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(回答先: ヒトES細胞の産業化、経産省が支援へ(読売9日) 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 7 月 13 日 20:53:28)
毎日では「ヒトクローン胚の研究を5年間の期間限定で容認」なのに、朝日では「(治療目的での)ヒトクローン胚作りも明確に禁じ」で伝わるニュアンスが変わってきます。
同法は、これまで禁止していたヒトクローン胚研究を期間限定で認めるとともに、人体のあらゆる細胞に成長する能力があるヒトの胚性幹細胞(ES細胞)の研究も容認する。今回の措置は94年に制定された同法を改定する形で行われ、研究者らはアルツハイマー病などの治療法開発に役立つと期待している。
韓国の大学グループがクローン胚からES細胞をつくることに世界で初めて成功したことなどを受け、フランス議会は同法をめぐって審議を続けてきた。同法に反対する野党、社会党は異議申し立てを検討している。
ヒト胚研究は、再生医療への応用が期待される一方、クローン人間づくりにつながる恐れが指摘され、その是非が世界的な議論になっている。(ブリュッセル共同)
毎日新聞 2004年7月11日 0時11分
AFP通信によると、同法はクローン人間作りには禁固30年と罰金750万ユーロ(約10億円)、治療目的でのヒトクローン胚作りには禁固7年と10万ユーロ(1340万円)を科した。
フランスでは既存の法律を援用し、クローン人間作りやヒトクローン胚作りが事実上禁止されていたが、研究の進展を受けて02年から法制度について広範な見直しが続いていた。受精卵を用いた胚性幹細胞(ES細胞)については、5年間禁止措置を凍結し、研究を許可。新設される政府機関が、研究を監督し、倫理的な問題や医学的な有用性を検証する。
また同法は、存命中に臓器提供を拒否する意思を示していなかった人から、死後に臓器を摘出することを認める条項も盛り込んだ。
◇
ES細胞は様々な治療用の細胞を作れる可能性があり、特にクローン胚から作れば拒絶反応の少ない再生医療が可能になると期待されている。日本では受精卵を用いたES細胞研究は認められている。クローン胚はクローン技術規制法に基づく指針で禁止されているが、総合科学技術会議の専門調査会は6月、容認方針を打ち出した。 (07/11 00:04)