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【北京・前田浩智】北朝鮮の核開発問題に関する第2回6カ国協議は24日夜、ホスト国・中国による歓迎レセプションが北京の釣魚台迎賓館で開かれ、事実上始まった。日本政府代表を務める外務省の薮中三十二アジア大洋州局長はレセプションで、北朝鮮代表の金桂冠(キムゲグァン)外務次官と接触し、拉致問題解決に向け日朝政府間協議を継続させることを確認した。6カ国協議は25日午前9時からスタートするが、日本は冒頭発言の中で拉致問題を提起する考えだ。
日本側の説明によると、日朝の接触は立ち話で短時間だったという。薮中氏が協議継続で合意した先の日朝交渉に言及、「政府間の話し合いの継続を期待している」と述べたのに対し、金次官は「同様の考えだ」と答えた。次回協議の日程について具体的なやり取りはなかったが、日本側はこれをてこに、6カ国協議と並行して政府間交渉の実現を要請する方針だ。レセプションでは、米朝の代表団も言葉を交わしたが、具体的な話し合いにはならなかった。
これに先立ち薮中氏は24日夕、議長役である中国の王毅外務次官と会談し、北朝鮮が核開発を廃棄する用意があると伝えてきたことなどをめぐり、意見交換した。薮中氏はロシア代表のロシュコフ外務次官とも会い、6カ国協議で拉致問題を取り上げることを伝えた。
一方、新華社電によると、北朝鮮の金次官は24日、中国との事前協議で「(6カ国協議では)柔軟姿勢を示し、具体的な成果が得られるように努力する」と表明した。
また韓国の李秀赫(イスヒョク)外交通商次官補は北朝鮮との事前協議の後、高濃縮ウラン開発計画について「北朝鮮側も深刻な問題と理解しているようだった」と述べた。
[毎日新聞2月25日] ( 2004-02-25-01:19 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040225k0000m030076002c.html