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発生から10時間過ぎても燃え続ける米軍キャンプ・ハンセンの山火事=7日午後11時半ごろ(F5で3秒露光)
更新 2004年2月8日 日 10:34
【金武】那覇防衛施設局から県基地対策室に入った連絡によると、7日午後1時半ごろ、金武町の米軍キャンプ・ハンセンレンジ5付近で、原野火災が発生した。原因は実弾射撃訓練。午後11時半現在延焼中で、広範囲に広がっていると見られる。住民からは不安の声もあり、儀武剛町長は「厳重に抗議したい」としている。
米軍が消防車一台で消火活動し午後3時半ごろいったん火の手はおさまったが、再び燃え始めたという。その後、ヘリコプターで消火活動をした。日没後は消火活動は行っていない。石川署によると、米軍は8日朝から再開するとしている。
◇周辺住民に不安と怒り
【金武】金武町にある米軍キャンプ・ハンセンのレンジ5付近で7日午後発生した原野火災は夜になってもおさまらず、赤々と燃え続けた。付近には煙や灰が広がり、住民からは「近くまで煙が来ている」と不安の声が相次いだ。都市型訓練戦闘施設建設問題が持ち上がっている同町。そのような中での演習による火災に関係者からは「ずさんな演習だ」「強い憤りを感じる」との声が上がった。
火事は伊芸区、屋嘉区の境界付近で、国道329号沿いにある嘉芸小学校からおよそ700メートルの地点。屋嘉岳の頂上付近まで火が広がり、時間がたつにつれ屋嘉側から伊芸側に火の手が移っていった。周辺では灰が飛び、木の燃える音が聞こえた。屋嘉区の女性(62)は「最近火事はなかったが、今回は今までの中でも大きい。家の窓を開けるとよく見える。これは大変なことだ」と不安な様子。琉球新報社には「煙が家の近くにまで来て怖い」という住民からの電話もあった。屋嘉にあるホテルからは火事が見え、同ホテルマネジャーの光永一仁さん(30)は「いつもは音だけだが、今日の演習は火花も見えた。結構激しかったのではないか」と話していた。
海岸近くで火事を見た儀武剛町長は「消防には40件ほど通報があったそうだが、それだけ住民に不安を与えている。町で基地の問題がいろいろある中、またかという感じ。今までの中でも規模は大きいのではないか。厳重に抗議する」と憤りをあらわにした。
伊芸区の池原政文区長は「かなり大きな火事だ。伊芸側に広がってきている」と話した。同区ではレンジ4の都市型戦闘訓練施設建設阻止を訴える区民総決起大会を11日に控えている。そんな中で山火事が起こったことに「いかに無神経でずさんな演習かということだ」とあきれた様子で語った。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040208b.html