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「憂国の徒」の疑問と質問に対する返答
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1721.html
投稿者 小林佳子 日時 2003 年 12 月 07 日 01:13:33:1hMw2XFsrm2.2

(回答先: Re: 今こそ、身命を賭して対処しなければ永久に隷従国家に転落しよう 投稿者 憂国の徒 日時 2003 年 12 月 06 日 21:01:38)

長文の疑問と質問をいただきまして有り難うございます
 膨大な疑問や質問に対して、全てに的確に解答するのは至難の業でありますが、一通り簡単にコメントいたします。なお、上記の似非小林佳子が書いたものは、投稿者のアドレス(1mObHfmDF04l2)を参照すれば、当方のアドレス(1hMw2XFsrm2.2)と異なり全くの別人の馬鹿・阿呆であるかが分かるでしょう。もっとも、他にそれらしき者がいないために、巧妙に別のIDパスワードを作成してカムフラージュしているものです。
 
 さて、第一のご質問ですが、原則的には戦争には反対ですが、先方から仕掛けられたら、戦うのはやむを得ないことでしょう。所謂、防衛戦争というものでしょう。往々にして、こうした防衛戦争までをも否定していく傾向が強いようですが、これには反対です。なお、戦争とは、あらゆる外交努力を実践した上で、やむなく突入して行くというもので、外交の延長に他なりません。外交とは無縁に戦争があるものではありません。従って、外交を優先させて最後まで戦争を回避するのは当然であります。なお、最近の保守派の分裂を指して、親米派と反米派と分けたものです。反米派とは小林よしのり氏や西部蓋(?)氏を指しております。

 次に戦争に原則的に反対だと言っても、軍備を放棄していくものではありません。左翼の殆ど、また平和主義者の多くが戦争反対から軍事を嫌悪し放棄する方向に突き進む傾向があります。これを指摘したものです。そこで、防衛のための軍備の必要性を説き、この軍事は何も戦争にだけ貢献するのではなく、産業や雇用などにも大きく影響を及ぼし、国家の基本として、他方の経済力と共に両輪として機能していることを指摘したものです。なお、防衛のためにはある程度は攻撃的な兵器も必須です。防衛だからと言って、一切の攻撃を認めないのは、軍事戦略的発想ではありません。机上の空論でしょう。ところで、「米軍の盾に対して日本の自衛隊は矛の役割分担を強いている」は「盾」と「矛」とを逆に間違えました。現在の米軍の攻撃的な盾に対して、日本は防衛の矛に徹しているという状況からも明らかでしょう。

 なお、米国が日本にある種の兵器の保有を許さないことに苦言を呈するのは、日本に攻撃を加える可能性のある国家政府に対して、それと対等の兵器を保有するのは、攻撃を躊躇させ断念させる抑止力としての効果もあり、何も好戦的な苦言をいっていると言うレベルのものではありません。防衛の戦略上において、是非とも必要なものです。これすらも廃棄し否定しては真の防衛力を発揮することは不可能と言えるでしょう。真に効果的な防衛は、相手に攻撃の意志を断念させることでしょう。攻撃する誘惑や間隙を抱かせるように至ってから、防衛しても既に戦略的には遅すぎるというものでしょう。

 なお、米軍が日本の暴走を監視しているために進駐しているのはある面では結構なことでしょう。特に米国に反抗しないために監視しているならば、米国の国益にも合致しているものでしょう。戦後一貫して、そういう効果を期待して、米国に追従してきたし、敢えて日本が暴発しないように、米国に甘えてきたものでしょう。しかし、逆に見れば、日本は自力で防衛する意志を喪失放棄させて来たという面があることを認識することも大切でしょう。今や、日本独自の防衛意志を放棄してきたツケが、軟弱外交、似非平和主義の氾濫、隷従国家への転落、自力防衛意志放棄の精神的堕落に至ったと総括できるでしょう。
なお、過去の日本軍の大陸進出を軍部の暴発と捉えてはいけません。正々堂々と対等に国家の生命線を掛けて戦争し、条約を締結し、世界も承認指摘たものであります。あとで覇権争いで敗退してから、一方的に侵略国家にされて、国民総懺悔に至っているものでしょう。そうしたトラウマも今や大きく改訂していくことでしょう。たった100年足らずの間に、一方的に過去を全て過ちと見て軍事力否定・武力放棄の似非平和主義に走っていくのを警告するものです。

 万一、日本が大陸に侵攻しなかったら、朝鮮半島がロシアに占領支配され、また日本もアヘン戦争並の謀略戦争を仕掛けられて、香港のようになった可能性もあることでしょう。更にもっと歴史を遡れば、元の侵攻もあり、戦国時代にはキリスト教に隠れた西欧の侵略植民地化の危険性もあったことを知るべきでしょう。現にインドやインドネシアは三百数十年も奴隷社会に蹂躙されてきた歴史的経緯があったことを思い出しべきでしょう。何も超古代の遙か彼方の事件ではありません。精々が数百年から百数十年前の事件です。

 なお、核兵器の保有は、日本が真の独立国家ならば絶対に必要ですが、現在のように、米軍の管理支配下にある状況下で、しかも、自衛隊が日本人の生命財産を防衛するために機能していない状況下で、即ち、米軍の防衛、米軍への奉仕協力を巧妙に強制させられている状況下では、敢えて米国の誘惑に便乗して、核兵器保有に走ってはならないと言うことを警告するものです。日米安保条約が廃棄されたり、米軍が撤退して米国による核の傘が期待できなくなったりした場合には、日本も核兵器保有を真剣に考えていくべきでしょう。これは日本周辺の核保有国による日本侵略の冒険意志や誘惑を無力化し廃絶させるためです。核兵器廃絶は当然でありますが、これは世界的枠組みで実践すべきであります。日本が保有しないから世界も全て放棄せよという論理は説得力を持ちません。これは戦後の歴史においても証明済みでしょう。むしろ保有する者同志が対等に交渉して、核兵器廃絶に向かうべきでしょう。即ち、核を使ったら報復するぞと言う戦略であり、これこそ効果的なものであり、今や殆どの似非平和を追求する日本人が、こうした世界の常識から大きく乖離してしまった空想的非現実的意識に埋没しているものでしょう。

 なお、イラクの歴史はメソポタミアのバビロニア時代から栄えたことを強調しておりますが、近代に至ってはオスマントルコの支配下にあり、また英国の占領支配化にあり、日本のような天皇のような権威ある存在は既になく、その意味で、米国が日本占領のようにするとは言っても、天皇陛下を継承してきた歴史と文化は大きく相違することを指摘したまでです。なお、近代明治からの権力者としての天皇制は日本のこれまでの歴史から言っても、即ち、権威として君臨してきた経緯から言っても、極めて異常なものでしょう。天皇が特に軍部の暴走に引きずられ、利用されていった哀しい現実があったことも否定しません。この面からも、当方は天皇に戦争責任は形式的にはどうであれ、実質的には無いという考えです

 また、イラク占領支配を日本統治に例えた米国に対して、その甘い認識や背景を指摘し、本気でイラク占領やるならば、全世界をテロの温床と化していく覚悟があるのかと言うことを警告したまでです。即ち、日本占領の前提となった都市大空襲や原爆投下もない甘い戦争終結でお茶を濁し、目下、大混乱に至っている状況を分析し手いるものです。極めて逆説的且つ皮肉的に言っているもので、イラクの復興支援、テロ防止を本気で言うならば、全面戦争の極意として徹底的な皆殺しをやることだと言っているのです。そのイラク戦争に日本が加担すると言う現実の直視することを真剣に考えるべきだと言うことを警告しているのです。安直にテロ防止だとか復興支援だとか、人道支援だとか言っていないで、米国とイラクとの戦争であるという視点から、日本が日米安保条約の強制的順守により、米国の攻撃戦争の矛に対して、盾になって参加するという役割任務を再認識することでしょう。当方は、親米保守派ではありますが、今回のイラク戦争への自衛隊派遣は国家の命運を大きく誤る極めて危険なものであり、戦闘行為終了まで待つべきであろうと思います。イラク特措法も戦闘終了後を念頭に置いたものでありましょうし、その面からの法律の趣旨を大きく逸脱しているものでしょう。

 最後に、日米関係は最早、ヤクザ暴力団と、肝っ玉を抜かれた腰抜けとの関係であり、これを清算しなければならず、反米も地獄、従米も地獄で、全く袋小路に入ったようです。現実的には、米国の支配占領の状況下では、平和憲法を堅持して米国に利用されないようにし、米国崩壊の暁には、真の独立国家として自主防衛を確立していくことでしょう。こうした綱渡り的外交政治が求められているようですが、これが実践できる政治家は全く皆無でしょうし、国民も両極端同志が反目し合っているのが現実でしょう。最早、成るようにしか成らず、これも邪悪な想念連中を一掃し、国民総懺悔に導くものであるように思います。某HPも全てが崩壊した後を展望して、新しい国家社会の建設を目指しているものです。この歴史的一大改革に際して、その実現を可能ならしめるために不可避・不可欠なもので、正に天下の大掃除に至るものでありましょう。
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98

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