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(回答先: 福井県知事が再開了承 プルサーマル計画再始動へ(共同通信) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 3 月 15 日 08:38:15)
福井県高浜町の関西電力高浜原発3、4号機でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を燃やすプルサーマル計画について、同県の西川一誠知事は15日記者会見し「県民の信頼を回復する取り組みがされた関電の体制は評価できる。今週中に社長を呼んで県の判断を伝えたい」と述べ、県として計画再開を了承し、関電の海外でのMOX燃料製造を認める意向を事実上表明した。
これにより、地元の承認をいったん得ながら、燃料検査データのねつ造発覚で頓挫していた同計画が、国内初実施に向け再び始動する。関電は月内にも燃料加工契約を結び、2007年度から実施の予定。
関電は昨年10月、燃料加工の品質保証に関する再発防止策を国や県に提出。国がこれを了承し、今井理一高浜町長も了解の意向を示したことを受け、西川知事は「必要な再発防止策が盛り込まれていることを確認した」と評価した。16日に今井町長と面会して最終的な意思を確認する。
西川知事はまた、「県としても各段階で報告を求めることがある」と述べ、輸入するMOX燃料の検査などに県が積極的にかかわっていく姿勢を示した。
国は、ウラン資源の有効活用を図るプルサーマルを核燃料サイクル政策の一環と位置付け、1997年に計画推進を閣議決定。県と高浜町は99年6月、計画を事前了解したが、同年9月、燃料の製造を委託していた英国核燃料会社(BNFL)による検査データねつ造が発覚し計画が中断。既に搬入されていたMOX燃料は2002年7月、英国へ返還された。
■MOXデータねつ造 英国核燃料会社(BNFL)が、関西電力高浜原発3号機用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を製造中の1999年9月、燃料ペレットの検査データの一部で、同社が過去の数値を流用したことが発覚。その後、4号機用燃料のデータでも同様の不正が判明し、関電は使用を断念した。国や関電は原因究明と再発防止のため検討委員会を設置した。
◇
プルサーマル計画などの原子力政策の懸案に、慎重姿勢を崩さなかった西川一誠・福井県知事は「早期の決断を」と迫る議会の意向を受け、苦渋の決断を下した。
昨年4月の統一地方選で初当選した西川知事は「福井県は国のエネルギー政策に貢献している」との立場から、引き換えに北陸新幹線延伸など強力な地域振興を求めてきた。県議会も昨年12月に「国の対応によっては、原子力政策に反対も辞さない」と決議した。
しかし、新幹線整備の新規着工区間の決定は6月まで先送りに。原発による経済効果を期待する推進派県議を中心に知事の姿勢に不満が高まり、2月に一転、最大会派の自民党が、原発政策と新幹線を切り離すよう知事に申し入れた。
これを受けて知事は県議会で「原発が県の発展に欠かせないものとの認識は変わっていない」と態度を軟化させ、最終的に県議会や地元の意向に沿う選択をした。
◇
≪プルサーマル計画の経過≫
1997年2月 プルサーマル計画推進を閣議決定
98・12 国が関西電力高浜原発でのプルサーマル承認
99・6 福井県と高浜町が同原発でのプルサーマル了解
9 英国で加工中の高浜3号機用MOX燃料の検査データのねつ造発覚
12 4号機用燃料でもねつ造が分かり、関電は使用中止を発表
2000・1 東京電力が福島第一原発でのプルサーマル実施延期を表明
01・6 東電が柏崎刈羽原発でもプルサーマル延期を表明
02・7 高浜原発からMOX燃料返還の輸送船が英国へ出航
03・10 関電がねつ造再発防止策の報告書を国と福井県に提出
04・2 経産省がMOX燃料の海外発注を承認
3・12 高浜町長が計画再開了承の意向表明
(03/15 13:04)
http://www.sankei.co.jp/news/040315/sha037.htm
イラン「協議の意思」伝達 核査察凍結でIAEAに [産経新聞]
国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は14日、査察受け入れの無期限凍結を表明したイランが、同事務局長の訪米後、ウィーンで協議に応じる意思があると伝達してきたことを明らかにした。訪米のためワシントンに到着後、ロイター通信に語った。
事務局長は「すべての疑念を晴らす最善の策は、できるだけ早期にわれわれを受け入れることだ」と指摘。イラン当局と連絡を取っており、ハタミ政権が事務局長の主張に「理解」を示したと述べた。
事務局長はこれに先立つ13日、IAEA定例理事会閉会後にウィーンで会見。査察を通じたイラン核開発の全容解明に強い期待を表明するとともに、イラン核問題に関する決議の採択を受け、次回6月の理事会でイラン核問題の最終判断に向けて「鍵となる報告を行う」と語った。
今回の訪米で事務局長は、核の闇市場問題をめぐり米政府高官と協議する。ブッシュ大統領と会談する見通し。
IAEA定例理事会では闇市場問題が初めて取り上げられ、核物質管理の行動綱領策定を求める積極論も出たが、議長声明などの取りまとめはできなかった。(共同)
(03/15 12:34)
http://www.sankei.co.jp/news/040315/kok035.htm