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今こそ、身命を賭して対処しなければ永久に隷従国家に転落しよう
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投稿者 小林佳子 日時 2003 年 12 月 06 日 10:43:13:1hMw2XFsrm2.2

 最近は反米保守派の多くが反戦平和思想を大きく通り越して非軍備思想に到達帰着して、悪しき左翼亡国思想に感染しており、大変困ったものです。軍事力は経済力と合わせて国家の基本であり両輪であります。何も軍備は戦争のためだけにあるものではなく、防衛意志という健全な国民精神の涵養の崇高な目的があります。その上に、軍事力の整備は、単に安全保障のみならず、産業の活性化、牽引化、そして雇用対策、失業対策の面もあります。

 但し、現在の米国のように余りにも軍事力が突出して戦争が公共工事のように慢性恒常化していってはダメなことは当然でしょう。従って、軍事力の整備は当然であり、最初から戦争をすることになるからと決めてかかって、非軍事国家でいくのは防衛意志を欠如した極めてナンセンスな意見でしょう。恰も、個人で言えば、文武両道であります。武道をマスターするのは何も他人を殺傷するためではないでしょうし、そのように最初から決め付けることはナンセンスであることは歴然としていることでしょう。

 ところで、米国は自衛隊を米軍に奉仕協力させる補完部隊として扱い、戦略ミサイル(トマホーク)、空母、偵察衛星の三つの製造・保有を禁じてきたわけであります。最近は偵察衛星の保有には寛大になってきたことは事実でありますが、真の偵察衛星なのか、単なる観測衛星なのか定かではありませんが、今回11月29日打ち上げの衛星は失敗しました。しかし、未だに空母や戦略ミサイルの製造・保有を認めておりません。それはあくまでも、自主防衛の国家的政策方針を廃棄させ、米軍の盾に対して日本の自衛隊は矛の役割分担を強いているためであり、換言すれば攻撃兵器は極力保有させずに、即ち、米軍に対抗させないように巧妙に仕向けているものであります。戦争放棄や攻撃的軍備の放棄、即ち、非攻撃・専守防衛とは、米軍に対するものであり、また米軍の役割や首都近郊の米軍基地の存在も、何も日本防衛と言うよりも、日本の暴走、暴発を防止するための監視であります。

 そんな背景の中で、最近は米国の方から核兵器の保有を煽動したりするのも、極めて危険な挑発でありましょう。一方で大量破壊兵器の保有を許さないと厳命し監視強化を図っていく中で、核兵器を保有せよとは正にダブルスタンダードでしょう。日本を挑発して攻撃し解体する口実を仕掛けていると見た方が良いでしょう。かつて湾岸戦争の際にも、クウェートを教唆してクウェート領土からイラク領土に向けて斜めに石油掘削を行い、イラク原油を盗掘していたものであり、恐らくイラクを怒らせ挑発するための故意に仕組んだものでしょう。

 そして当時の在イラク米国大使に「米国はイラクの国境線を巡る紛争や軍事行動に関心はない」旨の意志を表明示唆し、故意にイラクの軍事暴発を誘導したものでした。その米国の不干渉の意志を見たイラクがクウェート領内に侵入してクウェートを懲罰したところ、米国がイラクの侵略を故実にして湾岸戦争を仕掛けて、一気にイラクを鎮圧して勝手に飛行禁止空域を設定して制空権を確立したものです。今回のイラク攻撃も湾岸戦争からの布石であり、更に大きく駒を進めたものと言えるでしょう。

 このイラク戦争は最早米国ブッシュ政権の敗北撤退は明らかでしょう。当方は既に、イラク攻撃強行は米国崩壊から世界崩壊への導火線となるであろうと警告してきましたし、現在のテロ報復、そして米軍を支援する英国、イタリア、オーストラリア、日本までをもテロ攻撃の対象にするというメッセージが発されました。これに対してテロに怯むな、テロ撲滅と叫ぶのも、イラク攻撃をしイラク派兵を実施するからであり、余りにも本末転倒であります。好戦的な者同士の共倒れが始まろうとしております。

 ところで、現在の自衛隊が米軍の補完でしかないとは言え、恐らく世界大恐慌から米国崩壊に伴って、2006年頃から米軍基地の撤退が現実化していくことでしょう。これは誰も指摘し予想していないことでありますが、その際には防衛の空白を形成し、周辺諸国からの干渉や侵略を招来させないためにも、今から早急に軍事力の一層の整備に努めていくことでしょうし、核兵器の保有も視野に入れて検討し始めることでしょう。但し、現在の米国の核の傘の下にいる限り、挑発に乗って独自に核兵器保有に突進すれば、米国の疑念を買い、反発を喰らっていくことでしょう。米国の戦略はあくまでも日本弱体化であり、米国に反抗しない軍事力であることを忘却しないことでしょう。米国の弱体化、撤退化と併行して実施して行くべきでしょう。

 なお、今回のイラク攻撃でも大方の米軍兵器のハイテク技術は、今回、一般の有識者は誰も指摘しませんが日本製であります。その技術も防衛技術と言うことで日本企業と競合しない範囲でただ同然で利用させられているようです。民生用の技術をまんまと軍事的利用に供出させられているようです。自衛隊が購入する航空機や艦船、多くの武器も通常の価格の2倍です。何故そうなるかと言えば、商標や意匠の無体財産権の使用量の上乗せ分であるようです。

 また日本有事の際には、技術も民間施設も企業も全て米軍に徴収され利用されるものであります。有事立法も裏から見れば、国家非常事態に便乗して、日本国家の総資産を米軍の戦闘行為に供出するというものであります。これを見ても、有事立法も対応を誤ればとんでもない属国化を益々増進するという内容でもあります。全ては諸刃の剣であり、野党の危険性への警鐘や指摘もある意味では正解なのであります。

 今や株価が上昇したと喜んでおりますが、これも日本から米国へのドル国債購入で米国経済を再生活性化させ、その利益で日本企業の株価の購入に向けられている結果であります。既に今年に入ってから16兆円以上も日銀を通して米国に環流させております。全く、米国経済を助けることが、実質的には日本を売却しているという不合理な結果に至っております。今や日本企業の株のうち、外資系が占める割合が40%以上に達している企業が11社もあり、キャノンやソニーなどの有数の企業も3割から4割近くにまで至っております。次第に日本企業が外資系に乗っ取られていくことでしょう。外資系により、日本企業の改革が進展すると言って喜んでいる場合ではありません。

 今こそ、米国の巧妙な恫喝や脅迫により米国経済を支援した結果が、日本自身を根本から衰退させ食い潰すという裏目に出ているという全く逆の結果になっていることに国民全体が目覚めていくことでしょう。政治家や官僚やマスコミ、学者の売国奴連中も意識変革し、真実を語るべき時期に来たということでしょう。最早、日米協力を通り越して、米国の属領でしかありません。

 正に、暴力団やいじめっ子の強請(ゆす)り、集(たか)り、恫喝、脅迫と同じ論法であり、おとなしくすれば、益々つけ上がってくるもので、日本民族の将来を真剣に考えるならば最早忍耐我慢の限界に来たようです。今こそ、身命を賭して対処し立ち上がらなければ、日本は永久に自立できずに、腰抜け・腑抜けの亡国に転落・堕落していくことでしょう。これはODA支援を強要している中国や韓国にも当てはまるものです。それには売国奴、亡国奴の一掃の天下の大掃除が必須・必至でしょう。恫喝・脅迫に腰を抜かしているような売国奴は一掃して、強固な意思を表明できる真の愛国民族者の登場が求められていることでしょう。米国や中国もそうした骨のある政治家や官僚の方を案外、真の友人として尊敬し信頼していくものであります。

 ついでに、米国のイラク占領支配が破綻した原因は幾つかありますが、これに関して少々コメントをしておきましょう。当初から米国現政権は、太平洋戦争時における日本占領のようにするということを頻りに言っておりましたが、現実はそのようなシナリオ通りには実施してはいません。即ち、太平洋戦時には戦争終結後の日本統治を巡る青写真を描いておりました。日本の現状を詳細に分析し検討しておりました。憲法から幾多の法制度の改正を策謀しておりました。

 然るにイラクには戦争前から、戦争終了後に如何なる政権を構築するかの具体的な展望シナリオは全くありませんでした。即ち、部族連合で行くのか、連邦制で行くのか、総選挙を実施するのか、軍隊をどうするのか、諸々の政策は全く決めておりませんでした。兎に角、イラク攻撃、政権転覆あるのみで、今では混乱状態です。漸く、軍関係幹部からは、イラク軍を解体したのは失業対策からも失敗だったという指摘も上がっております。

 政権を解体すれば、解放軍と見られ歓迎されると言うのも大いなる誤算であったということでしょう。今では侵略軍であり、その米軍に加担し協力する者は、如何なる人道支援とか復興支援とかの美辞麗句を並べ立てようと、侵略軍にしか受け入れられないようです。既にボタンの掛け違い、単なる誤解を通り越して、イラク攻撃の真意が暴露されたと言うことでしょう。

 何よりも、日本は国民が天皇を中心として天皇を崇拝し、長い伝統と文化がある国家であり、民主的選挙制度も整備されており、イラクフセイン政権のように独裁国家ではありませんでした。その辺も大きな誤解と偏見であったようです。従って民主国家の樹立という大義名分は当てはまらず、日本占領と同じものでは有り得ません。戦後何故日本が占領軍に対して抵抗し反抗しなかったかが大いなる疑問でありますが、矢張り、天皇陛下の命令で国民が一斉に戦闘中止したと言うことでしょう。

 そしてその天皇陛下をそのように言わしめたものこそ、非戦闘員や住宅密集街と敢えて知りながら投下した原爆による大虐殺であったということでしょう。米国がイラク占領統治を日本のように効率的にするならば、イラク全土を総攻撃し廃墟にし、幾つかの都市には原爆を投下して、国民の反撃を根本的に封印し抹殺することが必須でしょう。果たしてそこまで考えて戦争を始め、日本のように占領支配出きると思ったのでしょうか。もしそうであるならば、今からでもそのように一般国民への総攻撃、大虐殺を実施し、戦意や抵抗、テロ行為の意志を喪失させるべきでしょう。現に忠犬ポチ公の従米保守派は、徹底的に破壊しなかったから、このようなテロ報復を受けるのだと堂々と言っているものです。最早全てが狂気、暴走、盲目、崩壊、全滅に向かって突進し始めたと言うことでしょう。

詳細は某HPを参照下さい。
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98

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