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(回答先: 北朝鮮、拉致問題で原則論繰り返す 交渉継続では一致 [朝日新聞]【こいつも政府の“飼い犬”:「日本側が拉致問題を取り上げたことへの批判はなかった」と!】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 26 日 02:56:50)
【北京=五十嵐文、豊浦潤一】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議は25日、北京の釣魚台国賓館で初日の協議を行った。北朝鮮は全体会合で、昨年12月の核開発の条件付き「凍結」提案に言及する一方、ウラン濃縮計画は存在しないとする従来の主張を繰り返した。
日米韓3か国などは、ウラン濃縮型を含むすべての核開発計画の「全面廃棄」を改めて要求したが、議論は平行線に終わった。その後、米朝両国は同日夕、2国間協議を行った。
初日は、午前9時(日本時間午前10時)からの開会式に続き、午前9時25分(日本時間午前10時25分)から約4時間15分、全体会合を開いた。
北朝鮮の金桂寛(キム・ケグァン)外務次官は、最大の焦点となっているウラン濃縮計画について「存在しない」との見解を改めて表明した。北朝鮮は2002年10月の米朝協議でいったん同計画の存在を認めたが、その後は、一貫して否定している。
ただ、金次官は、核計画の「凍結」と引き換えに、重油提供のエネルギー支援など3項目を要求した昨年12月の提案に言及し、少なくともプルトニウム型の核開発計画を凍結する用意がある考えを表明した。
藪中三十二・外務省アジア大洋州局長は、「ウラン濃縮計画を含め、あらゆる核計画・活動を速やかに廃棄する」ことを北朝鮮に要求した。さらに、すべての核計画の完全な情報開示と、廃棄に向けての検証作業が必要だと指摘した。
ケリー米国務次官補と韓国の李秀赫(イ・スヒョク)外交通商次官補も、ウラン濃縮計画の廃棄を重ねて求めた。
李次官補は、北朝鮮が、ウラン濃縮型を含む核計画について、将来の「廃棄」を前提に「凍結」した段階で、「相応の措置」を取ることが可能として、北朝鮮に重油提供などエネルギー支援を行う可能性を示唆した。また、<1>6か国協議の2か月ごとの定期開催<2>今回の協議から2週間以内の作業部会の開催――などを提案した。
藪中氏は、日本人拉致問題と、核、弾道ミサイルなどの問題の「包括的な解決」の結果、日朝国交正常化が実現すれば、「北朝鮮の経済開発に協力する用意がある」と表明した。ケリー次官補も、拉致問題に言及した。
◆協議継続では一致◆
【北京=竹腰雅彦】中国外務省の劉建超・副報道局長は25日、6か国協議について、「各国は核問題の平和解決と、いかなる困難が現れても協議のプロセスを継続するとの認識で一致した」と語り、協議初日の成果を総括した。劉副局長はまた、「各国は核問題とそれぞれの懸念解決のため、一致した歩調を取ることに同意した」と述べた。
協議の会期については、「最終日はまだ決まっていない」と語り、26日の協議開始前、唐家セン国務委員(前外相)が各国代表と会談すると明らかにした。(唐家セン委員のセンは王ヘンに「旋」】
(2004/2/25/23:20 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040225it12.htm