現在地 HOME > 掲示板 > 議論16 > 601.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: レスありがとうございます。 投稿者 オニオン 日時 2004 年 3 月 09 日 18:47:42)
オニオンさん、レスありがとうございます。
>(国際金融家は、銀行の国有化には反対しても、産業の国有化に反対するいわれはな
>いどころかかえって利益になると考える存在です。)
>というくだりに対して、まさに共産主義によって銀行の国有化が行われたり彼らの所
>有する莫大であろう富が国家によって奪われる心配などはなかったのでしょうか?
>そのようなことになれば彼らにとって致命的といえると思うのですが、、
共産主義勢力により銀行の国有化が行われれば“致命的”な痛手をこうむることになりますから、国際金融家が腐心しているのは、自分たちが支配している銀行が国有化されないことです。
(長銀などで見られたように、自分たち以外が支配している銀行が国有化されることは儲けのチャンスが拡大することなので歓迎ですが...)
“彼ら”の銀行が国有化されないために、国家支配層と革命勢力を自分たちのエージェントで固め、そうでない勢力が力を持ちそうになったら国内外ともそれを潰しにかかります。
(自覚的なエージェントは少数でよく、ほとんどは“彼ら”が安定的で効率的な支配のために流布する理論や思想に追随するレベルで十分です)
国会支配層と革命勢力の両方が自分たちの息がかかっているのであれば、資本主義であろうが、社会主義であろうがかまわないという話になります。
(米国で言えば、共和党だろうが民主党だろうが実質は同じという政治勢力構造をつくります。日本の自民党と民主党も同じです)
また、自分たちの“悪”が目立たないよう、銀行業務(金融)は国家社会にとって必要不可欠な自然なものであり、別にえぐいことや作為的なことをしているわけではないという考え方を広めています。
人々も、金融家が時代に合わせて利益を貪るために創り出した「社会主義国家」を“平等な社会”だと錯誤する可能性が高いと思っています。
1%にも満たない金融家があまりに目に見えないところで利益を貪っていても見えにくく、99%以上の人がそれほど変わらない所得水準で多くが国営企業で働いている現実を目の当たりにして、これこそ理想の社会が到来したと賛美する愚か者たちも出てくるとも思っています。
現在は、そのような「社会主義国家」連合世界への過渡期にあると思っています。