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関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)で、ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)燃料を使う「プルサーマル計画」について、福井県は13日までに、関電による海外でのMOX燃料加工委託を了承する方針を固めた。これにより99年から延期されていた関電のプルサーマル計画は、4年ぶりに動き出す見込みとなった。07年ごろに燃料を装荷して発電する予定で、国内初の実施となる。
電気事業連合会は97年、プルサーマル計画を2010年までに16〜18基で導入する方針を示している。しかし関電では99年、高浜原発の燃料を納入した英核燃料会社(BNFL)が検査データをねつ造していたことが発覚して中断。また東京電力では02年に原発トラブル隠し問題が発覚し、いったん受け入れを表明していた福島、新潟両県が事前了解を撤回した。
そうした中、関電は昨年10月、福井県や経済産業省原子力安全・保安院に報告書を提出。保安院は関電本社や高浜原発に立ち入り調査するなどして今年2月、再発防止に向けた社内体制が整っていることを確認した。
今月11日には原子力安全委員会が保安院の調査結果を妥当としたことから、高浜町が12日に事実上、受け入れの意向を明らかにした。県も独自に聞き取り調査するなどして体制を確認したという。
福井県が正式にMOX燃料製造を了承すれば、関西電力は月内にも、欧州の核燃料製造会社と仮契約を結ぶ方針だ。関電から受注できる能力を持つのは、仏コジェマ社との2社だが、MOX燃料の検査データねつ造事件を起こしたBNFLには地元の拒否反応が強く、初回の発注先はコジェマが有力だ。
関電は使用済み核燃料の再処理で取り出したプルトニウムを、コジェマに約7トン、BNFLに約1トン保有しており、それぞれ現地の工場でMOX燃料に加工する方針。【兵頭和行、山本明彦】
[毎日新聞3月13日] ( 2004-03-13-21:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040314k0000m020047002c.html