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(回答先: 大切なのは、主義以前の社会感覚 投稿者 ナディアジャン 日時 2004 年 2 月 29 日 23:37:47)
ナディアジャンさん、こんばんは。
また違った見方からのレスありがとうございます。
おっしゃる通りで、日本の資本主義に関しては欧米と違った形になっています。
欧米が、契約と言葉を重んじるのに対し、
日本は、信用と心を重んじてきている文化があるからで、
日本に合わせた日本的資本主義に変化しました。
なので、例え少し高くとも、昔馴染みの商売先と取引をつづけることが良く見られましたし、社員を首にせず根気よく育てました。
それが今までの常識でありモラルだったからであり、またそれが今の成長を支えたと言えます。
純粋な儲け優先の資本主義とは一線を課すもので、
まさに日本人の愛すべきモラルとルールと言えました。
ですが、お気づきのように、最近はそのモラルとルールが崩れてきています。
企業は、儲かっていようとリストラし、減らした分の雇用もしません。
先頭を切っているのは、
大企業であり、
儲け優先主義であり、
それは経営者のモラルハザードであるといえます。
今の経営者は、資本主義社会に生まれ、資本主義社会で育った純粋な資本主義者です。
日本人であるにもかかわらず、アメリカ人みたいです。
松下幸之助さんが、今の状態を見たら何と嘆くでしょうか。
’経営者が単に自分の会社の利益だけを考える態度は本来的に間違っている。
企業の存在する社会や国家、国際社会との共存共栄を抜きにして企業の繁栄はありえない。
ビジネス活動を通じて社会の平和と幸福を実現しよう。’
幸之助さんの設立した研究所の活動の主旨です。
今の企業は、正反対ですね。
自分の利益優先で、社会がどうなろうとも関係ないようです。
私たちの小さなモラルが、集まって大きな常識となり、
モラルに外れた人を許さずにたしなめる大きな力となるのだと思います。
お互いに、いいことはいい、悪いことは悪い。ということが、まずは大切なのだと考えています。
今は、皆がしょうがないとなんでも諦めかけています。
諦めた先には何もありません。
お互いに声を上げていくことが大事だと思います。
誰も見ていなくても、自分自身は間違ったことはしていないことを見ています。
それが、明日の活力となり希望につながるのだと思っています。