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(回答先: 資本主義とはなんだろう? 投稿者 いつき 日時 2004 年 2 月 29 日 02:36:47)
ソ連が崩壊したとき、もちろんソ連にも商品生産はあったが、政府統制経済が主だったから、
資本主義化で大変な混乱に陥った。その一例として、火葬場が値段を吊り上げたために、火葬できずに、街に骸骨が転がっている風景を当時のフォーカス誌が報じていたことだ。
一国二制度の中国はどうだったろう。貿易で、中国製品を輸入するとき、船が出るまでみとどけなければ、日本についたときに、商品の変わりに石が入っていたなんて話が結構あったものだ。
はじめは、そんなふうに資本主義を理解する。
ここで、アメリカはどうだったろうか、実話を小説にしたといわれる、大草原の小さな家では、
こんなエピソードがある。確か冷害で、雪の中に町が孤立して食料がなくなったとき、唯一、食料の蓄えのあった、商店が高値で、小麦を売ろうとした。だが、そのとき、ローラインガルスの
父親だったと思うが、もし、そんなことをすれば、この災害が終わっても、誰もお前の店から買わないだろうと。そうして、町は、飢えをしのぐことができた。
そして、日本はどうだったか。阪神大震災のとき、確か、ローソンなどのチェーン店では、食料を安値で放出、被災奢用の食料寄付などを行ったのだ。
もちろん、逆に、近年のグローバル化や時価会計の国際基準など、そうした動きは、各国間で、時刻が有利なようにルールを定めており、まるで柔道着ガ厚くなったり、スキーのジャンプのルールがかわるのと同じ用に、日本は翻弄されているといった面もあるが、
要するに、資本主義と一言にいうが、それは、商慣習であり、コモンセンスであり、相互のルールによって、いろいろな現れ方をするのだ。
そして、諮問主義が何かを語るより、むしろ、それらのルールがどうあるべきかのほうがむしろ大切なことが多いと私は思う。