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今、日本で一番、重要な問題は何であろうか?
経済問題、イラク問題、BSE、北朝鮮問題、核ミサイル問題、鳥インフルエンザ、遺伝子組み換え食品問題、など色々とあるであろう。
それぞれ重要な問題と言える。
しかし、私たちはさらに重要な問題を忘れていないだろうか?
原発問題である。
最近は、報道管制の為かマスコミでは取り上げられないが、
危険度はこちらが上である。
大事故が起これば、日本中は汚染されチェルノブイリと化す。
チェルノブイリの汚染半径を見積もれば驚くほど広く、日本もほぼ全土を覆い尽くすのである。
白血病、ガン患者は激増し、それは減ることは今後一切なくなるであろう。
遺伝子組み換え食品ではなくとも、食品は全て放射能で汚染されるのだ。
日本の存亡にかかわる問題なのである。
原発は電気を作る核爆弾なのだ。
大事故が起こってからでは遅いのである。
しかし、仮に事故が永遠に起きないと想定してみよう。
すると、事故が起こらずとも安全とコストの面で問題が見えてくる。
原発は、発電中に放射性廃棄物のドラム缶を絶え間なく吐き出している。
低レベル廃棄物 → そばに5時間位いたら致死量の放射線量
高レベル廃棄物 → そばに2分位いたら致死量の放射線量
なにがどう安全なのか?
実際どうなのかは、ドラム缶のそばで測定せねば分からないが、
5時間が20時間、またしては5日間になったところで、それはなんの気休めにもならない。
この危険なドラム缶は貯まるいっぽうである。
貯めてどうするのか?
低レベル廃棄物は、300年間、放射能が減るまで安全に見守ることになっているらしい。
高レベルの廃棄物に至っては、熱い時はいつ爆発するか分からないので、冷ましてから見守ることになっているらしい(笑)
なるほど。
誰が?
どこで?
どうやって?
決まっていないのである。ただ、貯まっている。
誰がこんなものを欲しがるものか。
私がこれを管理してくれと頼まれたら、即、断るだろう。
それだけのリスクはあるドラム缶である。
電力会社はこれのリスクを分かっていて作っているのだろう。
つまり、
管理する気など、さらさらないはずである。
全て適正に処理すると、国家予算の何倍もかかるという試算もあるが、
あながち冗談ともいえない。
そして、ドラム缶は野ざらしとなったり、海や山に不法投棄されたり、
あなたの街にこっそり捨てられるかも知れない訳である。
かくて、水や土壌は放射能汚染と相成るわけだ。
どうだろう。
大事故を起こせば、日本は放射能汚染。
起こさなくとも、5日も隣に並んで座っていれば死んでしまうようなドラム缶を
処理するあてもなく生み出してしまい、ばらまき結局汚染。
こんなものいりますか?
私たちはいい。
子供、孫、ひ孫とツケをまわせばいいのだから。
しかし、子供や孫はどうなるか。
平井さんの文章から一箇所引用させていただく。
↓
中学二年の女の子が泣きながら手を挙げて、こういうことを言いました。
「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちのためにと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二四時間被曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは、本を読んで知っている。私も女の子です。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ども生んでも大丈夫なんですか?」と、泣きながら三百人の大人たちに聞いているのです。でも、誰も答えてあげられない。
日本中の誰もこれに答えてあげることは出来ないのだ。
ええかっこしいのクセに、胸を張って子供たちに渡すものは絶望だけなのだから。
原発など糞食らえである。
今からでも、真実を知り行動を起こすことが必要だと思う。
例えば、隣の人に真実の話をしてあげる。
それでもいいのではないか。
それは、小さいが大きな一歩だと思う。
原発技師のお話 ぜひ、読んで考えていただきたい。
↓
http://genpatsu_shinsai.at.infoseek.co.jp/hirai/pageall.html