現在地 HOME > 掲示板 > 議論16 > 604.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 全世界で管理は強まるであろー 投稿者 スパルタコス 日時 2004 年 3 月 09 日 21:58:09)
スパルタコスさん、レスありがとうございます。
>レーニンは金融資本について著書で書いていたのではないでしょうか?金融資本の概
>念はレーニンが帝国主義を分析する重要なキーワードではないのでしょうか?
国際金融家批判であれば、人種(宗教)論という歪んだかたちになったとはいえ、ナチスのほうがレーニンよりも激越でしょう(笑)
レーニンなど第3インターナショナル系理論家が金融資本(家)を非難しなかったわけではありませんが、「帝国主義間戦争は不可避であり、帝国主義戦争を内乱に」という革命戦術が主で、経済分析はヒルファディングの「金融資本論」よりも劣ったものです。
第3インターの流れを汲む共産党やトロツキズム政治勢力が、今なお、独占資本主義論や「帝国主義間戦争は不可避であり、帝国主義戦争を内乱に」的闘争論にほぼ終始していることからも源流の傾向がわかります。
(改良主義や環境保護主義そしてジェンダーフリー論などに流れていったとも言えます)
左翼が、金融所得の不労所得性や銀行の横暴・儲け過ぎを説くことはあっても、近代の経済活動が究極的には国際金融家の利益拡大のために行われているという論を打ち出していないことは確かです。
ヒトラー的に「国際金融家は悪だ」と述べ立てるのではなく、「近代経済システム」の論理を解き明かすなかで近代的利息取得制度の害毒を明確にする必要があります。
それができない左翼は、金融資本家が望む「社会主義国家」の露払いになるかその幻想に取り込まれるかになってしまうはずです。
>監視と管理は当たり前になるのかもね。本当に反テロ国際治安維持法とか、反テロ国
>際総動員法とかができてきてもおかしくない状況になってきた。
より強くなると思っていますが、既に監視と管理は当たり前ですから、この時点で監視され管理されていると自覚していない人たちは、自分や家族が兵士として駆り出されない限り、「反テロ国際治安維持法とか、反テロ国際総動員法」ができても変わらない反応かもしれませんね(笑)
支配層に抵抗しない人は、不安や生活レベルの低下はあるとはいえ、これまでとそれほど変わらずに生きていけるはずです。
国策で不幸に陥っても、自分の責任と考え、自殺したり沈み込んだ生活をひっそりおくる人が多ければ支配層は安泰です。
>「北朝鮮」を非難する人ほど、日本を「北朝鮮」のような社会にしたがっているよう
>に見えるのはナンデダロウ・・
チャーチルなど、ナチスの第三帝国に“統治形態の美”を見出した政治家は少なからずおります。
支配欲だけとは言いませんが、国家に価値を見出している人たちが、「「北朝鮮」を非難する人ほど、日本を「北朝鮮」のような社会にしたがっている」のは理に適っていると思っています。
国民が統治者の意向に従って一丸となって奮闘する状況を望むのが支配層の特性です。