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高速列車がスタートから不安定な様子を見せている。
1日に2件、2日に3件、3日に2件と開通以降連日故障や障害が頻発している。開通日に発生した最初の故障が2日後に再び同じ列車で再発するなど、原因も究明せずに運行しているのではないかという疑いの声も挙がっている。
また、電線に作られた鳥の巣を除去していなかったために断電するという呆れるような障害まで発生、管理の不備が指摘されている。高速列車の運行量を最初に設定した最大回数の70%水準にまで減らしているにもかかわらずこの有様だ。
今月3日午前にソウルを出発した釜山(プサン)行きKTX(第13号)が天安(チョナン)牙山(アサン)駅付近で電力供給装置に異常が発生し出力が落ちた。外部電力を電動機用に転換する動力車内のモーターブロックが一部作動を停止したからだった。
これによって時速170キロメートル以下の低速で運行し、列車は27分遅延した。1〜12号列車はフランス・アルストムから直接納品されたものだが、13号列車は技術移転によって国内で製作された最初の高速列車だ。
この列車は開通日の1日午前にも同様の故障によって大邱(テグ)から大田(テジョン)まで徐行運行し、乗客130人が大田駅で他のKTXに移り乗っている。
今月2日には天安牙山駅構内の電力供給線に障害が生じ、列車の運行が10分余遅延した。原因は電線柱の鳥の巣を除去しなかったため接地現象が発生したからだった。「鳥の巣事故」は過去にも首都圏電鉄などでも問題になってきたが、後に管理を強化して解消された。
乗客は「相対的に目が届きにくい一般線路でもなく、駅の構内の電線を点検しなかったために送電が遮断されるとは呆れてものがいえない」という反応だ。
この同日、ソウル駅構内では電線と高速列車上部の集電装置の間に異物がはさまり、電気の供給が遮断された。この後も3便のKTXが線路を移すために出発を29〜36分遅延し、電線の復旧には1時間30分かかった。
モーターブロックや補助ブロックの遮断はテスト運行の際も幾つかの列車で現れている現象だ。鉄道庁は今年2月、高速列車の開通計画を発表する際、「電気および電源系統のソフトウエアを修正し、正常化されたか調整中」とした。しかし結局、未完成の状態で運行を開始する有様となった。開通前、「フランス側の技術契約者であるユコレールをはじめ、フランス国鉄(SNCF)諮問団も4月1日の全面開通は問題ないと確認している」という発表が信憑性をなくしている。
鉄道庁は昨年末、1日最大184便(92往復)まで高速列車を運行できるようプログラムを組んだ。しかし開通1カ月前、「需要を考慮し、整備および点検の時間もさらに確保する」とし、164便(82往復)に減らし、開通数日前には予告なしで128便(64往復)に再度減らした。
結局、可能量の70%だけを運行しているにもかかわらず、故障や障害が頻発しているということだ。
李忠一(イ・チュンイル)記者 cilee@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/04/20040404000018.html