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1987年から95年にかけて起きた「謀略事件」と中村被告 − 朝日新聞銃撃事件・国松長官狙撃事件・八王子スーパー強殺事件そして地下鉄毒ガス事件 −
http://www.asyura2.com/0401/nihon11/msg/333.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 05 日 20:26:42:Mo7ApAlflbQ6s
 


『どうして大手マスコミは公判で証言した衝撃的な「民兵組織結成が目的」を記事にしないんだろう』( http://www.asyura2.com/0401/nihon11/msg/319.html )の続きです。


名古屋UFJ銀行現金輸送車襲撃事件の被告になっている中村泰被告のことが頭から離れない(笑)
現金輸送車襲撃事件そのものはたいして気を引くものではないが、中村被告の経歴とこの間に日本で起きた不可解な事件(謀略事件)を考えたとき、彼が只者ではないとんでもない存在に見えてくる。

そう見えるのは、機関銃弾倉を含む銃器を収集・集積している事実が発覚し、八王子スーパー女性3名強殺事件や国松警察庁長官狙撃事件への関与が取り沙汰され、昨日の公判では「民兵組織を結成するために銃器を集めた」という衝撃的な証言があったにも関わらず、中村被告に関する情報が少なすぎるからである。
昨日の公判で出た「民兵組織を結成するために銃器を集めた」という証言も時事通信社以外は記事にしていない。

中村被告は初犯ではなく、共産党員時代の1956年に銀行強盗に失敗し職務質問した警察官を射殺した罪で無期懲役を食らっている。1976年に仮釈放されたが、1986年になってようやく“満期”になっている。
公安当局が、たんなる強盗犯やたんなる殺人犯ではなく、政治的立場に基づく強盗未遂と警察官射殺を犯した男を、刑期を終えたからあとは好きに生きろと放置するとは思えない。
1993年に共謀者が自殺したために民兵組織の結成をあきらめたというから、銃器の収集はそれ以前から行っていたと思われる。1993年は1986年からカウントすればわずか7年しかない。その期間も公安当局から“放置”されていたとはとうてい考えられない。
また、中村被告は1976年の生活ぶりが謎に包まれていると書かれているが、仮釈放から刑期を終える1986年までは国家権力の監視下にあったはずだ。それ以降も、監視対象になっていたと見るのが自然だろう。
これは、公安当局が中村被告の生活ぶりを意識的に秘匿しているかリークを避けていると推測させるものである。
中村被告が銃器を集積していたというリーク記事も、メディアによって大きなタイムラグがある。(添付転載記事参照)

中村被告の関与を妄想している最初の事件は、1987年の1月から9月にかけて起きた今なお未解決の朝日新聞関係施設銃撃事件(警察庁指定116号事件)である。そのなかには、あの阪神支局殺傷事件も含まれている。
(ほんとに関与しているのなら、“満期”明け直後に起こした事件ということになる)

中村被告が1995年に起きた国松警察庁長官狙撃事件と八王子スーパー女性3名強殺事件に関与しているという“噂”が週刊新潮に掲載された。
失礼ながら、取材能力の低さに定評がある週刊新潮が、自分の足と目と頭でそのようなことを見つけ出したり思いついたとは思えない。誰かのリークに基づく記事であるはずだ。
不思議なのは、警察庁長官という警察トップが狙撃された稀にみる衝撃的事件や短時間で有無を言わせず頭をぶち抜くという荒っぽい手口で世を震撼させた八王子スーパー殺人事件という重大事件との関与を疑う記事が出たにも関わらず、その後追いをするメディアが皆無だということである。

中村被告の履歴や銃器集積の事実を重ね合わせれば、週刊新潮の記事があながちデマとは言えないと考えるメディア人が数多く出てきてもおかしくないはずだ。

妄想で終わるかもしれないが、中村被告が、朝日新聞襲撃事件・堤弁護士一家殺害事件・地下鉄毒ガス(サリン)事件・国松長官狙撃事件・八王子スーパー女性3名強殺事件に関わりがあり、中村被告の銃器入手経路を辿れば(彼は米軍筋から入手と説明)背後にいる勢力も見えてくるという仮説でしばらく考えてみたい。

中村被告がこの間の謀略事件の鍵を握っているとしたら....

中村被告に関する情報は極端に少ないが拾ったものを転載する。
お気づきのことや思うところをレスしていただければ幸いである。

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(1)中村被告の実物像


■ 不敵 72歳UFJ銀行強盗被告 「塀の中で余生」…だんまり 「空白の26年間」攻める当局[中部読売新聞]


名古屋UFJ銀行現金輸送車襲撃事件の名古屋地裁初公判の様子と中村被告の生い立ちについて書かれた中部読売新聞の2003年2月11日の記事です。
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 今月六日、名古屋地裁九〇二号法廷。満席の傍聴人が見つめる被告人席に、灰色のジャンパーに薄緑色のズボンをはいた、小柄な老人の姿があった。

 昨年十一月二十二日の白昼、名古屋市西区のUFJ銀行押切支店で現金輸送車を襲い、警備員を銃撃して重傷を負わせた中村泰被告(72)である。

 強盗殺人未遂などの罪に問われた中村被告は、罪状認否で「起訴状は簡潔によく書かれていますが、〈殺害〉は〈威嚇、制圧〉と訂正します」と、落ち着いた声で殺意を否認。現場に携行した拳銃の実弾の数についても「二十三発ではなく二十四発です」と訂正する不敵さを見せた。


□ ■ ■

 中村被告は一九三〇年、東京で生まれた。父親の仕事の関係で、幼少期を中国・大連などで過ごして帰国。四九年、東京大学理科2類に進学した。

 しかし、窃盗事件を起こして中退。五六年十一月、都内で銀行強盗に失敗して車の中で寝ているところを職務質問され、警察官を射殺した。無期懲役の判決を受けて七六年三月に仮出所するまで、刑務所暮らしは二十年近くに及んだ。

 検察側の冒頭陳述によると、出所後は父親の遺産をもとに、商品先物取引などで生計を立てていたが、満七十歳の誕生日を迎えたころから、生活資金が次第に枯渇。老後に不安を覚え、一獲千金を狙って決意したのが今回の犯行だった。

■ □ ■

 だが、土地鑑がないはずの名古屋をなぜ、犯行場所に選んだのか。中村被告は、「老人にやさしい街だと聞いて訪れ、国道沿いの銀行を見て犯行を思い立った」と説明するが、その言葉を信じる捜査員はいない。犯行が、あまりに周到な準備の上に実行されていたからである。

 現場に乗り付けた車は昨年夏ごろ、奈良県内で盗まれていた。ナンバープレートも、名古屋市内で盗まれた別の車のものだった。

 下見を重ね、銀行の駐車場が見渡せる場所には、現金輸送車の動きがわかるようにと小型カメラを取り付けた。犯行当日は、かつらやマスク、背を高く見せかける特殊な靴で変装し、靴底にはボンドを塗って足跡を消す工作までしていた。

 そして、二丁の拳銃と、実弾の入った機関銃の弾倉――。中村被告は逮捕後、「計画は完ぺきだったが、警備員の反撃が予想外だった」と、失敗の原因を淡々と分析したという。

■ ■ □

 調べにはベテラン捜査官があたっているが、出所後の生活については「周りに迷惑をかけたくない」と多くを語らず、犯行に使った銃も「米軍関係者から入手した」と言うだけだ。「自分の年齢と犯した罪を考え、塀の中で人生を終える覚悟をしているようだ。本人は余計なことは話さないつもりでいる」と、弁護士は語る。

 が、捜査幹部は「インテリの仮面をかぶった犯罪者。別の犯罪にかかわっていた可能性は捨て切れない。出所後の二十六年間の空白を、何としても明らかにしたい」と語る。捜査当局と中村被告との攻防は、まだ始まったばかりだ。

(小山内 晃)

現金輸送車銃撃事件 拳銃を持った中村被告が、UFJ銀行押切支店の駐車場で現金積み降ろし作業を警戒中の警備員(55)に発砲。両足に1か月の重傷を負わせ、現金約5000万円が入った袋を奪おうとした。しかし、もう1人の警備員(29)に取り押さえられ、未遂に終わった。


http://chubu.yomiuri.co.jp/syakai2/24_030211.html

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西区の現金車襲撃 逃走車内 機関銃弾倉も 72歳被告 追送検へ 『米軍から買った』
中日新聞社2003.02.04 朝刊 31頁 社会面 (全1407字)   

名古屋市西区のUFJ銀行押切支店で昨年十一月、現金輸送車の警備員を銃撃、重傷を
負わせて現行犯逮捕された住所不定、無職中村泰被告(72)=強盗殺人未遂、銃刀法違反の罪で起訴=が犯行に使った拳銃以外に逃走用の軽自動車内にさらに小型機関銃の弾倉を隠していたことが分かった。銃本体は見つかっていない。西署は近く火薬類取締法違反
(弾丸の不法所持)の疑いで追送検、機関銃について追及する。

調べでは、弾倉は38口径用の実弾二十五発入り。鑑定でイスラエル製の小型機関銃「ウージー」の装てん用と判明した。逃走用に同支店近くの空き地に止めた盗難車の座席の足元にあった。
このほか、拳銃用の実弾約二十発も見つかった。  

中村被告は調べに「十年ほど前に(東京・新宿の)歌舞伎町で米軍関係者から拳銃の購入を持ちかけられ、手付金を払ったら弾倉だけ渡された」などと話し、銃本体の所持は否認している。
犯行で使った自動式と盗難車の中にあった回転式の米国製の拳銃計二丁についても「米軍関係者から買った」と供述している。

また、中村被告は事前に四、五回の下見を重ねた上、当日は犯行前に同支店駐車場へ侵入。
あらかじめ一角に小型ビデオカメラを仕掛け、建物の陰からモニターを見ながら襲撃の機会を狙うなど周到な準備をしていたことも分かった。

中村被告は昨年十一月二十二日午前十時二十五分ごろ、同支店駐車場で輸送車を襲い、
警備員一人に自動式拳銃で二発を発砲。現金入りの袋を奪って逃げようとしたが、もう一人の警備員に取り押さえられた。

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東大中退 並外れた語学力 手慣れた銃の扱い  
26歳で警官射殺 中村被告 謎に包まれたまま  

「ああ、すっきりした」。七十二歳の強盗犯、中村泰被告は通訳ができる署員と英語で話すと、晴れ晴れとした顔になった。スペイン語や中国語もこなすほど語学は得意という。
 現場検証では模造銃を構えたその姿に、捜査関係者が目を見張った。
銃を取り出す滑らかな動作どっしりと腰を落とした姿勢。「さまになってる…」

「並外れた語学力と銃の知識。一体、何者だ」。刑事たちは首をかしげた。
流ちょうな外国語が飛び出す一方、自分の生活には口をつぐむ。
東大教養学部を二年で中退。二十六歳の時、銀行強盗に失敗。
東京都武蔵野市の路肩で車を止めて寝ていたところへ職務質問した警官を、
いきなり射殺した。十八年間の服役。しかし、その後の足跡は語らない。
かつては政治家もいた一族や、大企業の重役も務める兄弟らとの連絡は途絶えたまま。
関東や関西で生活していたとみられるが「ホテルや車に寝泊まりしていた」と語るだけ。
今回の事件までの約三十年間は「空白」だ。犯行時は旅券申請中で、
逃走後に海外逃亡を計画していた可能性もある。

銃の入手先で米軍関係者との関係をほのめかし「スペイン語は(キューバ革命の指導者)チェ・ゲバラに心酔して服役中に身につけた」「通訳もやった」とも。
「しかし、通訳をしていた形跡はない。どこまで真実なのか」。捜査幹部は戸惑いを隠せない。
前回の警官射殺事件の後、奈良県の生駒山に千発以上の実弾を埋めていたのが見つかった。
捜査員は「今回も、どこかに何かあるはず」と追及を続ける。多くの謎を沈黙にしまい込んだまま、中村被告は六日、初公判を迎える。

・・・生涯現役か? ろくでもねー話だが。

http://cgi14.plala.or.jp/ccsakura/garnet/200310.htm

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エディトリアル

Oct23

 週刊新潮に先週と今週二週つづけて、オウムの犯行とされてきた国松孝次元警察庁長官狙撃事件の真犯人は、昨年、名古屋で現金輸送車を襲撃した中村泰被告(73歳!)だったという記事が載っている。中村被告は1995年7月に八王子で起きたスーパーのアルバイト女性三名殺害事件の犯人とも目されている。

 驚くべき内容なので後追い報道を待ったが、この一週間、他にとりあげたメディアはなかったようである。危険なネタは週刊新潮がまずとりあげ、他のメディアが後追いするというパターンが多いが、これだけのニュースなのに、まったく沈黙というのは解せない。

 中村容疑者は資産家の生まれで、1949年に東大に入学するが、日本共産党に入党したのをきっかけに裏街道の人生を歩みはじめ、銃器の研究と射撃訓練に打ちこむ。若い人は共産党と銃というと結びつかないと思うかもしれないが、宮本体制が確立する前の共産党は山奥にアジトを作って軍事訓練をしたり、銀行強盗や資産家誘拐で資金を稼いでいたりしていたのだ(このあたりのことは立花孝の最高傑作『日本共産党の研究』に詳しい。この本はとにかくおもしろい。読むべし)。

 中村被告は村薫の『リヴィエラを撃て』を思わせる禁欲的なテロリストである。こんな人間が本当にいたとはにわかに信じられない。事件の全貌が明らかになったら、どこかのTV局がビートたけし主演でドラマ化するのではないか。

 活動資金を調達するために金庫破りを繰りかえしていたが、1956年に逃走途中に警察官を射殺し、無期懲役で1976年まで服役している。仮釈放後、各地のアジトを転々とし、複数の凶悪事件を起こしたらしい。

 父親から数千万円の遺産を相続したというが、生活はきわめて質素で、金は銃器の購入と複数のアジトの維持に使うだけだったようだ。

 現金輸送車襲撃の手口があまりにもあざやかだったことから、余罪があると見た警察が中村容疑者の周辺を慎重に捜査したところ、八王子の事件に使われたと見られる拳銃(線条痕がほぼ一致)につづいて、国松元長官狙撃に使われたのと同じ特殊な銃弾(ナイロンコートのホローポイント弾)が発見され、さらに犯行をほのめかす日記が出てきた。

 日記はスペイン語と英語で書かれていたそうだが、散文詩風で、自己陶酔の塊のような代物である。週刊新潮から引く。

「95年3月、積年の思いがこもった銃弾が敵の体を貫いた。私は警察の総指揮官を銃撃し仕留めたのだ」

「疲れた体をつり革に任せ、周囲に目をやる。スーツにネクタイを付けた初老の男が、よもや長官を撃った人間とは誰も思うまい」

「なんと警察の情けないことか。公安は狙撃犯をオウムの平田信と思い込んでいる。そう思っているうちは事件の解決はありえない。平田を捕まえても、国松事件について供述しないだろう。なにしろ、撃ったのは俺なのだから」

 中村被告は射撃の腕も大変なもので、これまでの事件では、なんのためらいもなく顔面に撃ちこんでいる。顔に撃ちこむには心理的な壁を乗り越えなければならず、そんなことができる人間は限られるという。

 狙撃事件は3月31日に起きたが、この日を選んだのはかつて反戦フォークとして一世を風靡した新谷のり子の「フランシーヌの場合は」のためだというのだ。中村容疑者とオウムとの接点はないらしい。

 「フランシーヌの場合は」まで出てくるとは、まったく村薫の世界である。もちろん、村薫が小説を書きはじめる前から、中村被告はテロリストを気取っていたわけだが。

 ただ、自己陶酔の中で生きてきた爺さんだけに、国松事件の記述は妄想の産物という疑いがないわけではない。真相はどうなのか、続報が待たれるところ。

http://www.horagai.com/www/salon/edit/ed2003f.htm

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【参考】中村被告と八王子スーパー「ナンペイ」強殺事件の関連が書かれた記事に関する阿修羅投稿分

おもろさうしさん:『拘置の男、再逮捕へ 八王子スーパー強盗3人射殺【産経のスクープ?】 ・ 大阪の銃撃と線条痕酷似 拳銃十数丁押収、6件の強盗関与か』
http://www.asyura2.us/2us0310/nihon9/msg/173.html

111-0031さん:『国松警察庁長官狙撃事件実行犯はスーパーナンペイ強盗殺人事件犯と同一人物?(週刊新潮)』
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/158.html

あっしら:『Re: 国松警察庁長官狙撃事件実行犯はスーパーナンペイ強盗殺人事件犯と同一人物?(週刊新潮)』
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/161.html

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(2)事件報道

現金輸送車襲撃、犯人はカツラ男 警備員との格闘中にポロリ [スポーツニッポン]


◆ 警備員の両足撃ち抜く ◆

 拳銃2丁で武装し、1人で現金輸送車を襲撃、警備員の両足を撃って重傷を負わせ、現金約5000万円を奪った男が22日、愛知県警に強盗殺人未遂の現行犯で逮捕された。男は中村泰容疑者=神戸市兵庫区=で72歳。黒髪のかつらで変装し、名古屋市西区のUFJ銀行押切支店に現金輸送車が到着した直後に発砲。しかし、別の警備員との格闘でかつらは脱げ、あえなく御用となった。


◆ 目撃者は「頭が薄かった」と… ◆

 変装のため付けていた黒髪のショートカットのかつらは、孫ほど年の離れた29歳の男性警備員との格闘で無残に脱げ落ちた。

 銀行近くで喫茶店を経営する女性(65)は、警備員が中村容疑者を取り押さえる様子を目撃。「パーンという大きな音がしたので空き地を見ると、怒鳴りながら格闘していた。かつらがもみ合いで外れた。頭は薄かった」と振り返った。

 同日午前10時半ごろ、同銀行押切支店の裏口から日本通運中部警送支店の現金輸送車が入った直後、中村容疑者は建物の背後から突然、現れた。車の脇で警戒していた日本通運警備員北沢敏さん(55)=名古屋市=が近づくと1発発砲。さらに、逃げようとする北沢さんの背後からもう1発発砲し、両足を撃ち抜く荒っぽい犯行だった。自動式拳銃1丁と回転式拳銃の計2丁を所持しており、自動式拳銃から発砲した2発を命中させていた。

 いったん現金約5000万円入りの袋を奪って逃走したが、輸送車の積み荷を降ろす作業をしていた同社警備員甲谷幸嗣さん(29)=愛知県久手町=が追跡。空き地に止めた軽自動車に乗り込もうとしていた中村容疑者から銃を奪い、格闘の末、取り押さえた。

 「警察に至急連絡を!」とスピーカーの放送がこだます中、甲谷さんが馬乗りになって押さえつけた中村容疑者の周りには、かつらのほかに、サングラス、2枚の白いマスクなどが散乱。駆けつけた愛知県警西署員に現行犯逮捕され「生活費のためにやった」と供述している。

 逃走用の軽自動車は奈良県内で盗まれたもの。西署では拳銃の入手先も追及している。
http://www.sponichi.com/soci/200211/23/soci97371.html

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2004年01月14日

現金輸送車襲撃:中村被告、貸金庫などに拳銃十数丁 [毎日新聞]

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 名古屋市西区の銀行で02年11月、現金輸送車が襲われ警備員が銃撃されて重傷を負った事件で、強盗殺人未遂などの罪に問われ実刑判決を受けた中村泰(ひろし)被告(73)=控訴中=の東京都内などの関係先から、拳銃計十数丁と大量の実弾を警視庁捜査1課などが押収していたことが分かった。同課などは、これらの拳銃が中村被告の所有物だった疑いが強いとみて銃刀法違反容疑で裏付けを進めている。

 調べでは、中村被告が偽名で借りたとみられる東京都新宿区の金融機関の貸金庫から拳銃11丁のほか、大量の実弾が見つかった。さらに、中村被告が事件前に住んでいた三重県名張市の知人(故人)所有の住宅の屋根裏からも拳銃が1丁発見された。このほか、大阪市の金融機関の貸金庫からも数丁見つかった。

 同課などは、押収した銃に使われた形跡がないか調べている。

 中村被告は02年11月22日、名古屋市西区のUFJ銀行押切支店駐車場で現金輸送車を襲撃。警備員2人に拳銃2発を発射し、1人に重傷を負わせたうえ、現金5000万円入りのバッグを奪ったが、その場で取り押さえられた。この際、拳銃2丁を所持していた。名古屋地裁で昨年9月、懲役15年の実刑判決を受けたが「殺意はなかった」などとして名古屋高裁に控訴している。14日に控訴審の初公判が開かれる。

 検察の1審の冒頭陳述などによると、中村被告は56年11月、銀行強盗を計画、東京都武蔵野市で職務質問した警視庁の巡査を射殺して無期懲役刑を受けた。76年に千葉刑務所を仮出所し、しばらく立川市の実家に身を寄せていた。刑は86年に恩赦で免除された。【川辺康広】

[毎日新聞1月14日] ( 2004-01-14-03:00 )

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銀行襲撃男、女子高生射殺事件に関与か [デイリースポーツ]

 名古屋市の銀行で昨年11月、現金輸送車が襲撃され、警備員が拳銃で撃たれ重傷を負った事件に絡み、強盗殺人未遂などの罪に問われ実刑判決を受けた中村泰被告(73)=控訴中=の関係先を、愛知県警などが家宅捜索、東京都内や大阪府内で拳銃十数丁を押収していたことが7日、分かった。

 中村被告をめぐっては、1995年7月に東京都八王子市のスーパーでアルバイトの女子高生ら3人が射殺された強盗殺人事件や、97年から01年にかけ大阪市内の銀行、信金で起きた、いずれも拳銃を使用した4件の強盗、現金輸送車襲撃事件などに関係があるとの情報もある。いずれも犯人は逮捕されていない。

 愛知県警は警視庁や大阪府警と連携して捜査。見つかった拳銃の所有者の特定を急ぐ一方、線条痕の鑑定を進め、別の犯罪に使われた疑いがないかどうか調べている。

 捜索は今年4月ごろから8月ごろにかけて実施。大阪府内の中村被告の知人宅や、同被告が借りていたとみられる東京都内の貸金庫など十数カ所を調べたところ、拳銃十数丁や多数の実弾が見つかった。

 中村被告は昨年11月22日、名古屋市西区のUFJ銀行押切支店で現金輸送車の警備員2人に発砲。1人の足に重傷を負わせ、現金5千万円入りのバッグを奪ったが、間もなく逮捕。今年9月2日、名古屋地裁で懲役15年の判決を受けた。

http://www.daily.co.jp/society/2003/10/08/099686.shtml

-------------------------------------------------------------------------------- 銀行襲撃、2審も殺意否認  警視庁など捜査の中村被告 [京都新聞]

 名古屋市のUFJ銀行支店で現金輸送車を襲撃し、拳銃で警備員に重傷を負わせ現金5000万円を奪ったとして、強盗殺人未遂罪などに問われた無職中村泰被告(73)の控訴審初公判が14日、名古屋高裁(小出☆一裁判長)で開かれ、中村被告はあらためて殺意を否認し、懲役15年を言い渡した1審名古屋地裁判決の量刑不当を主張した。

 中村被告をめぐっては、愛知県警などが東京都内などの関係先の捜索で拳銃10数丁や多数の実弾を発見し押収。警視庁が、別の犯罪に使われていないか捜査している。

 弁護側は「被告の射撃の技量を知る客観的手掛かりになる」として、押収された拳銃の捜査資料を証拠として取り寄せるよう請求したが、小出裁判長は「次回の被告人質問で述べてほしい」とこの日の公判では認めなかった。

 (注)☆は金へんに享

http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004jan/14/CN2004011401001480B2Z10.html


★2003年(平成15年)9月2日、名古屋地裁で昨年11月、名古屋市西区のUFJ銀行支店で現金輸送車を襲撃し、拳銃で警備員に重傷を負わせ現金5000万円を奪ったとして、強盗殺人未遂罪などに問われた住所不定、無職の中村泰(ひろし)被告(73歳)の判決公判が開かれ、片山俊雄裁判長は懲役15年(求刑・懲役20年)を言い渡した。判決によると、中村被告は昨年11月22日、UFJ銀行押切支店駐車場で現金輸送車の警備員2人に発砲。1人の両足に重傷を負わせ、現金5000万円が入ったバッグを奪ったが、間もなく別の警備員らに取り押さえられた。検察側は論告で「警備員に威嚇や警告もせず、約4・4メートルの至近距離から撃っており、殺意は明らか。変装用のカツラや、予備の拳銃を用意するなど用意周到で悪質」と指摘。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/hanketu-sept-2003.htm


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