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(回答先: ヒト胚研究:法規制せず穏やかな国の指針で 総合科技会議(毎日) 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 7 月 13 日 20:51:56)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040709i301.htm
経済産業省は、ヒト胚性(はいせい)幹細胞(ES細胞)を産業に利用する技術の開発を支援することを決めた。ES細胞は、あらゆる臓器や組織の細胞に分化できる能力を持ち、傷んだ臓器などを回復させる再生医療や、創薬に生かす技術などの産業化を目指す。来年度から5年計画で、初年度は10億円を投入する。
経産省は、〈1〉ES細胞を肝細胞や神経細胞に分化させ、新しい薬の効果を試験する〈2〉ES細胞に特定の遺伝子を導入したり欠損させたりして、病気の仕組みを解明する――といった応用技術の確立を検討。大学や製薬企業などを公募して有望な計画をとりまとめ、研究資金を助成する。
ES細胞は無限に増やすことができるため、利用技術を確立できれば産業化しやすいとみられる。
国内では主に海外で作られたヒトES細胞を使って研究が行われてきたが、実用化の際、特許の問題が生じる恐れがある。今回の計画では、昨年、京都大が作製に成功した国産の細胞を用いる。
倫理面で問題がないかを確認するため、研究を実施する際は、一般のヒトES細胞研究と同様、文部科学省の専門委員会で個別審査を受けることになる。
◆ヒトES細胞=細胞分裂が始まって数日後の受精卵の内部から細胞を取り出して作り出す。再生医療への利用が期待される一方、生命の始まりである受精卵を壊すため、倫理面で問題がある。日本では、不妊治療で使われず廃棄される余剰胚から作ることが認められている。
(2004/7/9/03:03 読売新聞 無断転載禁止)