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(回答先: 「文科系論理体系と理科系論理体系の違い」という問題ではない。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 08 日 16:34:26)
あっしらさん、
やはり、あっしらさんは徹底的に文科系の論理体系で固まっておいでです。それが良いとか悪いとかいう価値観の問題では無く、それによって懸案の事柄が解決するか否かの問題です。
文科系論理体系と理科系論理体系の違いはこの200年の成果を見れば瞭然とします。自然科学はこの200年で問題を次々と解決し長足の進歩を遂げたのに対し、人文科学は社会問題を何一つ解決できず、未だに人間は争いを続けているのがその証拠です。言い換えれば、文科系論理体系は問題解決に興味があるのでなく、議論する事だけに興味があると言えるでしょう。
理科系論理体系では仮説を立ててその反証を見つけだし、次々と大量の仮説を没にしていったからこそ、最後にどうしても反証できない仮説まで比較的早く到達できたのです。勿論、これが可能だったのは自然現象は社会現象に比べ遥かに定量化し易いという利点もありました。
それに反し、文科系論理体系では、メンツを保つ為、反証されるのを避ける様に議論を組み立てて来ました。即ち、貴方の論法にも見られるように、長々と説明に継ぐ説明で議論を続け、反論者から常に逃げ道を作っておくやり方です。その結果、文科系論理体系では人間の数だけ意見が存在し、議論の仕方の優劣は判定出来ても、誰にも真理を決定出来ないで終わってしまいます。その証拠に、どの宗教も真理を提示できないから、次々と新宗派が出てくるのです。
従って、私の議論を打破するのは極めて簡単な事で、私が提唱した摂理に対する反証を見つけて来るだけで終わってしまうのです。人文科学も自然科学のやり方にならって、仮説を次々と立て、反証を見つけては破棄して行く様になれば長足の進歩を遂げるでしょう。