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HAARP さんの「雑談専用９」板へのご投稿：
『中国の「国粋派」はいないんですかね』
に対する、部分レスです。
＞ 中国にこれに気が付く「国粋派」はいないんですかね。いたら死刑になるだけなのでしょうか。
＞ これを読んだら、連絡欲しいですね。
日本に長期滞在する中国西域出身者の知人の情報により、代理投稿しています。
初めに、中国は、５４もの民族からなる多民族国家です。
豊かな天然資源の搬出
＞ また、ウィグル地区などのチベット地方にはどうも原油があるらしいですよ。
＞ ダライ・ラマをサポートするロックフェラーの意図はこのあたりにもあると聞いています。
▼ 巨大な砂漠や湖沼の地下には、たいてい豊かな埋蔵量の石油・天然ガスがあります。
新疆ウィグル族自治区のタクラマカン砂漠も、チベット族自治州の西蔵高原も、例外ではありません。
またヒマラヤに源を発する多くの川を持つチベットは、水資源が非常に豊富で、推定天然水資源量＝２億キロワット以上の水力発電が見込まれます。
更にチベットは、金属資源の宝庫としても知られています。
殊に、世界埋蔵量の半分を占めるリチウムの他、中国の鉱物埋蔵量では第一位のクロム、同じく第三位の銅、および大量のダイヤモンドがあります。
参照：中国の鉱物資源政策
▼ 一方、新疆ウイグル自治区のジュンガル盆地では、石油13億7000万トン、天然ガス4100万立方メートルの埋蔵量に達します。
▼ 中国政府は現在、これらの地域に、道路・鉄道、およびパイプラインの建設を進めています。
手始めは青蔵公路と青海ルート鉄道でした。
チベットに隣接する青海省チベット自治区の油井や金鉱、チベット族自治州のルンポラ油井から、沿海地区まで搬送します。
次は、ツァイダム盆地の天然ガスを運ぶための、青海−チベット鉄道と、新彊自治区−上海を結ぶ、ガス・パイプラインの建設で、2005年に完成予定です。
参照：「天然資源の大規模な移送」：チベット鉄道とガス・パイプライン
＞ このあたりは、チェイニーが売り込む原発メーカーのウェスティングハウスやベクテルの中国進出と衛星探査や航空宇宙技術提携と絡んでいるんじゃないですかね
▼ 中国政府は、チベットや新疆を「西部の宝庫」として、欧米の資本家と技術集団に「解放」することで、早急に中国経済の主流に取り込もうとしています。
但し、最近は、米国資本から欧州資本へのシフトが起きているようです。
中国政府は、チベットや新疆の繁栄が中国と深く結びついており、その繁栄に続いてチベットや新疆の感情や思想も、共産主義に結びつくことになると信じています。
貧しい漢人の流入と共産化で砂漠化が進行
▼ 中国政府は、「西部大開発(内陸貧困撲滅作戦)」と称して、青海省・チベット・新疆の各地域に貧しい漢人の移住政策を続けており、今では、都市と主要な農村を漢民族が押さえているだけでなく、遊牧地も人民公社化して、漢人が管理しています。
この結果、長らく共存していた少数民族の比率は、中国共産党が「経済総量拡大」の改革を始めた 1949 年以降、急速に低化しています。
この地方の冷涼な土地は、数万年に亘り、遊牧によって砂漠化を免れてきましたが、農業技術も資金も無い貧しい漢人の流入と、人民公社による無理な耕作によって、急速に砂漠化しています。
▼ 「国粋派」＝「民族主義者」と言い換えてもよければ、それは、チベット族やウィグル族など漢民族以外の民族ということになります。
イラクやアフガン程には世界の耳目を集めていませんが、漢民族と背後のグローバリストによって、今、土地・資源・文化を根こそぎ奪う、エスニック･クレンジングが進行しています。
ラマ教やイスラム教の礼拝に熱心だというだけで逮捕され、それきり二度と戻らない男達。漢人への売春で逮捕される女達。この地域では、漢人の犯罪は余り問われていません。
少数民族の名を借りた資源採掘施設破壊事件の背後に、グローバリストが支援するタリバンなどの組織があることはしばしば話題になります。
しかし、破壊で利益を上げるグローバリストとは異なり、新たな事件が起きる度に、この地域の負け組は、チベット族やウィグル族のような少数民族と決まっています。
▼ 数年前に、NHK取材班が、漢人に追い立てられ、熱砂のタクラマカンと雪のヒンズークシを越え、アフガニスタンに辿り着いた、残り僅かなウィグル族が、アフガン戦争に巻き込まれ、カブールの瓦礫の中、一人生き残って尚、乞食をせずに土で焼き物を作って商売する姿を取材しました。
NHKの番組では、次回以降の予告に、中国側に入って新疆のウィグル族の取材が含まれていました。
しかし、このNHKクルーは、モンゴルでの取材を終え、新疆を目指した飛行機の墜落で、番組ディレクターやカメラマン、現地スタッフを失いました。
私は、この墜落を、ただの事故とは思っていません。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。