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(回答先: 米軍の対応ずさん/金武町議会 山火事で施設局に意見書 [沖縄タイムズ] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 2 月 23 日 22:46:16)
米陸軍が金武町の米海兵隊基地キャンプ・ハンセンに建設を計画している都市型戦闘訓練施設の工事落札が完了し、今月末から4月初めに着工する見通しとなったことを受け、県基地対策室は4日朝、在沖米陸軍に対して照会するなど事実確認を急いでいる。一方、外務省沖縄事務所は「(落札など)個別の作業は聞いていないが、建設計画は安全対策に一定の配慮がなされている」と説明し、建設容認の意向を崩していない。
久場長輝県基地対策室長は「米軍に事実関係を確認している。建設計画は基地負担軽減を求めてきた県の要請や県民の意向に反するものであり、建設自体に反対を示している。小泉純一郎首相や閣僚が出席した全国知事会の場や来県した浜田靖一防衛庁副長官にも反対の立場を表明している」と述べ、建設計画への反対を重ねて強調した。
政府が建設を容認していることについては「建設工事は日本政府の予算ではなく、米軍自身が行うものだが、国には施設を提供している責任がある。基地の運用は地元住民の協力が必要であり、今回の建設に地元が反対している以上、国には米軍に建設撤回を働き掛けるよう強く求めていきたい」と述べ、撤回を求める考えを示した。
外務省沖縄事務所の堤尚広副所長は「昨年11月に米側から建設計画の説明を受け、安全対策に一定の配慮がなされており、全体の計画については尊重している。建設に至る過程の個別作業については、日本側に説明をすることにはなっていないので、落札したことは聞いていない。米軍には公共の安全に配慮して作業を進めていただきたい」と説明している。
◇「住民無視」地元怒り
【金武】米陸軍が金武町の米海兵隊基地キャンプ・ハンセン内レンジ4に建設計画を進めている都市型戦闘訓練施設の落札業者が決まり、月内にも着工の見通しが強まっていることについて、レンジ4に近接する伊芸区や金武町では4日、「住民無視だ」「区民総決起大会を開いて反対したのに」「確かな情報なのか」と怒りと困惑の声が上がった。町民大会を開催する意向を示していた儀武剛町長は、あらためて同大会の必要性に触れ、「議会や地元とも連携して進めたい」と話した。
米軍が入札手続きを進めていたことについて、儀武町長は「全く聞いていない。国に連絡が入っているのかも含め、事実確認したい」と困惑した表情。伊芸区や町、町議会が繰り返し反対姿勢を示しているにもかかわらず、米軍が建設姿勢を変えていない現状を受け、「阻止行動に動かないといけない」と強調。「実行委員会の人員やプログラムはできている」と、町民大会開催の意向をあらためて示した。
伊芸区は2月11日、同施設建設に反対する区民総決起大会を開いた。池原政文区長は「区民総決起大会の開催などで、過去多くの基地被害を受けてきた住民が、切実な思いとして反対の意思を示してきた」と話し、「住民無視の米軍のやり方は、まさに占領意識丸出しだ」と批判した。
町議会米軍基地問題対策調査特別委員会の仲間昌信委員長は、「事実を確認した上で議長が出張から帰任次第、対応を相談したい」と慎重に受け止めながらも、「地元も町も県も反対しているのに、米軍の県民無視の姿勢には憤りを感じる」と強調した。
◇平和団体も「強行許さぬ」
都市型戦闘訓練施設の建設業者が決まり、月末にも着工されることについて、県内の平和団体は「建設強行は許せない」と反発しており、阻止行動を強める構えだ。
沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「地元住民が反対する都市型戦闘訓練施設の建設強行は言語道断だ。反対運動はこれからが正念場。ゲリラ戦争訓練の拠点化に向けた米軍基地の動きも、一層注視していく必要がある」と批判した。
統一連の新垣繁信代表幹事は「都市型訓練施設の工事強行は許されない。危険な基地の建設に反対する地元住民や県民を無視する政府の高飛車な態度に、心の底から怒りを覚える。県民と力を合わせて阻止行動を展開したい」と訴えた。(琉球新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040304-00000020-ryu-oki