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(回答先: Re: 寓話 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 28 日 20:06:19)
エンセンさん、竹中さん、レスありがとうございました。
エンセンさんの本に関する質問のレスは、雑談板に書きますね。
昨日は目が痛くてしぱしぱするので
どうしてもパソコンに向う気力が出ませんでした。
ごめんなさい。
まずは選挙への不信感の表明とそれがなぜ起きているかの説明と
これからこうなるかもなという感覚的なものを書く事にします。
私個人の選挙に対する不信感の理由は、
「多数決で決まったものしか通らない」というのが
なぜか「民主主義」とイコールになっている感覚があるからだと思っています。
経験的に書くと小学校ぐらい、あるいは幼稚園からこれははじまり、自分の属する集団、
とにかく「ムラ」にどうしたら溶けこめるのかという事を主眼においての
行動を身につけざるを得ません。
ここからはずれた時点でまず人扱いされません。
そうやって行動しないと、力関係ができて仲間はずれにされて
(集団の理屈で他の子どもを味方につけてしまい、
こういうところだけ大人そっくりに行動できる、
他の子どもをいじめるアホが子どもでもいます)
下手をすると陰湿ないじめにあうわけです。
陰でいろいろ言われたりね。
またはその逆で目立つ人間を逆に祭り上げて自分たちの奴隷として使う
という「学級代表」みたいなやり口もありますね。
あとは進んでドロップアウトしてしまう人の中に「不良」がいます。
最近は「登校拒否」や「ひきこもり」もいるでしょう。
本当に大方の人達は、大多数の人が思う「良いもの」としている
漠然とした「それ」にくるまっている事すら気がついておられないのでしょうか。
「それ」にくるまっている限り、選挙制度というもののメリットデメリットは
わかりにくいですね。
指摘の通り、選んだ覚えのないものまで「君たちが選んだから私たちに責任はない」
と言い出しかねない状況が現に存在していると思います。
選ばれた人間が義務を果たしていないのを責める手段が選挙しかなく、
さらに選んだ人間だけにその非が求められる状況というのは、変ですが、
一方で「揺るぎ無い地盤」であるところにはかなりの利権が絡んでいると思うので
その当たりが明らかになり掃除されていかないと、だめなのかなという感じはします。
その点では私もエンセンさんや竹中さんと問題をある程度共有しているつもりです。
ですので、あえて今の状況を逆手にとって隙間を埋める意見を持って選挙に出れば、
たちまち票を集める事もやろうとすれば可能です。
しかし、その動きは今は「ない」ように見えます。
今回の「2大政党まつりキャンペーン」の後に、
それに前もって気がついていた人が今度はそれをやり始めるでしょう。
欧米の「緑の党」のコンセプトなどはこれに近いので、
また欧米価値観輸入御用学者や精神世界系で欧米にカブれた人達がやっていますけれど
これらを褒め称えてそのうちプロパガンダすると思っています。
で、また「本当に選挙が共同体の意思決定の形として適切な形かどうか」という
議論は、置き去りにされ、便利な電子投票を導入する動きも加速するかもしれません。
話題がそれますが、岐阜県の可児市で行われた選挙に、電子投票が使われましたが
CPUの動作とセキュリティが勿論問題になっていました。
また、この「国家」という共同体らしきものがそのまま存続するのかも
この先何年後かを考えた時にどうなっているか、わかりません。
もう動きを読んでいる人間はいるはずです。
その人達が「選挙」に出てきているのかは未知数ですが、
別の動きは水面下で始動していると思っています。
今回の盛り上がりは「2大政党」になる事で
自分たちの既得権を守る事ができると考えている人間が煽っていると仮定すれば、
「寄生者」が誰かのあぶり出しには使えるはずです。
自己保身しか考えていない場合はその尻尾をいずれ出すと思うので
そろそろ寄生するのは無理になってくると思います。
そろそろヤバイ、と思い始めているはずです。
ですので、このまま自民に巻きこまれたのではヤバイと考えている人たちが
「自民党を切り捨ててはじめている」のがひとつ、
(今ここで方向転換しておかないと、これから生き残れない)、
もう一つは本気でこの状態がおかしいと考えている、勢力があると考えています。
大量の無党派層の中にはこれになんとなく気がついているので
わかっていて「サイレント マジョリティ」を決めこんでいる
人もいるとは思います。
ちなみに思っているほど「小泉改革」宣伝がうまくいっているとは単純に思いません。
というのは、ある世代から下の年齢層は、
メディアがどんな風に発信者側にとって「都合よく」使われて
いるのかというのを生まれてからこのかた肌で感じているからです。
もちろん、操作の仕方も知っていますから、穴もわかっているはずです。
私はそこまでみなさん馬鹿じゃないでしょう、と思いたいですが
まあ、もし今回の二者択一を迫るマスコミのプロパガンダがうまく行ってしまったら、
その時はそのショックで本気で動く事を考える人間も増えるでしょうから、
結果は見た目に悪くとも何らか動き始めるでしょう。
問題はこれらの情報の渦になれていない、選挙権のある年上の世代かなとも思いますが
でも「痛みに耐えてもらいたい」と言われ続けてきて、
痛みだけしか残らなかったら、これって何だと感じ始めている人もいると思うのですが。
レジームチェンジも格好だけになるかもしれません、
本当の鍵を握っているのは公明党勢力だとも言われています。カメレオンです。
また、共産党や社民党は、いっている事だけは限りなく正論に近いですが、
実体は他の政党の票をばらして自民党を別の形で援護射撃してしまっています。
そうした意味では今回は色んな意味で「整理」ができると思います。
これらの政党が解体するなり形骸化して既得権を離れてもう一度動乱でも
起きない限りは選挙で何かが変わると考えるのは少し無理があるかもしれませんが
それならそれなりに、私は自分が投じるもので揺さぶりの一部に貢献したいと思ってはいます。
少数で「異論」のように感じられる意見であってもそれを包含していくだけの
足腰がついていかない限りは、この「多数決民主主義」の勘違いは永遠に終わりません。
そして、理不尽な立場に追い込まれている人が立法をして権利を得る機会もありません。
普通の人があたり前に享受するさえも得られない状態の人は結構たくさんいますから、
今回の選挙が終わってからそうした受け皿のなかったものたちが動き始めると思います。
あ、今ツリーを見ましたが、書きこみが増えていました。
まーかつて「ヒッピー」をしていた人で後にいろんな業界で
立派にやっている欧米人もいる事でしょうから(サル山のサルになったヒッピーもいる)
一概に「ヒッピー」を一括りにわけに行きませんね〜。
「ひっぴーくずれ」じゃなくって、
本当に自分を突き詰めていって生きざまがそうなっている人の中には、
知らず知らず世に影響を与えておられる方もいると思いますよ。
*さん、頑張って啓蒙してください。