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(回答先: 調査差し止め求め提訴／普天間代替ボーリング[沖縄タイムス] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 12 月 27 日 22:34:40)
米軍再編と沖縄の負担軽減の在り方などが討議されたシンポジウム＝15日午前、那覇市のおきでんふれあいホール
シンポジウム「米軍再編と沖縄」（NPO法人沖縄平和協力センターなど主催）が15日午前、那覇市のおきでんふれあいホールで開かれた。米軍の戦略見直しと連動した米軍再編の展望、負担軽減に結びつける沖縄側の戦略、日米同盟の将来像などについて、3人の討論者が意見を交わした。「沖縄の声を一本化することが最重要」との認識が示され、在沖海兵隊の撤退要求の必要性が提起された。
「米軍再編と日本の対応」のテーマで報告した川上高司北陸大学教授は「今回は最も大きな米軍再編の波。昨年9月の小泉-ブッシュ会談で、沖縄の負担軽減がはっきり認識された。本土への基地移転を含む検討がなされる初の流れだ」と指摘。その上で「沖縄の声を一本化して、日米両政府に伝えることに最大の重要性がある」と強調した。
吉元政矩元副知事は「最大課題は普天間基地の移設。沖縄から出すかの詰めが行われている」と指摘。3000メートルの沖合滑走路が2008年に整備される山口県の岩国基地を挙げ、「本土に移せと言うのは嫌だが、無視できない。5月ごろまでに出てくる」とし、移設先に浮上すると予測した。
「SACO合意の評価」をめぐり、吉元氏は「SACOと今回の米軍再編は重なる。SACOを含め、整理し直すことが正しい手順」とし、県の基地削減素案を批判。「負担軽減の最大の方策として、海兵隊を丸ごと、いつまでに出すかを問うべきだ」と強調した。
「日本の対応と沖縄の戦略」を報告した星野俊也大阪大教授は「巨大な壁だった米軍が自ら動くと言っている。今回は抜本的変化がくる。沖縄に負担を押しつけてきた本土の側も心の準備をしなければならない」と語った。その上で、星野氏は「米軍の利益、日本の安全保障を確保する上で、基地の分散化をしっかり主張できる時期に至った」と述べ、在沖米軍の分散を米軍再編の中で働き掛ける重要性に触れた。
討論では、米軍との緊密化の中で沖縄の自衛隊が増強される可能性や、過度な中国脅威論が沖縄の負担軽減や東アジアの安全保障上のマイナス要素になるとの認識が示された。日米中韓に北朝鮮、ロシアを加えた集団安全保障構想なども提起された。
（琉球新報） - 1月16日10時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050116-00000011-ryu-oki
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。