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(回答先: 選挙制度とは誰のモノ? 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 27 日 02:19:49)
エンセンさん、
同じ思いをしております。
どうも議会は支配階級が被支配階級とのあいだの溝を永遠に遠ざけるためのまやかしの存在のようです。この二者は実際には常に対立するものなのに、あたかも議会を通じて両者が対等の立場で法案つくりに参画している場であるかのよう。しかし実際は議会内多数派(支配階級)が政権を担当する、なんて民主主義的だと思わせるんでしょう。たとえ少数派であっても支配階級は反対派が勢力を増す場合には強権を発動します。
支配階級は議会の外で反対派の被支配階級に対しては労働者の解雇、政治家に対しては赤狩り、重要な政治家に対しては暗殺、党派に対しては組織つぶしなど特権をフルに活用して国民を支配し、実質的な議会機能の無力化を図ります。というよりはじめから議会は国民が「国家が何かを聞いてくれるところ」という幻想を持たされておりますから、議会だけに限っては、「国のやることには反対だけどとりあえず民主主義を守るために投票しよう」なんて「なんとかなるどろう」という行動をとる。
反対に被支配階級は、議会の外で散々戦争反対、有事法反対ってやってるのに、そのやってる組織や個人がどんどん破壊されてゆく。実質的に国民はNシステムで監視され、公安に盗聴され、住民基本台帳や盗聴法で(これらはすでに議会で立法までされた)まったく身動きが出来ない。すでに有事法で鉄道などの運輸労働者も医者も有事法で縛られてしまった。
しかしこういう社会的な動きには議会内反対派は無関心である。院外闘争にはむしろ反動的な態度をとる。「騒ぐな、議会で論議する」というわけだ。彼らの関心は「議席の数」だけだ。議会主義だから反対意見を表明するためのデモも集会も行わない。デモだって「民主主義」の大事な表現方法なのに(デモイコール民主主義。原義はこれだ)。
イラク占領のための自衛隊の派遣と占領費用を日本に強制するためにやってきた今度のブッシュ来日でもこないだのブレアー来日でも来日反対を叫んで戦った党派がどこにある?
60年安保では国会突入(木村氏も居たそうです)、ダレス、アイクの来日を実力阻止する戦いが激しく展開された、私はそれを少年時代夕食を食いながら見ていた、それを殴り倒すのが警察、議会で「やつらは暴力学生だ」と叫んでいたのは共産党。たった一握りの議員さんがたはのんびりと国会の中で安保論議をやっている。樺美智子が殴り殺されたのに。
議会の内と外のこの大きな違いはどちらが民主主義なんだ、と問わざるを得ません。
>選挙に参加するということは、政治家が国民から託されてはいないことをして、失敗し
>ても、国民が選んだ政治家なんだからと、責任を国民にも押し付けるための制度になっ
>ているようにも見えないことは無い。
議会は国民を無力化させるための、民主主義を封じるための擬制である、と思います。
エンセンさん、私も勝手なこと書いてますけど、とりあえず今はここまででとどめますが、もうすこし続けたいと思います。
愚民党さんの痛快な意見も聞きたいですね。