME > 掲示板 > 地域8 > 565.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 沖縄大使に宮本氏/沼田氏はカナダ大使に [沖縄タイムス] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 11 月 26 日 21:28:44)
<2004年12月2日 夕刊 5面>
差し止め求め提訴へ/辺野古沖ボーリング
反対派弁護団、年内にも
米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う名護市辺野古沖のボーリング調査について、反対派住民を支援する弁護団は二日までに、調査の差し止めを求める訴えを起こす方針を確認した。辺野古の現地で反対する住民らと調整した上で早ければ年内にも提訴の意向という。弁護団は三日にも反対派住民と協議する。弁護団の池宮城紀夫団長は「県民の八割が反対しており、公の法廷で裁判闘争を起こすことで、より一層反対の機運を盛り上げたい」と話している。
辺野古で座り込み活動を続ける平和市民連絡会の当山栄事務局長は「国が説明責任を果たさなかったことを裁判を通して明らかにして、ボーリング調査の違法性を追及したい」と述べ、現状の打開策として期待した。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200412021700.html#no_4
朝早くから海上座り込み隊及びカヌー隊、阻止船が集まり5ポイントのやぐらで海上座り込みを開始しました。
今日は比較的波も収まっていました。しかし、この時期に来てやはり波は高くなってきているようです。10月から2月あたりまで沖縄の海は荒れます。
穏やかな波がすきなのですが、穏やかだと作業に入ってしまう。荒い波は船の操船も困難なので嫌なのですが、荒いと作業はありません。どっちがいいのやら。いや!こんな状況がおかしいのです。
座り込みを開始して午前8時になっても作業船が出てくる様子がありません。すると、キャンプシュワブの浜辺(辺野古の浜辺)から水陸両用戦車が6隻列をなして出てきました。米軍の演習のために作業が遅れていたのです。
今、キャンプシュワブは2000名もの19歳〜の海兵隊員をイラクに派兵してたくさんのイラクの人々を殺しています。残った米兵達は新米兵ばかりです。平均して17歳から19歳の海兵隊員ばかりがいます。今日の演習も実践演習というよりは水陸両用戦車の運転の練習といった感じで、いったりきたりを繰り返していました。
水陸両用戦車の演習を生みから見たのは初めてでしたが、海底を切り刻んでいるさまを見せ付けられているようでした。
演習も終えた午後10時30分、辺野古漁港より8隻の作業船が出港。長島の近くで待機の状態に入りました。
午後1時までの間動きがなかったので久しくゆっくりと昼食をとることができました。
私もいつもは船の上ですが、タンカンやぐらの上に登って昼食をとりました。
すると、変な話ですが、タンカン足場の上はとっても見晴らしが良くしばらく魅入ってしまうほどでした。
雲の切れ目から日が差し込んで海が輝きだします。そこには、海草やサンゴがはっきりと浮かび上がってきます。海ガメが顔を出してあいさつにやってきます。風が吹きぬけ波が起こり、そこに人々の、動物達の生活がかいま見えるようでした。
そんな場所にやぐらを建てていることに怒りを感じ、やぐらの上に立ち再確認させられました。
午前12時、国頭村から闘うために海人が助っ人に来ました。私達が使っている船よりも2倍以上ある船が堂々と辺野古の海に入ってくるさまは圧巻でした。「来たぞーーーー!!!!」「来たぞーーーー!!!!」海上から歓声が上がります。感動ーーーーです!!!「海を知る者が海を守る」国頭村の漁民はそのことを胸に来ました。
漁民の方は初めて辺野古に来られた時に「わったーにとってこの海は体の一部。守ることが当然のこと。この闘いに参加させていただきたい。世界の海として辺野古を思うからこその行動です。」と話してくださいました。人の出会いほど感動するものはありません。やぐらの上から大きな大きな船が2隻で辺野古の海を切って入ってくる姿を惚れ惚れしながらみんなで見ていました。
午後1時長島近くで待機していた作業船が動き出しました。
キャンプシュワブの辺野古側の浜辺を公然と使うようになっています。腹立たしいことです。8隻の船の内の4隻に資材を乗せ、他4隻に防衛施設局員、ダイバーを乗せて出てきました。
5ポイント全ての海上座り込みに緊張が走ります。そして、警戒態勢に入ります。
私は航路近くのポイントのほぼ足場が完成されている場所でボーリングのための機材を積み込まれてしまった所にいました。私達は完全に足場を人で包囲し、作業船が入れないように座り込みをしました。
まっすぐに私達の方に作業船が向かってきます。私達のそばまで来てしばらくして他のポイントへと向かいました。
次は航路近くのリーフ上にあるタンカン足場へと近づいていきます。
そこでも私達の同じように完全に足場を人が包囲し、守っていました。するとカヌー隊に対して作業員が「この間見た時にかなり危険な箇所があった、そこだけ補強させて欲しい」と言う。議論の末、「それだけなら」と言うことで作業員が何人か上がってくる。しかし、作業員はロープを使ってその他の機材を上げようとする。「何をする!!」「話が違う!!」「やめてーー!!」全員がロープにしがみつき阻止に入ります。
流石に資材は上げられずそのポイントを作業員が離れる。
そこがだめと見るや8隻の船で持って一番西のポイントを集中的に強行してきました。7人の海上座り込みに対して、作業員が15人。足場が崩れるのではないんーかと思うほど足場が人間の重みでぐらつく。「やめろーー!!」「作業を中止しなさい!!」海上座り込みの人達の必死の訴えに対して防衛施設局は押さえつけ、タンカン建設を強行。建設途中だったタンカンが作られてしまった。
そして、帰り際にも一番西のポイントへと作業船が集結したため、「絶対に止めなければ」と阻止船も全ての船がそのポイントへ集結しました。作業を止めました。
その時点で午後4時。今日も一日海上でとめ続けてきました。
最終的に4ポイントはチョコマカとあったにしろ、守りきりました。絶対に止められます。私達の闘いは日々、進んでいます。
この間にどんどんと各地からこの作業を止めるために支援が広がっています。その多くに力添えをしていただいている皆様に心から感謝しています。
渡嘉敷島に住む、作家の灰谷健次郎さんも辺野古の作業を止めるためにメッセージと船、船長を連れてきてくれます。
灰谷健次郎さんからのメッセージです。
「"命どぅ宝"という言葉は、いのちを育み、慈しむ心であることはもちろんですが、いのち遠ざけ、傷つけるものに対しては激しい怒りと行動を伴う"愛"であることを一人一人の胸に刻み付けたい。依って、この言葉は世界の言葉であります。」
国頭からも渡嘉敷からも心ある声と行動が始まっています。そして、「辺野古でなければ下地島へ」のその下地島では「基地要らない」の総決起集会が行なわれています!!8割の県民の声をもっともっと形にしていきましょう!!
海上での行動をどんどんと展開させていきましょう。そして全国からのこの国への包囲を強くしていきましょう!!
昨日那覇防衛施設局による定期記者懇談会が行なわれています。その中で西局長は記者からスパット台船の足場によるサンゴ礁の破壊について指摘され、「サンゴ礁とサンゴは違う。それに破壊されたサンゴというのは死んでいたサンゴだった。」と言いました。「サンゴ礁とサンゴが違う」???サンゴ礁はサンゴによって形成されているものです。ちんぷんかんぷんな答弁です。それに「破壊されたサンゴはすでに死んでいた」と言っていますが、破壊されたサンゴを拾ってきて見た所、まだ生きていました。
スパット台船がくい打ちをしようとしている場所は今、サンゴが再生を始めている場所です。沖縄各地でサンゴの保全が訴えられる中でとてもとても貴重な場所です。人工によるサンゴの再生ではなく、自然の力によってサンゴ礁が再生していることに関しては研究が必要なはずです。
西防衛施設局局長は「環境アセスメント法」の中での「岩礁破砕」に当たることを認めたくない余りにこのようなでたらめなコメントを残しています。
記者懇談会ではかなり焦っている様子が伺え、私達の阻止行動によって現段階の調査が今年度中に終わりそうにない、阻止されることに強い危惧をしていました。
このスパット台船による岩礁破砕、サンゴ礁の破壊については県内で大きな問題となっています。県民会議からも「今すぐボーリング調査を止めるように」と要請行動があり、護憲県議会委員のメンバーもボーリング調査の強行に対して強い怒りを示し、訴えを県に対して行なっています。
沖縄に来ている山崎拓総理補佐官は「辺野古移設では遅すぎる。辺野古に固執する必要はない。日米SACO合意がありますが、現在の米軍再編成の枠組みの中で移設作業に関しても進めていきたい。」との意向を示しました。
「沖縄への負担の軽減」などと言うことを何か良いことのように掲げている日本政府ですが、沖縄へ良いことをしたいとは毛頭思っていません。山崎拓補佐官の発言は信用するもなにも辺野古以外でも考えているという本当に許せない回答だと受け取っています。
この発言から現在の辺野古の状況下を日本政府が危惧していることが伺えます。阻止行動によって阻止されている状況は日本政府への大きな打撃となっています。日米両政府の高官の中でも意見の食い違いが出ているのは間違いがないようです。
・今日の状況
午前7時には私の船と他1隻でもってカヌー隊を引っ張り海上に建てられている建設途中のやぐら5ポイントでの座り込みを開始しました。
波が高いせいもあり辺野古漁港の作業船は午前9時頃まで動こうとはしていませんでした。沖合いのスパット台船での作業は中断されていました。
午前9時30分、作業船が海上へと出てきます。
沖合いに大型船が2隻、リーフ内に小型船が8隻出てきました。
海上座り込みの警戒と緊張が高まります。
キャンプシュワブからの資材積み出しは今までもやっていましたが、今日はいつもと違う場所(辺野古の浜辺側)から公然と積み出しをしました。新聞紙面でも「基地の共同使用浮き彫り」の見出しで載っています。米政府がこの基地建設に主体的に関わっていることが確認されました。
キャンプシュワブ辺野古の浜側からボーリングのための発電機やパイプなどを多数積みこみ出港。小型船舶8隻には40人にもなる作業員がが乗り込み圧力をかけてきます。
3人しかいなかった平島のすぐ近くのポイントにまず乗り込みやぐらを建設しようとしてきました。3人が精一杯の力で鉄パイプを押し返します。2段目あたりまでやぐらの組み立てをされてしまいましたがそれ以上はさせていません。
午前11時頃になると航路のすぐ近くにほぼ建設が完了されたやぐらに8隻全てでもって突っ込んできました。やぐらには6名のカヌー隊が海上座り込みをしていました。
・作業員がカヌー隊に暴行!!
6人に対して18人もの作業員達が群がり建設の強行のために登ってきます。
その中でカヌー隊の女性が作業員達がカヌー隊を取り押さえているのを写真に納めようとしたところを男性の作業員がカメラと顔ごと蹴りとばすということをしました。明らかな暴力です。絶対に許せるものではありません。さらにカヌー隊の男性を取り押さえ頭の上に乗っかりました。作業員がカヌー隊の男性に体重をかけたため男性の口の中が切れ、血が出ていました。そして鉄パイプの搬入を阻止しようと試みたカヌー隊の男性を作業員数名がロープで簀巻きにしようとしました。
こんなことが海上でまかり通っています。どんな権限があってこのような暴行行為を防衛施設局はさせているのか!!防衛施設局が「この行為はしてはならない。」といえば聞くはずです。それをしていないということは防衛施設局の指示の元で作業員が暴行行為をしていることに他なりません!!
この理不尽で不当な調査に対して正当な阻止行動としてカヌー隊はやぐらの上で止めに入っています。その人達に対してなんということを!!こんなことは絶対に耐えられない!!私は絶対に許さない!!
海上保安庁もそれを見て動かざるを得なくなり「双方がこのやぐらを降りて欲しい。陸上で事情聴取をさせていただきたい。」ということとなりました。
防衛施設局は今日の作業をそれを持って中断しました。
午後1時30分には私達も陸上に引き上げ、弁護士を交えて事情聴取が行なわれました。事情聴取は受けたものの何事もなく、一日も終えました。
海上での暴行に関しては全国で抗議として訴えて欲しいと思っています。こんな行為は許さないという声を上げない限りエスカレートした行為が海上で起こる可能性があります。多くの人達にこのことを訴え広げていきましょう。
http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/index.cgi?y=2004&m=11