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★阿修羅♪
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ちょっと考えてみた。
資本主義とはなんだろう？
これは、資本主義を持ち込んだ欧米人が良く使うビジネスという言葉に象徴されているのではないかと考えている。
私たちが良く使う 仕事＝ビジネス かと思っていたのだが、そうではないらしい。
仕事＝ワークである。
では、ビジネスとは何だろう？
どうやら、それは金儲けのことらしい。
何か、あまりいい感じはしない言葉だ。
つまり、資本主義とは金儲けが目的の社会である。
子供たちが一番欲しいものが、無意識にでもカネとなるのも裏づけとなるものだ。
資本主義では、まったくその通りであるからだ。
さて、
儲けるにはどうしたらいいのか？
儲けるのが資本主義の目的であるから、これを見る事で資本主義がわかる。
経営者の大半は、’合理化 ’で考えている。
人を減らし、低賃金とし、なおかつ生産性を上げ、たくさん売るのである。
そして、売れるのであれば、安全性、環境性、耐久性、社会に与える影響は問題ではない。
それらを対策するのは、いずれもコストがかかるからである。
要するに、売れるのであれば、分からなければ何でもいいのである。
例えば、日持ちさせるために添加物を大量に突っ込んだ体にいいか分からんハンバーグでも、売れるならいいのである。
最近、添加物を入れないのは、ただ単にそうしないと売れなくなったからだ。
消費者は頭が良くなると、めんどくさいのだがしょうがない。
すべては、儲けるためである。
廃棄物処理業者は、何も考えずゴミを埋め立てる。
水が汚染されるとか、大体土に戻るのか？なんて事は考えない。
役所がこうやって埋めればイイっていったもん。というだけである。
とりあえず、自分が儲かればいいのだ。
資本主義とは儲けることが目的であるから、どんどんモラル（良心）は崩壊する。
売れればいいのだ。
原子力発電などは、モラル崩壊の最たるものである。
ひぃひぃひぃひぃひぃのそのまた孫までいっても放射性廃棄物は消えないのである。
でも、そんなことは関係ないのである。
今、儲かれば。
では、
’合理化 ’が進むとどうなるのだろうか？
今も昔も儲けるにあたっての最大のネックは人件費である。
欧米は、奴隷を使ってこの問題を解消していたのは皆さんご存知のことだろう。
今は奴隷がいないので、社員をリストラ、派遣に置き換え、又は減給等で合理化する。
すると、失業者が増えるのである。
当然のことだ。
さて、
儲かったカネはどうするのか？
’合理化 ’により最大限儲かったとしても、それをまだ増やしたいのが人間の欲である。
直接的であれ、間接的であれ、そのカネを利子を付けて返して貰うように誰かに貸すのである。
そして、カネは見えないところで溢れかえることになる。
決して、私たちには手に届かないのだが（笑）
では、まとめてみよう。
純粋な資本主義とは、
モラルはなく、失業者が増えてカネに困る人が増える一方で、
カネを持っているヤツの懐ではカネは増え続ける。
という、とんでもないことになってしまう不安定な社会であると定義づけられる。
強力な警察組織が無ければ、
搾取されている人達は、いつかぷっつんとキレて暴動に発展し、
強制的に資産の再分配が起こることが想像できる。
そうでなくとも、食えなくなれば犯罪は急増するだろう。
道を１人で歩けないような事にもなりかねない。
日本が妄信的に従うアメリカのスラムでは、すでにそうなっているので十分ありうることだ。
こうやって考えてみると、どうやら資本主義とはあまりいいものではないらしい。
かといって、共産主義が良いわけでもない。
すべての儲けが政府と皆の物では、やる気などでないだろうからだ。
寝ていて食えればこんなに楽なことはない。
ソビエトが崩壊したのがいい例である。
結局、
適当、ほどほどのところがいいのであろう。
日本人の得意とする中庸の精神である。
政府は、儲かっている方から儲からない方へこっそりと資産を再分配しなくてはならない。
そして、環境にいい方が儲かるように調整しなければならない。
それで、ちょうどバランスがいいからだ。
ところが、
現在、竹中、小泉コンビはどうしてもバランスを崩したいらしい。
消費税増税、法人税の減税、福祉サービスの廃止
日本は純粋な資本主義へと変貌しようとしているのである。
そして、それはそのまま日本の没落を意味しているのであることは間違いない。
やらないほうがマシなことをしているのである。
財界は、自分が政治家を使ってパンドラの箱をいじっているのが分かっているのだろうか？
子供たちの為にも、ここで食い止めなくてはならない。
はちゃめちゃになった日本を、子供たちに渡すことは大犯罪とも言える。
大体、日本から逃げることは出来ない。
日本人であるということは、どこに行っても日本人であるというレッテルが貼られるからだ。
日本がとんでもないことをすれば、身の安全の保障はないのである。
とりあえず、共産党に１票入れてみたら日本が変わるかもしれない。
言ってることは一番まともであるからだ。
小泉首相の言っていることは、最近はもう訳が分からない。
自分でも良く分かっていなさそうだが。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。