どうせくだらん抑制になるに決まっている善などクソ食らえ、です（笑）あっしら

どうせくだらん抑制になるに決まっている善などクソ食らえ、です（笑）
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投稿者あっしら日時 2004 年 6 月 13 日 01:09:18:Mo7ApAlflbQ6s

(回答先: 善悪とは必要性の度合い投稿者調和人日時 2004 年 6 月 12 日 23:54:24)

調和人さん、どうもです。

【調和人さん】
「私が把握する善悪は主体的なものと大多数の支持するものという形で分けており、人間にとって大切なものは、主体的な善悪により行動することであると思っております。
また私は「善」は「真実」と置き換えられると考えますので、その辺りも比較しながら、考えて行きたいと思います。」

最後まで読んでも、ひっかかるのは、「「善」は「真実」と置き換えられる」という部分です。

「真実」とは何かはともかく、何を意味し、どうすれば認識できるもしくは存在するものなのか説明していただけますか。

【調和人さん】
「そこに善悪は発生するものではなく、ただの行動・事例があるだけだと思います。また善を真実とするのであれば、動物の世界はすべて彼らの（その主体の）善となります。また、人間が善悪と把握するのは、相手を必要とする度合いが高くなるほど広がりをみせ多様化してくるのではと考えております」

動物行動学に詳しいわけではありませんが、主体的基準である「類の保存」という観点から、戦争を繰り返す人に較べると、動物は悪を為さないようにしていると思っています。
よく言われる“動物の本能”は、善を促進しているわけではないが、悪は抑制していると見ています。

家族を超えた他者の必要性があるかないかが、善悪基準の分かれ目だと思っています。
家族以外の他者を必要とするのなら、５０億人の他者をいろいろなかたちで必要としても善悪基準は変わらないと．．．

もちろん、それは「支配―被支配の関係構造」を捨象した話なので、他者を支配することで利を得ることを善（悪ではない）と言い募る人たちがいる限り通用しません。

【調和人さん】
「支配層は支配するという行為を悪とわかっていても善なる行為として被支配者層に押し付けそして彼らを洗脳しております。なぜ支配者層が悪の行為をしなければならないかと考えると、それは自分にとってその相手（被支配者層）が持っているものが必要であるという発想からきており、それを自分だけが手に入れようとする利己的な部分に罪悪感的な悪を感じているのではないでしょうか。
そして被支配者層にしてみれば、押し付けられた悪を善と解すように洗脳させられ、同じように他の人間を必要とする手段とし洗脳を受け入れ、それを善と解する。
そしてこの構図が解消されるとすると、他人の押し付けによる善悪の定義は解消され、人間本来の善（真実）を追究する行為に戻るという感じでしょうか。」

支配を悪だと考えている支配者は少ないと思っています。
“洗脳”するのは、支配の安定化のためであって、支配の正当化ではないと思っています。

先制攻撃の正当化と同じように、支配の正当化も容易に論述できます。

（約めて言えば、多くの人は社会の統制どころか自己の統制すらできない愚かな存在であるとか、外部から虎視眈々と支配を狙う連中がいるのに愚民たちの気ままに委ねることはできないといった論拠です。この論理は、知的エリートを自認している政治哲学者や政治学者の多数派が持っているものです）

だからこそ、「支配―被支配の関係構造」を崩すのは至難の技であり、被支配者の多数派がケチを付けるだけの振る舞いに終始する限り達成できないことです。
（戦争で他国を支配するより困難な歴史的営為だと思っています）

独裁支配は「指導者の原理」を受け容れさせれば可能ですが、「支配―被支配の関係構造」を崩すのは、一時的ですが、日本であれば３千万人ほどの“まっとうな政治家”を必要とする実にハードルが高い行為なのです。

私が精神的にまいったのは、阿修羅で政治を語っている人でさえ、政策云々以前に、“まっとうな政治家”の前提になる身構え（態度形成）さえできていない人が多いと認識したからです。

悪に対する怒りや思い遣りはとても重要ですが、それでは、よりましな支配体制に移行できるかどうかもあやしく、とてもじゃないが、「支配―被支配の関係構造」を崩すことはできません。（世界支配層はバカじゃありませんから、よりましだと期待した支配体制はより悪いものになる可能性が高い。今の日本の政治的選択肢を見ればわかるはずです）

【調和人さん】
「ただ、究極的には、人間は支配―被支配構造から“完全に”抜け出すことが可能であるなら、感じるままに行動をすることができますが、それが善なのか悪なのか把握することはできない状態、つまりひとつの事例・行動になるのではないかと思います。」

まず、これまでの私の説明は、「それが善なのか悪なのか把握することはできない状態」ではありません。
悪を認識することは前提になっています。あくまでも善をことさらあげつらわないというだけの話です。

善なんかどうでもいい、悪をできるだけ為さねばいい、できるだけ悪を為さずに済む世界であればいい、と思っています。

悪を為さないなら善を為していると考えてもいい、ではまずいですか？

私は、猥雑で躍動的な社会が好きですから、悪ではないことをいろいろやれる面白い社会が望ましい、そのためには、どうせくだらん抑制になるに決まっている善などクソ食らえだと思っています（笑）

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【補足】“善”なる言葉を駆使して紡ぎ上げられた説明のおぞましさと危険性 あっしら 2004/6/13 02:22:34 (8)
- 世界の善悪を真にこれから定義して行きしましょう 調和人 2004/6/13 11:26:08 (7)
  - 善悪とは事象であり、尺度である。 調和人 2004/6/14 00:37:53 (4)
    - もう一度じっくり考え、仕切り直ししたほうがいいと思います。 あっしら 2004/6/14 01:48:31 (3)
      - そのとおりですね。　　「善悪」の認識においての問題点 調和人 2004/6/14 10:57:17 (2)
        
        補足　（流動的・無数的・程度的・相対的について） 調和人 2004/6/14 11:13:58 (1)
        
        あっしらさんへ 調和人 2004/6/14 17:35:58 (0)
  - 善悪と真実の部分についての一部訂正 調和人 2004/6/14 00:01:38 (0)
  - お詫び 調和人 2004/6/13 15:20:22 (0)

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